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によれば
関東大震災は900ガル、兵庫県南部沖地震は820ガルだった。
静岡浜岡原発は600ガルの耐震性だが、他の原発は400ガル程度の耐震性である。
(つまり地震がきても大丈夫はうそ)

というようなことを言っています。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/dent-05. …
上記によれば

発電所の設備量で見ると、原子力は全体の18%しかありません。
その原子力が発電量では3割を超えているのは、原子力発電所の稼働率だけを上げ、火力発電所のほとんどを停止させているためです。
原子力発電が生み出したという電力をすべて火力発電でまかなったとしても、なお火力発電所の設備利用率は7割にも達しません。
それほど日本では発電所は余ってしまっていて、年間の平均設備利用率は5割にもなりません。
つまり、発電所の半分以上を停止させねばならないほど余っているのです。
(上記より引用)

とあります。

質問
(1)上記、ふたつのサイトの内容は正しいのでしょうか。
もし間違いがあれば教えて下さい。

(2)地熱発電が有効であるというカキコミを読んだのですが、地熱発電は原子力発電のかわりになりますか。

A 回答 (11件中1~10件)

地熱発電は有望な技術ではありますが、現状では原子力に代わるほどの容量は期待できません。



地熱発電というのは、温泉の熱で発電するというイメージが強いようですが、そのまま人が入れる程度の温泉(40~50℃)では、くみ上げに要する電力の方が発電できる電力を上回ることになりかねません。せめて80℃、ぎりぎり最低でも60℃以上ほしいところで、できればもっと高い方がありがたいのです。ですが、水は100℃で沸騰しますから、それ以上の温度では温泉になりません。つまり、「温泉」は、条件に恵まれていないとなかなか発電には使えません。(条件に恵まれていても難しいことは、他の回答者様のおっしゃるとおりです。)

と、いうわけで、地熱発電にはむしろ蒸気を吹き上げる「蒸気井」というものを探したり、掘り当てたりして、そこから吹き上げる高温高圧の蒸気を利用するのが一般的ですが、これも、そうおいそれと見つかるものでもありません。と、いうのは、高温の蒸気が噴き出すということは、高温の地熱(マグマ)があり、かつ、高圧の水脈があるという条件が重ならないとできないのです。

で、これらの条件がそろったところでは多くのところですでに地熱発電が行われています。それで、電力の0.2%というのが現実です。力を入れればそれなりに増えるでしょうが、10倍ぐらいになれば御の字で、数%が関の山です。それでも、省エネルギーの方法としては非常に魅力的ではありますが、原子力発電の代わりになるほどではありません。

で、最近開発されているのは、高温岩帯発電などとよばれるもので、高温の地熱のあるところに、こちらから水を入れてやることで、高温高圧の水蒸気を作って発電する、というものです。これが実用化されれば、地熱発電の発電可能量が飛躍的に増加します。どの程度かは未知数ですが、これなら原子力発電に匹敵す可能性もないわけではありません。
...が、今のところ開発中で、まだ実用化には至っていません。(やってみると、口で言うほど簡単じゃないんですよ...)

と、いうわけで、今後の技術開発次第では可能性がない訳じゃありませんが、今のところ、めどがついているわけではなく、現状の延長では正直なところ微々たるものです。

以上、ご参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
丁寧な説明をいただきましたので、地熱発電がどういうものなのか
大雑把にではありますが、理解できたとおもいます。

感謝いたします。

お礼日時:2011/03/28 17:57

地熱発電は確かにまったく進んでません。

温泉の権利に関する法律が未整備ってのもありますが、既存の温泉をからす可能性があるんで地元が許しません。

あと場合によっては地震の原因になったりするらしいです。そりゃ加熱してる岩盤に水突っ込んだら岩盤がずれて地震が起こるのもlわからんでもない。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
温泉をからす。地震の原因になるというのは、やっかいですね。
たいへん勉強になりました。

お礼日時:2011/03/27 17:38

#8です。



補足します。

先ほどの話は喩え話です。

ガス風呂=初期費用が安いが燃料代が高い、二酸化炭素が出る=火力発電所
太陽熱温水器=初期費用は高いが燃料代が不要(安い)、二酸化炭素が出ない=原子力発電所
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。
喩えの話でしたか。

つまり太陽光発電は初期費用は高いが燃料代が不要(安い)なので、太陽光発電がいいんでないかと。
さらにガスの分も太陽光発電で補えば二酸化炭素も削減できると。

失礼しました。

お礼日時:2011/03/27 17:35

ある農家には10万円のガス風呂がありましたが、30万円かけて太陽熱温水器を付けました。


条件が良ければ、太陽熱温水器だけで風呂が沸きますので、その場合はガス代がゼロです。
太陽熱温水器でお湯が得られない日にはガスで湯を沸かします。

ガス風呂があるのに30万円も出して太陽熱温水器を買った農家はアホだと思いますか?

ガス代がかからない太陽熱温水器を最大限稼働させて、ガスは極力使わないようにすれば、家計も助かるし、二酸化炭素も削減できるので賢いと思いますけどね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>ガス風呂があるのに30万円も出して太陽熱温水器を買った農家はアホだと思いますか?

いいえ、思いません。

太陽熱温水器を家庭に設置することで、原発がなくても電力はまかなえるということですね。
そうかもしれませんね。

お礼日時:2011/03/25 18:09

(1)


おおざっぱにいえば本当。
まあ,細かいことを言えば,色々とある。
そこに書いてある地震のガル数は最大のものだけど,原発のあるところでそんなガル数になるのか?もっと大きいという説もある。
耐震性は,設計時よりも強化してあるところもあるが,そのままのところもある。
発電所の平均設備利用率は絶対に点検が必要だから100%にはもともとできない。

(2)
日本の原子力発電所全体では
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90% …
によれば4958万kWだそうだが,地熱発電所を(国立公園とかも含めて)日本に目いっぱい作っても2347kWと見積もられている。
つまり地熱発電だけでは代わりになりません。その他での発電が必要です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
原発があるところではもっと大きなガル数になるという説もあるんですか。
また発電所の平均設備利用率は点検が必要だから100%にはもともとできないんですね。
よくわかりました。

地熱発電では2347kWが限界なのですね。
具体的な数字を挙げてくださったのでわかりやすかったです。

お礼日時:2011/03/25 18:04

(1)


日本全体で見た場合は嘘は言っていないように思えます.(少しデータが古いような気もしますが.)
西日本の電力会社,つまり関西電力・四国電力・中国電力・九州電力では中国電力を除いて発電の半分以上を原子力に頼っています.なので,部分部分で見た場合は嘘を言っていることになります.
>原子力発電が生み出したという電力をすべて火力発電でまかなったとしても・・・
まかなえます.ただし,電気代の値上がりはさけられないでしょう.原発の最大のメリットは発電時するときの経済性なので.たしか,数倍か10倍程違ったような気がします.電気代の値上がりは,家で使う電気代の上昇だけでなく,物価の値上がりや移動時のコストの上昇するので生きて行くことができないでしょうね.(^_^;)

(2)
替りにするには小さすぎますね.
地熱発電もなかなか魅力的なのですが(我々が生きている間に温度が下がることはないでしょうしね),エネルギー密度が低いこと・作れる場所が限られることのデメリットによってあまり普及できません.


>関東大震災は900ガル、兵庫県南部沖地震は820ガルだった。
静岡浜岡原発は600ガルの耐震性だが、他の原発は400ガル程度の耐震性である。
(つまり地震がきても大丈夫はうそ)

この説明は正しくありません.建造物を免震構造にすることや岩盤に直接建てることによってによってガルを小さく抑えることができます.この説明では原発の免震構造等について言及していないので正しくありません.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど、原子力発電が生み出す電力は火力発電でまかなえるのですね。
ただし、コストがかかると。

今回の事故の保障をコストに入れるとどうなりますか?
今回の事故による被害額や、補償額がどのくらいになるのかしりたいですね。
保険でまかなえるんでしょうか。
なんかちょっと無理のような気がします。


なるほど地熱発電は実用的ではないですか。

>建造物を免震構造にすることや岩盤に直接建てることによってによってガルを小さく抑えることができます。

そうなんですか。
そういうことを計算にいれた場合、どの程度の地震に耐えうるのか知りたいですね。

http://takedanet.com/2011/03/post_b3c2.html
上記サイトには次のように記されています。

わたくしは4年程前、「日本の原子力発電所は地震によって倒れるようにて設計されている」と発言しましたが、ほとんど相手にされませんでした。
でも、私は現実に原子力安全委員会で基準を確認し、それに対して発言を繰り返してきたのです。

でも、自主公開の原則を持つ原子力なのに、そんな議論はまったく伝わらず、まさか日本の原子力発電所が地震によって損害を受けることはあり得ないと、日本人は素直に信じていたのです。

さらに、原子力発電所を抱えている自治体の首長や知事も「原子力発電所は大丈夫だ」といい、通産省の保安院も絶対に大丈夫だと繰り返してきました。

しかし、原子力発電所の地震基準を見ればわかるように地震が起きた時には「残余のリスク」という表現でもともと原子力発電所が壊れる可能性を強く意識しているのです。(上記サイトより引用)

お礼日時:2011/03/25 17:57

Q1の二つのサイトは正しいかについて。



確かに「600ガルで設計しているところに800ガルが
来たら壊れる」って可能性はあります。
ただし「来たら」ってことですね。

ちなみに、同種の主張をしている某先生の大学も実験用
原子炉を持っていましたので以前(悪意は抱かず)質問し
たことがあります。

私 :先生の所の原子炉は自身にも大丈夫なんですか?
先生:うちの原子炉は、近くの活断層を調査して国の
    基準に従って計算した安全度を持っているから
    大丈夫。
私 :予想される以上の地震が来たら?
先生:うちの原子炉は商用原子炉と違って温度も100度
    未満なので大丈夫
私 :でも倒壊したら放射性物質が漏れだすことがあるの
   では?
先生:いや○×△□.....(以下省略)

結局、想定以上が「来たら」壊れる事には違いないです。
これをどう解釈するか?ですね。


次に18%云々。
原子力って、基本的に出力を変化させることが「国や地元から」
許されていないんです。
つまり、起動したら停止するまでず~~っと最大出力で走り続け
るってことになります。
出力変化(これはフランス等ではやっていますが)をさせると何が
起きるかわからないから!って理由なんですが、そうなると夜と
朝の需要差を埋めるのは火力発電所になります。

半日動かして半日止める、これだけで稼働率は50%。
さらに起動中の出力が徐々に上げている状態、停止時の出力を
徐々に下げている状態を勘案して「年間可能出力に対する実績
出力」で稼働率を計算すると、当然ながら出力全開で走り続けて
いる原子力より稼働率は落ちます。


地熱は結構有力かも知れませんが、これまた反対が根強いです。
可能出力的には、全火力の大体が可能なレベルで、しかも日本で
は大正時代(大正14年だったと記憶しています)から実用化されて
いる発電方式ですから原子力のかなりのレベルまで代替できます。

従って、地熱が最大限利用できれば、あとは太陽光等自然エネ
ルギーを利用すること(加えて少しの節電・省エネ)で脱原発が
可能かもしれません。

ただNo1さんも触れられているように反対が多い。
地熱適地の多くは国立公園か温泉地の直近ですから、原子力と
同等かそれ以上の反対が起きます。

  ・国立公園は自然保護単体が反対する。
   しかも日本だけでなく、世界的な環境団体まで巻き
   込んで反対運動を展開する。
  ・温泉直近は景観を損なう、泉源を損なう等の理由で
   地元や温泉愛好家が反対する。

実際、以前草津温泉で作ろうとした時は、温泉関係者の大反対で
計画がとん挫しましたし。


今回の事が良い方に転んで、地熱第一に転換出来たら良いんです
けどね。(個人的にはその方向を望んでいます。)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
地熱発電の歴史は古いんですね。
しかし反対が多いと。
地熱発電反対の理由もよくわかりました。

お礼日時:2011/03/25 17:40

まず、日本の発電電力量構成比


(2008年、電気事業連合会から)
石炭⇒26.8%
石油⇒13.0%
LPG⇒26.3%
原発⇒24.0%
水力⇒7.1%
その他⇒2.8%

日本の原子炉数54基(建設中3基)は、米国104基(建設中1基)、フランス59基(建設中1基)に次いで世界3位の原子炉保有数ですが、フランスの原発構成比77.1%に比べると日本の24.0%は構成比として低いほうです。

1、電力量構成比から日本は2/3の電力を火力発電所に依存してるので、そのサイトの内容は正しくないと思います。
但し、この度の原発事故による東電管内の電力不足を補うため、休止中や整備中の鹿島火力発電所など数箇所の火力発電所を稼働準備中だそうですが、福島第一原発の発電量には遠く及ばないそうです。

2、その他の電力量構成比2.8%に地熱発電が、どの程度含まれてるか不明ですが、主力発電には程遠い印象です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど、サイトのデータがまちがっていますか。
データが正しいかどうかから検証しないといけませんね。
たいへん参考になりました。


>数箇所の火力発電所を稼働準備中だそうですが、福島第一原発の発電量には遠く及ばないそうです。

数値的にはどの程度足りませんでしょうか?

お礼日時:2011/03/25 17:34

火力って、化石燃料ですよね。


日本にはその資源はほとんどありませんし、地球温暖化の問題だって有るでしょう。
石油を止められれば、日本はどうなるのだろう。

もちろん、原子力の為のエネルギー元も国外依存ですが、使用済み燃料の再利用する方法も考えられています。
現在は色々な問題で実用に至って居らず、今回の事故でさらに遅れるでしょうが、エネルギー確保の面から避けて通れない問題かも。

当然、地熱発電や太陽光又は風力などの自然利用も進められていますが、いかんせん電力使用量が多い上に、日本の国土も広くありません。
日本国中、どこに行っても誰かの利権が絡んでおり、簡単にその設置を拡大できないのも事実です。
太陽光に至っては、各家庭でその発電でまかなう事ができる様なものが出来れば良いのですが。
家庭用より、より強力な発電を必要とする工業用を、どこで発電するかの問題もありそう。

いつの時代もどのような問題も、新たな物には必ず反対する人が居ますが、進化させるにはそれなりの間違いや失敗はつきもの。
それが取り返し付かない物で有ってはいけませんが、いたずらに反対や非難だけでは文化は後退してしまいます。
失敗を糧に、より安全で確実な方法を探すことができる様に国民は協力する事はもちろん、自分勝手な都合だけで足を引っ張る事だけはしないでほしい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに日本には資源がありません。
地球温暖化の問題もありますが、福島の悲劇は現在進行中で、これも避けてはとおれないですね。

>使用済み燃料の再利用する方法も考えられています。
質問にあげた動画の説明では
●プルサーマル(核燃料サイクル事業)とはウラン用に作られた現在の原子炉でプルトニウムを核分裂させて発電する計画のこと。
ウラン発電にくらべて危険性が高く、コストがかかる。
使用後にもプルトニウムが発生し、絶対量は減らない。
といっていますね。
具体的にどのくらいの危険性があり、どのくらいのコストがかかるのかが知りたいですね。

>日本国中、どこに行っても誰かの利権が絡んでおり、
これがやっかいなんでしょうね。

>太陽光に至っては、各家庭でその発電でまかなう事ができる様なものが出来れば良いのですが。
なるほど、それはいい考えですね。

>いつの時代もどのような問題も、新たな物には必ず反対する人が居ますが、進化させるにはそれなりの間違いや失敗はつきもの。

こういいきってしまうには、今回の福島の悲劇はあまりにひどい。

>それが取り返し付かない物で有ってはいけませんが、いたずらに反対や非難だけでは文化は後退してしまいます。

反対や非難がなければ進歩しないという側面もありますね。

お礼日時:2011/03/25 17:28

ウソをウソと見抜く力が必要です。


今回もデマが出回ってます。

そのサイトが本当かウソか、私にはわかりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>そのサイトが本当かウソか、私にはわかりません。

それではいっしょに他の方の回答を読んで勉強いたしましょう。

お礼日時:2011/03/25 17:15

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