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尖閣諸島中国漁船衝突事件の教訓

こんにちは、いつも回答するばかりなのですが、本件に関しては
いろいろと思うところありましたので、久しぶりに質問をして
みようと思いました。

9月7日に発生した「尖閣諸島中国漁船衝突事件」は、皆様もご存じ
のとおり、公務執行妨害罪の疑いで逮捕されていた中国人被疑者に
対し、本日24日那覇地検が「処分保留」という(微妙な (^^ゞ)
決定を下し、終息の方向に向かいつつあります。

今回我が国(海上保安庁等の法執行機関)がとった一連の対応は、
あくまでも国内における刑事事件への対処、とのスタンスで概ね
進められていたとは思うものの、一方では様々な教訓を残してくれ
た、とも思っております。

まず前回(2004年)の不法上陸事件の際にとった、逮捕→入管へ
身柄移送→強制退去、という"ろくすっぽ取り調べしないうちに無罪
放免"してしまったのに比べ、今回はある程度じっくりと(拘留期間
を延長までして)取り調べを行った事は、"尖閣諸島は我が国の統治
下にある紛れもない領土だ"という事を、あらためて示せたのでは
ないか? と思いました。

また同島の安全保障、防衛に関して、クリントン国務長官、ゲーツ
国防長官、マレン統合参謀本部議長、等々 米国の錚々たる人々から
の支援の言質がタイムリーに出てきたことも、良かったと思います。
(もちろん 裏には米国自身の思惑も充分ありましょうが・・・)

それと、口では威勢のいいことばかり言っていた中国ですが、海軍
はおろか海警、海巡、ですら目立った動きを見せなかったことは、
直接的な対峙は控えようとする、自制心(^^ゞ が多少はあったのか
なぁ? とも感じました
(もちろん、それ以外では まるで駄駄っ子のような対応でしたが)


ただ、残念なのは那覇地検の処分決定のコメント中の「我が国の国民
への影響や今後の日中関係を考慮した」という一節で、今回の処分
理由には"法理"以外のもの(例えば なんらかの政治的な圧力の存在
等)も含まれているかのような言葉は、あきらかに余計なものだった
と思います。

それとこのOKWaveでの本事件に関する、質問、回答を通じて
我が国は法治国家であるのにもかかわらず、その司法制度、刑事訴訟
の手続き等々に関しての知識(意識?)が満足ではない人が多いなぁ
ともあらためて感じました。
質問や回答の雰囲気から察するに、その多くが中国人の方ではないか
な?とも思いましたので、そういう人々(もちろん日本人でも知らな
い人もいますが)に対して、きちんと、解りやすく説明する、ことも
重要ではないか、とも思いました。

以上が私の思う教訓(一部は感想? (^^ゞ)です。

まだ総括、評価、は早いかもしれませんが、皆様が考える本事件の
教訓(良いもの、悪いもの 両方)を教えていただければ幸いです。

A 回答 (2件)

今回はいろんな意味で面白い事件でした。


中国のとった態度は、まず文化交流の中止、次に人的(観光&高官)レベルの交流の中止、そして稀少資源の輸出中止・・こう見ると少しずつ日本の首を絞めていっているのが分かります。
最近の中国人観光によって日本が潤っていることを止める、ハイブリッドなどのバッテリー技術で先駆的な部分を停滞させる・・・
日本を困らせるには軍事力は要らない、ちょっと人的物的な栓を締めればたちまち干上がるということが露呈しました。

不思議なのは、尖閣諸島での中国漁船が衝突した時のビデオがあると言われながら、それが公開されないままに船長が釈放されてしまったということです。
船長に非があるような雰囲気を残したまま釈放してしまったということは、日本が誤っていたということを内外に示すものです。
行く行く釈放するにしても、もう少し吟味したステップを踏んでもよかったような気がします。

訴訟に耐えられないと判断したのか・・・
そのあたりが分からないままに終わったら、結局は「弱腰外交」ということになって、益々中国が伸すスキを与えることになります。
これによって、中国はもっと強引な国家的強権外交をしてくるでしょうね。
東シナ海のガス田「白樺」の掘削を始めるでしょうし、レアアースの規制はどんどん強くなっていくでしょう。
“日本は負けた”ということです。
無条件で船長を返すということは、尖閣諸島が中国の領土と改めて確認できたと中国が思うことですね。

結局中国は、ますます大国主義的傲慢になり、対して日本のプレゼンスはますます弱る・・・
これが教訓でしょうね。

この回答への補足

回答ありがとうございました。


> 日本を困らせるには軍事力は要らない、ちょっと人的物的な栓を
> 締めればたちまち干上がるということが露呈しました。

そうですねぇ、一部の識者は除き、政府や官僚の側では、中国が次々
と出してくるあの手この手に対して、実際にどういう影響がどれくらい
現れるのか? すらも検証、評価せぬままに、ただ"ボーッと突っ立て
いた"としか見えなかったですね。
そんなんじゃ、対応はおろか反論すら出来ないでしょうね。

で、そのうちに"いつものごとく"メディアが騒ぎ出す、と・・・。


> 船長に非があるような雰囲気を残したまま釈放してしまったという
> ことは、日本が誤っていたということを内外に示すものです。
>
> 無条件で船長を返すということは、尖閣諸島が中国の領土と改めて
> 確認できたと中国が思うことですね。

はい、とりわけ"釈放"(という言葉ばかり)が前面に出てしまい、肝心
の"処分保留"っていったいどういう事? ということがほとんど説明が
なされず、そのうえ「中国との関係を考慮し」などと言い出したもんだ
から、余計に誤解を与えてしまったように思います。


> 結局中国は、ますます大国主義的傲慢になり、対して日本のプレゼ
> ンスはますます弱る・・・これが教訓でしょうね。

なるほど、ありがとうございました。


※ 内容的には「お礼」ですが、とりあえずは「補足」でご返事させて
いただきます、頃合いを見てベストアンサー決定時に、あらためて
「お礼」させて頂くかもしれません。

補足日時:2010/09/25 00:42
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして、たいへん申し訳ございません。

回答していただいた全員にベストアンサーを差し上げ
たいのですが、規則上 不可能ですので、僭越ながら
お一人のかたを選ばせていただきました。

今後とも宜しくお願いいたします。

お礼日時:2010/09/29 13:45

中国の強大さを再認識しましたね。



日本は、アメリカだけでなく中国の機嫌も伺いながら行動しなくてはならなくなってしまったようですね。

日本は、尖閣諸島領有権主張当初に早々に人を住まわせておくべきだったのかもしれません。
無人島だからこそ、奪い合いが生じるのだと考えます。
人が住んでしるということだけでも手は出しにくくなったはずです。

稀に、尖閣を向こうに渡せば次は沖縄だぞ!という方が違いますが、あれだけの人数が暮らしていて世界各国にアピールしていて観光地としても有名な沖縄について争おうと思うほど、中国も馬鹿ではないでしょう。

仮にそういったところで、世界の人々は既に沖縄=日本という認識がありますので相手にされないでしょう。

結論を申し上げますと、日本は全ての国有の島々を有人にすべきであると考えます。
小さすぎて住めないというのなら、韓国が竹島でやったようにコンクリでコック作っちゃって「ここは日本国だ!」って堂々主張するといいと思います。

なんにせよ、軍事衝突やアメリカの介入なしで平和解決できたことを喜ぶべきです。
中国は、「我が国の外交勝利だ!」というのは目に見えています。ですが、それにももう慣れました。日本は大人な国ですから「ハイハイ、よかったですねぇ。」って感じでいいでしょう。また、いつものパターンということですね。

とりあえず、パソコン製品の値上がりはなくなりそうですね。この分野では、レアアースは命ですからね!

この回答への補足

おぉ、さっそくの回答ありがとうございました。

> 中国の強大さを再認識しましたね。
> 日本は、アメリカだけでなく中国の機嫌も伺いながら行動しなく
> てはならなくなってしまったようですね。

ふーむなるほど。

私は どちらかと言えば"強大さ"よりも"焦り"みたいなものを感じ
ました。
ただ 今後とも小うるさいこと言ってくるだろうから、注意しない
といけないな、とは思います。


> 日本は、尖閣諸島領有権主張当初に早々に人を住まわせておく
> べきだったのかもしれません。
> 無人島だからこそ、奪い合いが生じるのだと考えます。
> 人が住んでしるということだけでも手は出しにくくなったはずです。

人を住ませるべきかどうか、は さておき"実効支配"という観点
から見ると、確かにその意思(アピール?)は弱かった面があるで
しょうねぇ、それも教訓ですね。

ありがとうございました。

※ 内容的には「お礼」ですが、とりあえずは「補足」でご返事させて
いただきます、頃合いを見てベストアンサー決定時に、あらためて
「お礼」させて頂くかもしれません。

補足日時:2010/09/24 19:18
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして、たいへん申し訳ございません。

回答していただいた全員にベストアンサーを差し上げ
たいのですが、規則上 不可能ですので、僭越ながら
お一人のかたを選ばせていただきました。

今後とも宜しくお願いいたします。

お礼日時:2010/09/29 13:44

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