WAIS-IIIの結果を今後に活かしたいです

私は４５歳の専業主婦で明らかな原因でうつ状態，パニック発作を発症、信頼できる主治医の下、適切な診察と投薬を続けているものの一向に回復しないこと，自閉圏の子どもがいること，話にまとまりがなくどこまでも広がって行くなどの要因から発達障害の２次障害の疑いありということでWAIS-III，AQ（自閉スペクトラム指数）１０点，社会常識テストを受検した結果、既に非自閉圏診断が下りています。

WAISは３時間弱かかり、８年以上の引きこもり＋安定剤で緩みきった脳を酷使した為、非常に大変でしたので、この結果を是非活かしたいと思っています。
また、客観的事実などもお詳しい方に是非お教えいただきたく質問させていただきました。

誠に恐縮ですが、「詳しくは主治医に…」というご回答はご勘弁下さい。検査官が主治医だった為、書面はWAISの結果のコピーのみです。
診察は次々と新たな問題が起きる環境の為、常に持ち時間ギリギリで検査の振り返りをお願いする余裕がありませんので、ご理解いただきたく思います。

言語性 117 動作性 109 全検査 115

言語理解 114 知覚統合 110 作動記憶 115 処理速度 118

単語 14 類似 14 知識 10 理解 13 算数 13 数唱 12 語音整列 13

絵画配列 10 絵画完成 9 積木模様 11行列推理 15 符号 12 記号探し 15 組合せ11

補足ですが、知識の落ち込みは学生時代暗記物（社会・特に歴史）が嫌でことごとく避けて来た結果です。
絵画完成はまだ緊張感いっぱいだったこともあるのか？誤答すらできず危機感から笑いがこみあげるほどわかりませんでした。
符号は早く書くことより、何故かきれいに書くことを意識してしまった為、スピードを意識した記号と比べて差が生じたかと思います。

どうか宜しくお願い致します。

No.2 ベストアンサー 回答者： vzb04330 回答日時： 2011/03/07 08:57

No.1です。

ご丁寧に御礼をいただき、恐縮しています。

さて、
>ただ、お手上げだった絵画完成の低さと絵画配列では投げ出したく
なるほど悩ませられたことに若干ひっかかりがあります。
>特に気にする必要はなく、留意点もないか？をお教えいただけると
非常に助かります。
ということですが、人間誰でも、多少の得意・不得意はあります。
知能検査の結果にも、それは現れてきます。

つまり、検査結果を見たときに、まったくアンバランスのない人は、いらっしゃいません。
そこは、逆から見れば、その方の個性が表れているのです。

普段の生活の仲では、苦手なことを意識されることが多いかも知れませんが、むしろ、ご自分の得意な部分を活かしてやっていくということを重視していただきたいと、私を考えています。
「長所の活用」ということで、新しいことを知ったり、いろいろなスキルを身につけたり、ものごとに対処した方が、気持ちも楽に、楽しくやれると思いますし、その方がスムーズに覚えられると思いますよ。

お子様にも、同じように、お子様のよいところ、得意なところがおありでしょうから、是非、「長所活用」という考え方で育てて行かれるとよいのではないでしょうか。

以上、補足申し上げます。

この回答へのお礼

早速のお返事をどうもありがとうございます。
検査結果は自分の個性。何も問題はないと自信を持とうと思います。

長所に目を向けることは今までなかった発想でした(我が子はそのように育てていますが)。
これからは「長所の活用」という新たな意識を持って自分も大事にしようと思います。

客観的見解だけでなく、今後の活用法を知ることができて、本当に良かったです。
ご親切にどうもありがとうございました。

お礼日時：2011/03/07 09:49

No.1 回答者： vzb04330 回答日時： 2011/03/06 07:38

心理士です。

ご自身のうつ病やパニック障害、お子様の障害をお持ちで、大変なご苦労をなさっていると拝察いたします。

さて、WAISの結果に絞ってご説明させていただきます。
検査の際に説明を受けられたかとは思いますが、WAIS-IIIは、日本でもっとも一般的に用いられている、大人用の知能検査です。
検査を作るにあたっては、事前にたくさんの方々の結果に基づいて、「標準化」という統計的な方法を適用して、信頼性や妥当性を確認されています。

言語性、動作性、全検査の結果は、知能指数（IQ）で示されています。
また、言語理解～処理速度の4つの結果は、標準得点で示されています。
実際には、IQ、標準得点とも、意味するものは同じで、ある年齢の集団の中で、平均的な成績を得た場合に、100となるようにつくられた指標です（統計学でいえば、偏差値になります）。
平均レベルは、90～109とされ、この範囲に検査を受けた人の50％が含まれるようにつくられています。

単語以下の検査は、下位検査と呼ばれるもので、こちらは、知能指数などと同じく、平均的な成績を得た場合に、10となるようにつくられた「評価点」という指標です。

質問者様の結果を拝見しますと、ほぼ全体にわたって、バランスが取れ、また、平均の範囲を超える結果と言えます。
すなわち、平均より高くて、しかもバランスの取れた知的能力をお持ちであるといえます。
ですから、知的な面では、理解力や、思考力、課題解決能力、記憶力など、どれをとっても問題はありません。

ただ、うつ状態がひどいときですと、どうしても注意力や、集中力が鈍り、また、思考力もそのために影響を受けますので、もともとお持ちの能力がうまく発揮できないということになってしまいます。
しかし、これはうつ状態の改善にともなって、消失していきますので、ご心配は、いりません。

以上、とりあえずご質問にそって、WAISの結果について解説させていただきました。

この回答へのお礼

非常にご丁寧なご解説をありがとうございます。
「知的な面ではどれを取っても問題はない」と伺って安心しました。

ただ、お手上げだった絵画完成の低さと絵画配列では投げ出したく
なるほど悩ませられたことに若干ひっかかりがあります。

特に気にする必要はなく、留意点もないか？をお教えいただけると
非常に助かります。

お礼のはずが再質問になって申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

お礼日時：2011/03/06 22:16