85歳の母、平成21年3月に大腸がん(横行結腸)が見つかり外科手術で切除、その後は抗がん剤を服薬していましたが、昨年の7月に肺へ転移がみつかりました。
この時はそれまで飲んでいた抗がん剤から強めの抗がん剤に変え服薬を続けてきました。
ところが、今月5月のCT検査をして経過確認をしたところ、肺のがん細胞が以前よりも大きくなっていました(大きさは未確認です)。
今後の治療計画を医師から説明を受け、来月の6月からは服薬を止め「点滴」による抗がん剤を投与するやり方を勧められました。体内(首の周辺)にチューブを埋め込み3週間ペースで1週間弱の入院をして抗がん剤を点滴する、という流れです。
今の服薬している抗がん剤ですら手足が黒くなり皮がむけ、多少のだるさを訴えており副作用の症状が出ているものの、普段の生活に特別な支障はなく過ごしてはいます。しかしながら「点滴」による抗がん剤は今以上に身体に負担がかかるようなので、年齢から考えるととてもかわいそうに感じ、今の生活にも多大なる障害が出るのではと心配しております。
医師からは「点滴」での治療で体力が落ち白血球数が減った時は中止をし、別の服薬による抗がん剤にする、という治療計画の変更を行う予定だと言われました。
「放射線」による治療は、大腸がんからの転移した肺がん治療には効果が薄いと言われてしまいました。又、まだ「肺腔鏡手術」の可否については話が出ませんでした。
年齢・副作用の事を考えると「放射線」による治療が良いと感じるのですが、本当に大腸がんから転移による肺がん治療の効果は薄いのでしょうか。
又「肺腔鏡手術」も体力面も考慮すれば選択の範囲内に入れた方がいいのでしょうか。
他に良い治療方法はあるのでしょうか。
今後の治療方針を家族で話し合い、6月初めに返答をするよう指示されています。
今の先生を信頼している為、セカンドオピニオンは今の段階では考えていません。
完治は無理でも、出来るだけ元気に長生きをしてほしいです。
貴重なるご意見を賜りたいです。どうか宜しくお願い申し上げます。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
回答の正当性に自信はありませんが、個人的意見として回答させてください。
ちなみに看護師をしています。
肺転移がどの程度のものかにも寄りますが・・・
肺内転移が多数であった場合は、胸腔鏡下での手術や放射線は適応とされないことが多いです。
それは効果よりも副作用(合併症)が多く出るためです。
そしてお母様が受ける予定の抗がん剤は、大腸がんの化学療法の中でも標準治療に当たるものだと考えられます。
点滴をするための管は中心静脈カテーテルといいますが、この化学療法を負担無く実施するためには不可欠なものだと思います。
文面からみますと、お母様はご高齢ではありますが日常生活動作は自立されており、寝たきりという訳ではなさそうですので、私の母だと仮定しても化学療法を実施するか、何もしないかを選択すると思います。
化学療法の副作用は個人差もありますし、その先生(病院)の治療方法にもよりますが苦痛症状が少なく治療を進めている方もいらっしゃいます。
皆様で相談して決めて頂くのが一番と思いますが、化学療法も開始してみて副作用が強く続けていくのが苦痛でしかないと判断するようでしたら、途中で中止しても良いと思いますよ。
あとは、質問者様の記載された思いを主治医に相談してみても良いかもしれません。
お母様が、有意義で穏やかな時間を長く過ごすことができるように願っています。
ご多用中大変貴重なご回答をいただきありがとうございます。
お礼を申し上げるのが遅くなり申し訳ございません。
おっしゃる通り、再度医師からの説明を伺い、私が質問をし、
最終的には母の意見を尊重したいと思っております。
本当にありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
まず、転移とは何か?
ということをご理解ください。
大腸がんのがん細胞が、どこか別の場所へ移って、
そこにとどまり、細胞分裂を繰り返して大きくなる……
これが、転移です。
つまり、転移が一つでも発見されれば、
一つだけということはない……
というのが一般的な考え方です。
つまり、転移したがんを手術で取り除いても、
すぐに次のがんが現れる……というのが一般的な
考え方です。
だから、手術をしても、抗がん剤をやめることができないので、
手術による体力低下を考えると、手術をしないで抗がん剤治療を
した方が良い……ということになります。
しかし、これもケースバイケースです。
ご母堂様の場合、85歳という年齢を考えると、
今後の治療は、時間と体力だけでなく、人生の意味も考えなければ
なりません。
治療を中止するというのは、決して、人生を諦めることではなく、
受け入れることなのです。
一般的な医師は、患者を何とか治したい、
ちょっとでも長生きさせたいという強い使命感で動いています。
これがなければ、医師は務まりません。
深夜に患者の容態が急変したからとたたき起こされ、何時間も
懸命に治療してから、朝9時からの外来をするという激務に
耐えるのは、その使命感からです。
でも、その使命感が逆効果になる場合があります。
その典型定期な例が、がんの末期です。
はっきり言って、医師は、打つ手がなくなるまで
自分からは、治療をやめられません。
打つ手がなくなるまで、体力があるうちに
治療を中止できるのは、唯一、患者です。
時間はあまりありませんが、ターミナルケアを含めて、
より良い選択とは何かということを考えてください。
また、こういう時には、専門的な第三者のアドバイスも重要です。
「医療コーディネーター」で検索をしてください。
日本では、まだ、名前すらも認知されていませんが、
欧米では当たり前の人たちです。
お忙しい中、貴重なご回答をいただきありがとうございます。
お礼を申し上げるのが遅くなり申し訳ございません。
母にとって担当医師は1人ですが
担当医師にとって母は多くの患者の中の1人なわけですよね
そういった意味でも
「医療コーディネーター」という存在は大きいと感じます。
正直、今回初めて知りました。
再度相談をして
最終的に母自身の意見を尊重したいと思っております。
そして、その意見を全力でサポートしていきます。
本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
結論を述べさせてもらえば、今の状況からしてまずは放射線治療を試みるべきと思います
医師としての立場上、抗がん剤治療判断は正しいと思いますが家族の方は立場重視の判断は
納得できないものがあります
医師の判断はおそらく転移する確立の高さから抗がん剤治療を選択しているものと思われます
しかし抗がん剤治療はおそらく年齢から体力が持たず途中止から転移してほとんど打つ手が無くなっています
当方も放射線治療中に転移しても責任はもてません、しかし必ず転移するとは限りません
まずは無理の無い副作用の少ない放射線治療で肺がんを小さくするのがいいかと思います
癌細胞検査の結果転移性が非常に強い癌細胞の場合はこの限りでなく
医師にお聞きになってください
ご多忙中にもかかわらずご回答をいただきありがとうございます。
感謝しております。
お礼を申し上げるのが遅くなり申し訳ございません。
母・医師と再度相談をして
今の母にとって一番ベストな治療方法を
決めたいと思っております。
治療方法が決定した後も
常にその治療方法が正しいのかを
注意深く観察していきたいと感じております。
ご意見 本当にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
お見舞い申し上げます。
癌は細胞分裂によって出来る自己の細胞そのものだそうです。
85才のご高齢でしたらクオリティライフの思想で、抗がん剤・放射線治療もストップして、好きなことをして食べたいものを食されて、余生を送られるのも一考と思えます。
自分の祖母は80才で肺がんが見つかりましたが、癌治療はせず93才まで長生きしました。
お時間ありましたら、安保徹先生の本をお読みになってみてください。
ご回答をいただきありがとうございます。
お礼を申し上げるのが遅くなり申し訳ございません。
母の意見を尊重し
そして母の生命力を信じます。
安保徹先生の本 早速購入してみます。
きっとその本にヒントがあるに違いありません。
本当にありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
大腸癌の転移では腺癌というタイプの癌なので放射線は効きません。
放射線にも副作用はありますので、有害性を超えるような効果が期待できないものを行うのはあまり妥当とは言えません。
(50グレイ、ガンマ線でシーベルトでいうと50000ミリシーベルトを局所に浴びることになります)
最終的には本人がどうしたいかによりますが、副作用で生活が支障ないうちは効果が比較的ある点滴で治療し、
副作用がコントロールできなくなった時点でより効果の劣るが副作用が少ない内服にきりかえるという主治医の提案は一番現実的であるように思います。
また、治療しない事が必ずしも生活の質を保つことにはならない場合もあるということ付け加えさせていただきます。
ご多用中大変貴重なご回答をいただきありがとうございます
お礼を申し上げるのが遅くなり申し訳ございません
再度医師からの説明を伺い
納得した上で
母が“こうしたい”という方法で治療をする
これが一番賢明かと感じるようになりました
素人の私が「この治療方法は・・」などと
薄っぺらい意見を言うのではなく
母が意見しやすいよう
出来る限り医師からの考えを引き出せるよう努力します
皆さんのご意見を“力”としていただき
家族全員で母を支えていきます
本当にありがとうございました
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