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X線CTにおけるコリメータの役割について
コリメータは平行光をつくる装置と思っていましたが、「X線ビームの太さを調整する装置である」との説明を講義で受けました。どちらの機能もあると考えてよいのでしょうか?それともCT特有の「コリメータ」という装置があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

平行光とか平行X線を作るのには限らず、ビームの進路を制限する目的のものはたいていコリメータと呼びます。


さらに、X線CTにもコリメータは2,3種あります。なお、通常のX線CTでは平行ビームは使いません。というか、X線源(焦点)が近いのでコリメータを工夫しても平行ビームは作れず、ファンビームかコーンビームしか作れません。
X線CTでは次の二つのコリメータは必須です。
第一に照射X線ビームの範囲制御用のコリメータ。「X線ビームの太さを調整する装置である」というのがこれですね。正確に言えば、照射するX線ビーム(ファンビーム、コーンビーム)の「厚さ」を調整するためのコリメータです。上部コリメータとかpre-patient collimatorとか云います。要するにスリット構造です。初期のCTではペンシルビームを使いましたが、この場合は「太さ」を調整する装置と云えますが。
第2に、散乱線カットのコリメータ。散乱線をカットするためのコリメータがX線検出器前面に配置されます。これは多数のほぼ平行な平板の稠密配置で構成されます。人によってはこれをグリッドと云います。
第3の特殊なコリメータを持つCTもありますが、これは例外。説明省略です。
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この回答へのお礼

大変ご丁寧な回答を頂きありがとうございました。とてもよく理解できました。とくに「二つのコリメータが必須」という整理は大変気がきいていて、とても印象に残ります。ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/18 19:11

どちらの機能もあり、両方の機能がないと使い物にならない。

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