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昔のナナハンの名車、CB750は今でも人気があり、チームで集まって走っている人も
見かけるのですが、殆どの人がポリスタイプの半キャップをかぶっています。
あれにはルーツというかなにか特別ななにかがあるのでしょうか?

あと、乗っている人達の乗車姿勢が前傾姿勢ではなく、アメリカンに乗っているような
すこし胸を張って乗っている場合が多いのですが、旧車乗りはあのような感じなのでしょうかね?

CBナナハンはとてもカッコ良いと思いますが、私には縁の無い世界のバイクなので
単純に興味だけで聞いております。

どのような事でも良いので書いていただけると幸いです。

A 回答 (4件)

 これ、初代の『ナナハン』、いわゆるKシリーズのCB750のことですよね?



>殆どの人がポリスタイプの半キャップをかぶっています。

・・・半キャップ・・・ですか?ジェットでなく?

※オートバイのヘルメットが義務化(罰則アリ)となったのは結構最近で、確か1975年です。つまり、何と、CB750K0が発売された1969年時点では、ヘルメットの装着義務はありませんでした。

※当時、公道最速の集団と言われていたのは白バイでも峠を攻める小僧どもでもなくプレスライダー(新聞社や雑誌社と契約して、写真を大特急で運ぶ連中。新聞は印刷時間の締め切りが毎日あるので、現在のバイク便などとは比較にならないほどの緊急性を帯びていました)でしたが、彼らはノーヘルが多かったんですよ。
 当時を知るヒト達であれば、バイクはなるべくノーヘルで乗りたいでしょう。そこで、必要最小限と言うことで半キャップを被ってる、とか?

>乗っている人達の乗車姿勢が前傾姿勢ではなく、アメリカンに乗っているような
すこし胸を張って乗っている場合が多いのですが、旧車乗りはあのような感じなのでしょうかね?

※それが旧車のライディング・ポジションです。
 今日のバイクからは信じられないでしょうが、当時のバイクはハンドル位置が高く、ステップも足を自然に下ろした位置にあり、自動的に『すこし胸を張って乗っている』スタイルになります。
 イタ車や英車の前傾姿勢に対し、当時の日本車のこのポジションを『殿様乗り』などと呼んでましたね~。

※この殿様乗りポジションは、当時の日本製大型バイクの特徴となっていました。体重移動と(オフロードマシンの様な)ハンドルの押さえがよく効くポジションで非常に運転し易いですが、何しろ乗車姿勢の『見栄え』のカッコ悪さと高速での空気抵抗がMAXな、どうしようもないポジションでした。
 CB-K0の他は、カワサキのマッハ、Z1やZ2、スズキだとGSやGT、ヤマハだとGXやRDなど、当時はかなり高性能とされたバイクでさえ殿様乗りが一般的でした。ホンダのホークIIなども完全な殿様乗りでしたねぇ。(そのブザマなまでの殿様乗りとヤカン型?タンクのカッコ悪さに『ホーツクツー』と言ってバカにしましたよ。)
 見栄えはともかく、殿様乗りは街乗りはラクラクですが当然サーキット走行などには向かないワケで(エディ・ローソンという、殿様乗りのカワサキでAMAスーパーバイク王者になったヤツもいましたが)、この時代、あらゆるモデルのバイクでバックステップとクリップオン・ハンドル(『セパハン』なんて呼んでましたね)が飛ぶ様に売れました。

・・・っと、プレスライダーと殿様乗りの話題が出たところで・・・全くの余談ですが、最後に。

※何百kmも不休で走るプレスライダーは、疲労低減の為にフロントスクリーンを付けていましたが、当時はまだレース用みたいなロケットカウル(←今では死語だな~)の公道装着は法規で認められてなく、ライト周りを布でカバーする、銀行員か豆腐屋のバイクみたいな巨大なスクリーンを使っていました。
 が、このスクリーン、丈が高い為殿様乗りだとスクリーンの上端が視界に入って前方が見難いんですよ。そこでプレスライダー達は、スクリーンを若干前方に倒し、スクリーン上端を下げていました。
 このスタイルが後に、暴走族の『スクリーンを前方に極端に倒す』スタイルに受け継がれました。

※当時のバイクのハンドルは、ほぼ例外なく左右が連結したパイプ製で(CB750K0もパイプです)、殿様乗りとするために幅広い形状でしたが、この幅が『渋滞を縫って走る』時に邪魔になります。
 そこでプレスライダー達は、ハンドルのグリップ部分を若干後方に曲げ、ハンドル幅を狭めてすり抜けに対応していました。(ハンドルがバイクに付いた状態のまま、グリップ部に古いフロントフォークをさし込み、気合一発でグイッと曲げます。)
 このハンドルを後方に絞る加工って・・・・グリップ端面が完全に後方に向くほど極端に絞ると、いわゆる暴走族の『鬼ハン』になります。鬼ハンのルーツはプレスライダーのバイクだった、というワケです。

※プレスライダーは、その走りに於いて完全に『公道の無法者』状態でしたが(事故で死んだヒトも沢山いたでしょう)、しかし公共の利益としての『報道の迅速性』を支えていたとも言えるでしょう。その為か、警察もある程度は大目に見ていたフシがあります(要するに『古き良き時代』だったということなんですが。)
 プレスライダーと単なるカミナリ族(今で言うと、暴走族と峠族を合わせた様な連中)を区別するのは容易です。プレスライダー達はマシンのフロントタイヤ横に旗竿を付け、誇らしげに各新聞社の旗をなびかせながら走っていました。(ワタシが育った地区では、朝日の旗のバイクにウマいヤツが多かったです。)
 フロントに旗竿・・・これも、今では暴走族のアイコンと化していますね。

 っというワケで・・・今も昔も非常に醜悪な改造を身上とする『族車』ですが、実はプレスライダーが元ネタだった、という話でした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

おっしゃる通り、69年に発売された日本初のナナハンについての
質問です。

やはり、あえて古いバイクに乗る人は、「当時感」が重要なのかも
しれませんね。そもそも、安全性の事を考えるならば現代のバイクのほうが
良いでしょうし…

昔のバイクのポジションが殿様乗りなんですね。言い方は悪いですが
私個人の考えとしましては、プレミア性の高い、憧れのバイクにのって
ちょっと気が大きくなっちゃっているのかな…とか、ネガティブな事も
考えていました。

プレスライダーのお話、とても為になりました。
私の父親が昔オートバイ大好きな人だったのでプレスライダーの
話も聞いた事があります。昔からモヤモヤと思っていた、族車の
ルーツの事もスッキリしました、鬼ハンや段つきシートはチョッパーを
彼らなりに解釈したものなのかと思っていたのですが、前に倒した
風防や、旗なんかは謎でした、CBナナハンとは直接関係ない
お話でしたが大変ためになりました。

お礼日時:2011/05/16 22:22

古き良き時代の雰囲気を、より出すためでは?


その昔は、バイク=半キャップ+ゴーグルの時代も長くあり
今でも結構需要があるため、Amazonでも取り扱い、買えます。
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E5%93%81-%E5%8 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ビンテージ風のオートバイに乗っている人も
半キャップゴーグルの人は多いですよね。

しかし、CBの場合はポリスタイプが
殆どなんですよね~

お礼日時:2011/05/16 22:23

CB750ドリームですね。


日本では、かつて白バイに使われていましたので、その名残かもしれません。(ていうか、当時はジェットヘルが一般的で、フルフェイスなんて無かったと思います。)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですね、今でもCB750はあると思うので
ドリームCB750fourと書けばよかったですね。

実際の白バイの名残ですか~、漫画や特撮のワイルド7の
影響もあるのかもしれませんね。あれはCBじゃなかったと
思いますが…。

お礼日時:2011/05/13 15:46

知り合いにCB乗りがいますが、私もなんで安全性の低い半ヘルかぶっているのと聞いたことがありますが、その人としてはせっかくCBみたいな当時あこがれた車両に乗っているので、当時のパーツでカスタムし、当時と同じスタイルで当時あこがれた人たちと同じように乗りたいからこの格好で乗っているといっていました。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

安全性の事は理解した上で
雰囲気を楽しもうという感じなのですね。

ピカピカにして乗っている方も多いですし、
当時のパーツで!とかこだわりが強いイメージですね!

お礼日時:2011/05/13 14:55

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