プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

質問をする前に、現在に至るまでの経緯・背景を説明します。

私は関西地方の片田舎(兼業農家)で生まれて、高校卒業と同時に関東の大学に進学し、そのままこの地で就職をしました。実家を出てから、もう38年になります。
親族構成は、1年前に亡くなった実父、87歳の実母、兄弟姉妹は3人で、長男、長女、そして次男の私です。

長男(実兄)家族は、10年前に病気で亡くなった実兄、義姉、3人の娘(既に嫁いでいて子供も居ます)。兄は亡くなる前から「家を継ぐ、継ぐ」と言いながらも、実家には入らず市内で家を建てて(親に建てて貰ったのかも知れませんが、分かりません)生活をしていました。
結局亡くなるまで実家には入らず、義姉は今も実家には住んでいませんし、娘3人も嫁いでしまって、兄家族は誰も実家を継いでいません。
しかしながら、兄の遺骨は実家のお墓に入っており、位牌も実家の仏壇と義姉の仏壇の中にそれぞれ有ります。お盆には義姉やその子供、孫たちは実家に有る兄のお墓に参っています。

次女(実姉)家族は義兄(別の姓です)、実姉、1男2女で既にそれぞれは結婚をしています。

そして、私の家族は関東地方で家を建てて、子供も2男2女いますがまだ未婚です。

義姉は兄が生きている時から両親とは上手く行っておらず、今後も実家には入らないと言っており、財産も要らないと言っていますので、義姉が実家の後を継いでくれる事は、万一にも無いと思いますし、最近では「再婚でもして縁を切りたい」とも言っています。

実姉は嫁いだ関係で家は継がないと言っていますが、亡くなった父親と今生きている母親を自分の家の近くの老人施設で世話をしてくれています。
また、義兄は定年退職(2年前)後は、月3回ぐらい実家に行って家屋や田畑の草刈などの世話をしてくれています。

私の方は、関東に住んでいる関係で、頻繁には帰省が出来ませんが、母親が生きていますので、年に3回(正月、5月連休、夏休み)、5日間ぐらい母親を見舞ったりしながら実家に帰っています。

実は私の家内と両親は以前に意見の衝突が有り、5年ほど前から不仲な状態です。
「意見の衝突」と言うのは、両親は兄家族に家を継いでもらいたかったのですが、それが無理とわかり、私に継いで貰いたいと父親が言ったのですが、家内は「既に生活基盤が関東に有り、兄の遺骨も入っているお墓や先祖代々の位牌の供養をするのは無理です」と言ったところ、父は「あなたはこの家の嫁の資格は無いね」と言ったために(その時は父親もお酒が入っていましたが)、それから以降は険悪な状態となり、父の葬儀以外は法要も含めて実家には行ってくれません。
私がその時に家内の肩を持っていたら、ここまでこじれなかったと今更ながら悔やんでいるのですが、今は家内に実家の話をすると非常に不機嫌になります。

そのような事情の上で、下記の質問(相談)を致します。

(1)今現在は実家近くに先祖からのお墓が有り、家には仏壇が有ります。家屋は義兄が身体が動く範囲で面倒を見てくれると思いますが、それ以降は手放す事になると思いますが、仏壇(位牌)はどうすれば良いでしょうか?
私の家内はこちらには持って来ないで欲しいと言います。

(2)お墓は本家(私の実家)を中央にして、分家の2軒がその両側に隣り合わせになっていますので、物理的に移動は出来ません。仏壇の位牌(たくさん有ります)はお寺さん(実家は真言宗で或るお寺の檀家になっています)に預けて供養をして貰えるのでしょうか?

(3)私は両親に生んでもらった事、大学まで行かせてもらった事など、数多くの恩が有るのですが、大学卒業後は当然の事ですが、親の援助(自己資金で持ち家を建てて、4人の子供達も大学まで出しました)は一切もらっていません。
私は実家の家督を継がなければならない義務・責任は有るのでしょうか?

(4)実家は兄の代で閉じて、私はこの関東のこの地で新規にお墓を作り、自宅に仏壇を作るのは道理に反していますか?

(5)「兄の代で閉じる」とは書きましたが、具体的にどうしたら良いのか判りません。何かアドバイスを下さい。

 長々と書いてしまいましたが、切実な私の悩みにどなたかのアドバイスを頂ければ有り難いです。
 よろしく、お願い致します。

A 回答 (2件)

>私の頭では、「お墓を守る」と言うのは、お彼岸やお盆のときにお墓に参って手を合わせる、お墓の掃除をする…



それを「お墓を守る」とは言いません。
そんなことは親類縁者なら誰でもすることです。

「お墓を守る」とは仏壇や位牌とセットで、先祖の祭祀を主宰する責任者となることであり、同時にいずれは自分もその墓に入ることです。
親をはじめとする先祖の回忌法要の年には、お寺や料理屋などと日時の打ち合わせをし、またお布施その他の支払義務を持つのが「祭祀継承者 = お墓を守る人」です。
地震でお墓が倒れたり、長い年月の間に風化したりして、お墓の修理あるいは建て替えが必要となったとき、その費用を負担するのも祭祀継承者の責務です。
一族郎党から集金するのではありません。
火災や水害で仏壇をなくしたときも同じです。

さらに、独身のまま亡くなった場合を除いて、兄弟姉妹が同じお墓に入ることは通常ありません。
所帯を持った兄弟は、もう家族ではなく「近い親戚」に過ぎないからです。

>お墓は、株の方の2軒は跡取りが居ますので「掃除ぐらいはしてやるよ」と言ってくれており、義姉やその子供たちも必要なときにはお墓参りをすると思うし…

いやいや、掃除や墓参りの問題ではなく、10年前に亡くなった兄の法事は誰が仕切ったのですか。
法事の際のお布施は誰の名前で出したのですか。
兄嫁か兄の息子どちらかでしょう。
つまり、あなたのご実家のお墓と仏壇は、既に兄一家のものとなっているのです。

>その仏間で法要が出来ますが…

どこでするかの問題ではなく、誰が主宰者 (施主という) となるかです。

>実家が無くなるとか人手に渡ると、当然として位牌をどこかに移動をさせないといけませんが…

10年前に兄が亡くなって既にお墓に入っている以上、兄嫁または兄の息子のところへ持って行く以外の選択肢はありません。

>お寺にお願いして位牌を預かってもらい、先祖の何かの法要を行うときはそのお寺で行うということでしょうか?それを「永代供養」…

永代供養とは、何十万か何百万かのお金を一度に用意して、後々の法要は一切お寺任せにしてしまうことです。
自分たちは今後一切関わらないということです。

>「無縁仏」と言う言葉は大変キツイ言葉です。それだけは避けたい選択肢です…

それを判断するのは、兄嫁とその息子の役目です。
あなたはいずれは自分で新たなお墓を用意して、あなたとあなたの奥さんや子供をそこら入れることになります。
間違っても、実家の墓に入りたいなどと考えないように。
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この回答へのお礼

mukaiyamaさん

 親身な回答を頂き、誠にありがとうございます。

 「お墓を守る人=祭祀継承者」と言うことがよく分かりました。

 10年前に兄が亡くなったときは、実家で義姉が喪主となり葬儀を行いました。
 しかしながら、父が1年前に亡くなったときは私が喪主をしました。何故私が喪主をしたかと言いますと、株の年長者に相談したところ、「長男は亡くなってその嫁(義姉)は実家にも住んでいないので、血が繋がっている男はあんただから、あんたが喪主をせんとあかん!」と言われ、また、義姉に相談しても、私に喪主をして欲しいと頼まれて引き受けました。

 この父の葬儀で喪主をした時点で間違っていたのですかね?!

 mukaiyamaさんの回答の中で「兄嫁または兄の息子のところへ持って行く以外の選択肢はありません」とありましたが、兄に息子が居たら全く問題は無かったのですが、残念なことに娘3人でその娘たちは既に結婚して他家に嫁入りしてしまっています。
 今は、義姉は一人暮らしをしていて、娘や孫たちも遊びに来ているようです。家には立派な仏壇を設けて今は兄の位牌のみを入れています。

 私は、関西と関東と言う距離もありますが、実家のお墓に入るつもりは全く有りませんし、兄が生きていた時点から、この関東で自分の代から新たにお墓を建ててスタートをしようと決めていましたので、兄が亡くなってもその考えは変わっていません。
 だから故に、実家の行く末が心配なのです。

 実家のことは放っておいて(とは言い過ぎかも知れませんが)、自分だけがこの関東で住んでいて、先祖のお怒りを受けないかの心配もあります。

 実家は家屋や田畑、山林などは有りますが、ほとんどが現金化は出来ず、預貯金も余り有りませんので、財産分与での争いは無いと思いますが、現在はそれなりに義姉、義兄を含めて良い関係を保っていますので、このまま続けたく思っていますが、母が亡くなった時は実家の跡継ぎについてしっかりと決めなければなりませんので、その時に骨肉の争いにならないように思案をしています。

 
 

お礼日時:2011/09/18 13:50

基本的なことがらで認識誤りがあります。


兄弟は子供のうちは家族ですが、お互いが結婚して所帯を構えたら「近い親戚」に成り下がります。

>兄の遺骨は実家のお墓に入っており…

その時点で兄 (の妻および子供) が祭祀継承者と決まりました。
姉やあなたは「近い親戚」に過ぎないのですから、実家の墓に入ることはあり得ませんし、とうぜん祭祀を継承する資格もありません。
ただ、

>3人の娘(既に嫁いでいて子供も居ます)…

兄の子供はすべて他家へ嫁いだのですか。
1人は婿養子を迎えなかったのですか。
そうなると話はややこしくなります。

>(1)今現在は実家近くに先祖からのお墓が有り、家には仏壇…

考えられる選択肢は、
1. 兄の子供が受け継ぐ。
2. 兄に男子 (or 婿養子) がいない以上、実家の姓を名乗っているあなたが祭祀を継承する。
3. 誰も受け継がないで無縁仏にしてしまう。
の 3つです。

>仏壇の位牌(たくさん有ります)はお寺さん(実家は真言宗で或るお寺の檀家になっています)に預けて…

「永代供養」といいますが、お寺が何というかそこの住職次第です。
とにかくお寺と相談することが肝要です。

>(3)私は両親に生んでもらった事、大学まで行かせてもらった…

そういうことは関係ありません。

>(4)実家は兄の代で閉じて、私はこの関東のこの地で新規にお墓を作り…

閉じる閉じないではなく、もともと分家であるあなたは自信で新たにお墓を構えるのが本来です。
地元におられるなら、兄に男子がいないため、既に兄が入っているお墓にあなたも入るという選択肢もあるでしょうが、関東に関西と離れているなら現実問題としてそれはないでしょう。

>(5)「兄の代で閉じる」とは書きましたが、具体的にどうしたら…

兄が既に入っている以上、それを考えるのは兄の妻子の役目であり、あなたが頭を悩ます問題ではありません。
女とは言え兄の子供が、親 (兄) の墓守をどうするかぐらいは考えているでしょう。

既に実家の墓は兄のものになっているのです。
兄の子供が、親の墓などどうでも良い、永代供養にすれば良いというのなら、それはそれであなたも同意しなければなりません。
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この回答へのお礼

mukaiyamaさん

 返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
 丁寧な回答をして頂き、大変ありがとうございました。
 とても参考になりました。

 私が頭の中がスッキリしない点は、「お墓を守ること」と「位牌を守ること」がどう言うことか?と言う点です。

 私の頭では、「お墓を守る」と言うのは、お彼岸やお盆のときにお墓に参って手を合わせる、お墓の掃除をする。
 「位牌を守る」と言うのは、仏壇を構えて位牌をまつり、毎日お茶やご飯を供えること、と思っています。

  mukaiyamaさんが仰った「無縁仏」と言う言葉は大変キツイ言葉です。それだけは避けたい選択肢です。

 お墓は、株の方の2軒は跡取りが居ますので「掃除ぐらいはしてやるよ」と言ってくれており、義姉やその子供たちも必要なときにはお墓参りをすると思うし、私も身体が動く限りは年1回ぐらいはお墓参りに帰省したいと今は思っています。

 今は、実家は昔風の家構えですので、仏間に仏壇が有り位牌もその中に入っていますので、その仏間で法要が出来ますが、実家が無くなるとか人手に渡ると、当然として位牌をどこかに移動をさせないといけませんが、質問のときに書かせてもらったように私のところには持って来れない事情が有ります。
 お寺にお願いして位牌を預かってもらい、先祖の何かの法要を行うときはそのお寺で行うということでしょうか?それを「永代供養」という事でしょうか?

 そのお寺に聞くのが最も早道だとは思いますが、 その前に教えて頂ければ、大変ありがたいです。

 よろしく、お願い致します。

お礼日時:2011/09/17 17:10

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