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imation社の誇る低エラーレートフタロシアニン色素CDRメディアを買いました。

これで焼き込んだデータは、比較的新しいCDドライブならきちんと読めるのですが、3~4年以上前のパソコンに装着すると、データCDなのに音楽CDになったり(Windowsの場合)、フォーマットされていないハードディスクとして認識されたり(Macの場合)します。

これってどういうことなのか、困惑してしまいました。

フタロシアニンって、低エラーの高級品のはずですが、どうして古いハードウエアでは読めないのでしょうか?

正体不明の安物バルクメディアでも、こんな事態になったことはないのですが・・・

A 回答 (1件)

こんにちは。


元専門家の一般人です。

フタロシアニン類の顔料・染料は、耐光性・耐熱性が強く、新幹線の青や緑色のラインは同じフタロシアニン類の顔料で有名です。

従来のCD-ROMはより安価な赤色レーザーが多く使われていました。そしてCDドライブ自体の回転速度も低速でした。

近年のCD-Rのブームから、CD-Rドライブが多く生産されるようになり、CD-Rドライブに使用されるブルーレーザーは価格も安くなってきました。
よって近年では、CD-ROMにもブルーレーザーが多く使われています。
これは高速で回転するCDメディアに適しています。

初期のCD-Rには、シアニンが多く使われていました。低速~高速の全帯域で安定しているとされますが、8倍速以上では不安定です。
フタロシアニン自体は、高速での書込みに適していて、低速下での読み書きには不向きです。
アゾ系(三菱化学など)は、耐熱・対光性ともに優れていて長期保存に向いているといわれています。

つまり、

 赤色レーザー→波長が長い→低速向き
 ブルーレーザー→波長が短い→高速向き

 フタロシアニン→高速向きの染料
 シアニン→低速~中速向きの染料

という因果関係があります。
因みに、CD-RやDVD-Rに使われるフタロシアニンは金色の染料で、青色の染料を混ぜると銀色に見えます。

IMATIONがフタロシアニンを使用し始めたのは最近ですが、より古くからフタロシアニンを使用している国内メーカーには、三井化学(OEM先に帝人)、リコー(OEM先に花王)、オンキョーなどが知られています。

三井化学製CD-Rメディアは、かなり昔(15年ぐらい前)から各CD-Rドライブメーカーの信頼が厚く推奨メディアとして評価されています。
昔の2倍速程度のCD-ROMドライブでもちゃんと読めます。
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この回答へのお礼

詳しくかつ素人にもよくわかりやすいご解説を、どうもありがとうございました!

試しに超低速で焼き込んでみた所、ダメだった古いマックとwindowsでも誤認識をしないで済むようになりました。

古いドライブで読む前提がある場合には、フタロシアニンだとゆっくり焼いてあげないといけないんですね*

これで解決できました!

高速用だといううたい文句なので、つい高速で焼いてしまいますが、再生するドライブが赤レーザーの可能性があるならば、赤レーザー用にゆっくり焼く、というのが基本な訳ですね!

どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/09/19 00:58

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