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いつもお世話になります。

今回はグリースについて質問させてください。

自転車いじりが趣味で、BBやヘッドの分解なども良くしますが、グリースには特に気にしておらず
ホームセンターで蛇腹のチューブ入の黄色のリチウムグリースを使用していました。

一般にはDURA ACEグリースを使用するようですが、何が違うのでしょうか?
また違うにしても、レースでなくツーリング主体での使用で体感できるようなものなのでしょうか?
(「平均時速で1km/h程度は差が出る」などわかり易い表現だと助かります。)

また今度、ハブのOHにも挑戦するつもりですが、ハブはDURA ACEグリースを使用した方がいいでしょうか?その他おすすめのグリースはありますか?
(ホイールはフルクラムのRACING3です)

それではどうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (7件)

DURAグリスというのは、自転車用マルチグリースで


意外に思われるのですがカルシウム基です。

=リチウムでもありません。
汎用として売られている物では「シャシグリス」が最も近いです。


なぜ自転車用には、とりあえず「DURAグリス」と言われるのかと言えば
水分との関係から始まります。

シマノがメインで採用するカップアンドコーンのベアリングの防水システムと言うのは
「入る物拒まず、ドンドンでていって貰う」そういうシステムです。
=完全密閉せず、玉当たり部分に水分が入ってくる前提で
それに対して油膜切れを起こさないグリス。

カルシウムグリスは、その特性からもともと微量の水分を含んだグリスです。
水分との親和性が高い、防水性に優れたグリスです。
カルシウムグリスに一時的に水が入っても、内部のグリスの表面のちょう度が落ちるだけで
総体的とくに玉当たり部には変質が及びません。

これがリチウム基などだと、
グリス部に水が来た場合、油膜が切られて
徐々に油の下に水だけ入り込む格好になります。
=金属面とグリス面の間に入り込んでしまう。
こうなるとたくさんのグリスが入っていても、
肝心の金属接触部に水が入ることも考えられる。
ということが言えます。

ですので、水分が入る・発生する箇所では
とりあえずDURAグリスがいい!といえます。
=水が入って粘度が多少落ちても大丈夫に調整されています。
一般のシャシグリスでは、水が入るとすぐに流れ出してしまい余り具合が良くありません。

フルクラムのRACING3のハブは、シールドではなく、
カップアンドコーンですので、基本的にシマノ同様「水が入る・発生する」ハブです。
DURAグリスが最も向いています。

=雨天走行はもとより、結露などによる油膜切れ局面でも威力を発揮します。
=微細なかじりを発生しません=玉当たり狂いが生じにくくなります。
=メンテナンス頻度を普通のレベルにしてくれます。

リチウムグリースなどだとメンテナンス頻度がどうしても短くなりますね。
組んだ直後でいえば、DURAグリスではない方が遥かに回転は良いでしょう。
カルシウムグリース自体は決して玉保持や回転性に優れているわけではありません。
回転性能だけでいえば、556やエンジンオイルでも挿しておくと最強でしょうが…

シールドベアリング部には、
樹脂製シールを傷めずに極圧性の高いグリスがむいていますね
とりあえずウレアにしておけ!というところでしょうか?
=自転車で汎用リチウムグリースを使う場面はありません。
=防水も悪い・シール攻撃も高い。

樹脂が多い場合シリコンも選択肢に入ってきます。
DURAグリス
ウレアグリス
シリコングリス
これを使い分けてやれば完璧に組めますね。

添加剤はご自由に。
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すみません、追加です。


一般用自転車などで、シールも無く隙間が多い部品の場合、柔らかすぎるグリスは流れやすいので不適です。
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この回答へのお礼

皆様、色々とコメントをいただきありがとうございました。
失礼ながらこちらでまとめて御礼申し上げます。

結局、OH頻度が高ければ比較的粘度の低いリチウムグリースでも問題なさそうですね。
何事も普段のメンテナンスが一番大切だということがよく分かりました。

非常に勉強になりました。
この度は誠にありがとうございました。

お礼日時:2011/04/27 09:22

回転性能はたいして変わりません。

ただ動力機械用などの高回転高出力用の固いものは不適ですが。
デュラグリス、ごく普通のものです。無難という事です。
グリスごときで「平均時速で1km/h程度は差」など出ません

ただ耐久性は安いグリスよりいいのではないでしょうか。
自転車屋で売っているフィニッシュラインだとか、ある程度の値段以上のスポーツ用のものでしたら大差無いとも思いますのであとは自分の好みだと思います。

玉当たり調整などしょっちゅうしていてグリスの状態など常に把握していらっしゃるのなら現状どおりでもかまわないように思います。
グリスが硬化していたり流れてしまっていれば何を使っていようがまずいですが。

あと種類の違う油やグリスが混ざるとまずいとよく書いてありますが、実際はさして不都合は起きません。混ざっている場合質の悪いほうの油に影響されるので、メーカーが品質保証上そう書いているだけのようです。
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No4さんが非常に詳しく説明されてますので、なにも言う事はないですが。


DURAグリース。
ウレアグリース。(個人では使う量も少ないので、コンプレックス系でもいいですね。)
シリコングリース。
の3種類を使い分けるのがいいと思いますよ(稠度ちょうど=硬さはお好みですが)。
あと。
スレッドコンパウンド(アンチシーズでも)というものがあります。
ワコーズ等から発売されていますが。
ボルト等の焼き付きや異材金属のカジリを防止するものです。
プロショップなどでもBB・ブレーキ周りや、シートポストなんかに使ってますね。
使用する量はほんの少しで。
多量に使うと(特にボルト頭の部分に付くと)、通常のトルクでボルトをまわしてもオーバートルクになる可能性もありますので。
少々高いですが、非常に値打ちのあるものです。
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一言で言えば違いは無いです。


そもそもデュラグリスは粘度が高い事で有名ですから、いっパンの評価はそんなに高くないですよ。
万能的なつかいかたで、とりあえずデュラ入れときゃいっかーって感じですね。

今現在手元に別のグリスがあるなら、わざわざ買ってまで試す価値は無いと個人的には思います。
まぁ、そんなに高いもんでもないし、試してみたいなら良いんじゃないかなー。
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私もレーシング3を所有していて、ハブにDURA ACEグリースを入れました。

シマノでは粘度の低いハブグリスを指定していましたが、フルクラムのラチェット音がうるさいので、あえて粘度の高い通常のデュラグリースを入れましたが、最初ホイールが重たく回りましたが、50キロも走ったら、粘度の低いハブグリースとなんらかわりませんでした。現在12000キロ走行してますが、まったく問題ないです。しかしラチェット音は1000キロくらいで5割ほどおおきくなるのでまた入れてますが、またグリースはよほどの負荷を与えるところと水の浸入を考えるところ以外は、そんなに神経質にならなくても良いのでは
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機械と違って高速で回す事もないので熱量とか気にしないで良いけど


耐水性や硬さ(粘度)は気にした方が良いでしょう
柔らかすぎると流れちゃうし、堅いと回転が重くなる


あとは、ゴムやプラスチックを痛めないというのも重要
防水シールとしてプラやゴムが使われている事がある
それらを劣化させちゃうようなグリスだと使えない。


てことで
自転車には自転車専用のグリスがお勧め

DURA ACEグリスは何処にでも使えてコスパも良い

そのほかでよく見かけるのは
フィニッシュラインのセラミックグリース使ってる人

たまにいるのがマイクロロンの超高級グリス使ってる人
http://item.rakuten.co.jp/bee/10001640/
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