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質問の背景:
先日通りがかりの稲荷神社でなんとなく周囲を回ってみました。
村で祀る小規模な神社ですがそれなりに古色を帯びて立派な造りです。
・神社の“拝殿”(社の正面、向拝の庇の下に鈴と賽銭箱)がある。
・その建物真裏の直近1間程度に、“小さくて同様の造りの建物”(高さ2m程度ミニ神社風?)があります。
その後小さな神社がある都度、周囲を見て回ると、これら二つの建造物の配置は、町や村の小規模な郷村社によく見られる様式のようです。

質問です:
“拝殿”の真裏にある“小さくて同様の造りの建物”の役割と正しい名称は?
*これは“本殿”なのでしょうか?他のものなのでしょうか?
「神社の一般的な構造から推測するに、拝殿の後方は本来“本殿”の位置。“拝殿”から“本殿”の間にあるべき“幣殿”が省略されている?」のかとも考えますが、的外れなのかも知れません。大きさや、位置と近接度合などから、分社・別社・末社ではなさそう(と思います)。

Webで調べてはみたものの検索語が不適切なせいか、答えが得られませんでした。回答を寄せていただけると有りがたく存じます。

A 回答 (4件)

 それぞれの建物の「様式」がヒントになるかもしれません。



 もし「拝殿」かも、と思っていらっしゃる建物が「流造」もしくは「春日造」であるなら(すみません、それぞれの様式の特徴は検索して調べて下さい)、間違いなくそれは「本殿」です。
 これまで千単位の神社にお参りしてきていますけれど、未だ拝殿にこれを使っているところには出会ったことがありません。
 これは神社本殿のための建築なので当然なのですけれど。

 そして、その建物後方も同様の様式だ、ということでしたら、こちらは摂社もしくは末社ということになります。

 前方の建物がもっと通常の建築様式であって、後ろだけ流造etc.の場合にはそれが「拝殿」「本殿」にあたると思われます。
 余程大きな神社以外では幣殿を作ることはありません。

 また、本殿周囲には大抵の場合「瑞垣」を巡らしているものですから、それがどうなっているか見てみればどちらのケースなのか判るかもしれません。
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をありがとうございました。
一応の事前知識は当たった上での質問でした。
“郷村神社ではこの点を確認すれば本殿に違いない”、“郷村神社の実情を踏まえて(例えば)80%は本殿である”などの裏付けを期待しました。
この点で質問文にやや不備があり皆さんにお手数をかけたかとも反省いたし居ります。
直接的回答が無理でも文献・書籍のご紹介が頂けるかなどとも思っておりましたが、やはり難しいようでした。そもそも裏付けを探したり、文献のめどをつけることが困難な課題なのかもしれません。
ご多用の中お時間を割いていただきありがとうございました。
〆るに当たり、具体的な示唆を頂いたNo4.氏をベストアンサーとさせていただきますので、ご理解賜りますよう。皆様から頂いた材料を参考に早速確認いたしたく思います。

お礼日時:2011/02/20 23:28

神社が全て、様式に従って建っているとは限りません。

だから確かめなければ判りません。
基本的に前後に並んで建物がある場合は、後ろが神殿、手前が拝殿となります。
神社の成り立ちについては長くなるので専門書などを見て下さい。概要だけ書きます

依代を置いた神社では、最初依代を納める場所を作り、それが神殿となりました。そしてその手前に儀礼を行なう拝殿が出来ました。
やがて儀礼の効率を上げる為に神殿を拝殿が廊下で結ばれ、次第に廊下が短くなって、神殿が拝殿の中に取り込まれていきます。

山を御神体とする場合。本来山の上に本宮があります。そして麓に拝所があり、ここにも依代を立てる場合は麓の宮にも神殿が造られます。もちろん拝殿だけの場合も多いです。
此れに倣い、拝殿の後ろに神殿を作り、その後ろに山を築いて、そこに本宮を祀る所もあります。
つまり拝殿内、或いは拝殿の後ろに神殿があって、更にその後ろにあるものは本宮、或いは奥宮と言います。

祀り方の中には複数の神様を併祀している場合があります。
この時神様の格によって、神殿を別棟で複数にしている事があります。
つまり、家庭の神棚のご神札と同じような状態。この時は全て神殿となります。
中央が主祭神で、合祀の神様や関係する方々を周囲に祀るのが一般的といえるでしょう。
もちろん一列に並ぶ場合もあります。

で、中には本当に場所がなくって、摂社や末社を本殿の後ろに置いただけという場合もあります。

あとは神様が親子・夫婦の場合。その宮の主祭神を拝殿近く(或いは拝殿の中)に祀り、親神や夫神、或いは妻神を神殿の後ろに祀る場合もあります。この場合は神殿でいいと思います。


祀り方は本来キマリなどなく、実行者の気分なのでなんとも言えませんね。
何度も通っていると、誰かわかる事もありますので、本当に知りたければ通うしかないです。
私もそういった経験は何度もあります。

東京の新橋近くのお稲荷さんには、社の後ろに大国様と戎さんが座っているものまであります。
お参りするとお稲荷さんの屋根の向こうから覗いている様で不思議ですよ。
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をありがとうございました。
一応の事前知識は当たった上での質問でした。
“郷村神社ではこの点を確認すれば本殿に違いない”、“郷村神社の実情を踏まえて(例えば)80%は本殿である”などの裏付けを期待しました。
この点で質問文にやや不備があり皆さんにお手数をかけたかとも反省いたし居ります。
直接的回答が無理でも文献・書籍のご紹介が頂けるかなどとも思っておりましたが、やはり難しいようでした。そもそも裏付けを探したり、文献のめどをつけることが困難な課題なのかもしれません。
ご多用の中お時間を割いていただきありがとうございました。
〆るに当たり、具体的な示唆を頂いたNo4.氏をベストアンサーとさせていただきますので、ご理解賜りますよう。皆様から頂いた材料を参考に早速確認いたしたく思います。

お礼日時:2011/02/20 23:28

境内摂社(けいだいせっしゃ)といいます。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%91%82%E6%9C%AB% …

100年以上前のことですが。明治政府の方針で全国規模の神社の統廃合がおこなわれなした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%A4%BE% …

おそらくミニ神社は、廃止された近隣の神社から神様にお移りいただくために建てたのではないでしょうか。

あるいは、かつてその土地でお祀りされていた古い神様(地主神)であったりとか、神社によっていろいろ事情があると思います。宮司さんにお尋ねになってみてはどうでしょうか。

この回答への補足

回答をありがとうございます、No1.氏への補足と入れ違いになったようです。その補足に述べましたように、神主不在で訊けません。論拠あるご説明か明示的に記述したものを確認いたしたく期待しております。勝手を申しますが、追加情報がありましたらよろしくお願いいたします。

補足日時:2011/02/18 13:48
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をありがとうございました。
一応の事前知識は当たった上での質問でした。
“郷村神社ではこの点を確認すれば本殿に違いない”、“郷村神社の実情を踏まえて(例えば)80%は本殿である”などの裏付けを期待しました。
この点で質問文にやや不備があり皆さんにお手数をかけたかとも反省いたし居ります。
直接的回答が無理でも文献・書籍のご紹介が頂けるかなどとも思っておりましたが、やはり難しいようでした。そもそも裏付けを探したり、文献のめどをつけることが困難な課題なのかもしれません。
ご多用の中お時間を割いていただきありがとうございました。
〆るに当たり、具体的な示唆を頂いたNo4.氏をベストアンサーとさせていただきますので、ご理解賜りますよう。皆様から頂いた材料を参考に早速確認いたしたく思います。

お礼日時:2011/02/20 23:27

二棟ある場合、手前(鳥居からみて)にあるのが拝殿、奥にあるのが本殿(=神殿とも言う)で間違いないです。



大きな神社で三棟あるばあい、手前から拝殿、弊殿、神殿の順です。特に大きくない場合、拝殿と弊殿が一棟ですね。

拝殿を正面にみて、右手(たまに左手)にあるのが神楽殿です。

ウィキにも解説がありますよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%A4%BE% …

この回答への補足

早速ありがとうございます。
Wikiによれば、
--以下抜粋--
・本殿(ほんでん) - 神霊を宿した神体を安置する社殿のことで、神殿(しんでん)ともいう。本殿は人が内部に入ることを前提としていないため、拝殿より小さいことが多い。 ~略~ 内陣と外陣に分かれている場合は内陣に神体が納められ、外陣は献饌・奉幣の場として使われる。
・祭祀の形態にあわせて、楼門と回廊と幣殿が建てられたが、これらを持つに至らない小規模な神社は、やがてその機能を圧縮して、ひとつの社殿にその機能を備えさせることにした。これが拝殿である。楼門・回廊・幣殿の機能を圧縮する形で拝殿が成立したのである。
--以上抜粋--
とあり、
併せてみても、本殿が独立するよりもむしろ拝殿と統合される流れを示しています。なお、Wikiに内陣、外陣の項は神社についての内容がありません。
他の参考サイト
http://www.mitene.or.jp/~hayamine/file/jinjakent …
http://www.ne.jp/asahi/davinci/code/history/kuri …

ご指摘の通り、恐らく“本殿”だと思うのですが、見つかる記事は解説も建物の配置例も、それなりの規模の神社を踏まえていること、郷村社規模の事例で明示的に説明した例が見つからないことなどから今回の質問となりました。路傍の神社では神職も不在で聞くこともできません。近々小文で触れざるを得ない事情があって、裏付け有る呼称を確認いたしたく思っております。書籍でもご紹介いただければ幸いです。

補足日時:2011/02/18 11:22
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をありがとうございました。
一応の事前知識は当たった上での質問でした。
“郷村神社ではこの点を確認すれば本殿に違いない”、“郷村神社の実情を踏まえて(例えば)80%は本殿である”などの裏付けを期待しました。
この点で質問文にやや不備があり皆さんにお手数をかけたかとも反省いたし居ります。
直接的回答が無理でも文献・書籍のご紹介が頂けるかなどとも思っておりましたが、やはり難しいようでした。そもそも裏付けを探したり、文献のめどをつけることが困難な課題なのかもしれません。
ご多用の中お時間を割いていただきありがとうございました。
〆るに当たり、具体的な示唆を頂いたNo4.氏をベストアンサーとさせていただきますので、ご理解賜りますよう。皆様から頂いた材料を参考に早速確認いたしたく思います。

お礼日時:2011/02/20 23:27

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