プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

田んぼに植えられているイネみたいなんですが、
穂の部分が紫色なんです。
なんでしょうか、これは?

「このイネのような植物は何?」の質問画像

A 回答 (5件)

稲の原種は紫穂です。

ただ、紫稲は渋味があり、日本や東南アジアでは食用に向く白い変種の方を増やしてきました。ただ、渋い原因の紫色はポリフェノールなので、体に良いということで、味よりも健康食として最近では栽培されています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど。
これならわかります。

お礼日時:2011/10/08 15:26

今日は暇そうなので少し調べてみました。


大抵の紫、黒米は葉や茎まで色が付いているものですが、写真の稲は穂だけ黒いので品種を絞り込むのは案外容易だと思い、調べてみました結果、現存して栽培されているものは、おそらくこれではないかと推測できるものを記してみます。資料そのままなので、地名などは現在は違うと思います。
1.大場
石川県河北群大場村 西川長右衛門氏が文久元年(1861)年、「巾着」本性の中に穂黒変異を発見、三年間栽培し多収を確認。1864年に全村で栽培。同村の上農家、辻川理衛氏が大場と命名。

2.平山
「戰捷」の穂を黒くしたような丈夫な品種。1912年東京都南多摩群七生村の林文太郎氏が「戰捷」の中より発見。当初「文太」の名称で知られ、1916年より府立農試にて純系淘汰、「東京平山」と命名。後に「平山」と略される。

3.栄吾
1888年 愛媛県温泉群堀江村 上松栄吾氏が土佐国幡多群山各の備中(?)に自生稲を発見。家に持ち帰り、同村の川内又次郎氏の助力により繁殖させる。

黒穂で代表的な3種です。

さて、つぎはサティバです。ネットで調べれば学術的な分類は出ると思いますので、私からは実際に育ててみた大体の印象と特徴を書いてみます。
Oryza sativa giaberrima
アフリカ原産。日本の稲より細身で背が1m50cmくらい。穂が風で揺れたくらいでも籾がポロポロ落ちてしまう。
Oryza sativa barthi
アフリカ原産。茎が太く、横に這って成長。米粒は大きいが、おいしくない。
Oryza sativa
栽培種の総称。日本で見かけるコシヒカリ型の稲。背が低く、籾が落ちない。
Oryza sativa nivara
アジア原産。見た目は日本の稲と変わらない。草に対して米粒が大きいが、おいしくない。
Oryza sativa rufipogon
アジア原産。細くて背の低い稲が密集して生える。米粒はそこそこ大きい。
Oryza sativa meridionalis
オーストラリア原産。日本には今30種類くらいしか入っていない。見た目は日本の米と余り変わらず、やや背が大きいくらい。
Oryza sativa glumaepatula
南アメリカ原産。とにかく丈夫で背がデカイ。その割に余り穂を付けない。
Oryza officinalis
アジア原産。2mくらいのデカイ笹。米粒が異常に小さく、食用にはならず。Officinalisの系譜は基本デカイ笹。
Oryza officinalis minuta
フィリピン原産。育てた事がない。それだけ稀少なのか?
Oryza officinalis eichingeri
スリランカ原産。育てた事がない。聞いた事すらないかも。
Oryza officinalis rhizomatis
スリランカ原産。育てた事がない。
Oryza officinalis punctate
アフリカ原産。陸稲。見た目は完全に笹。
Oryza officinalis latifolia
中南米原産。名前は結構聞くが、育てた事はたぶん無い。
Oryza officinalis alta
中南米原産。Oryza officinalisの中でもわりと小型。米粒は小さい。
Oryza officinalis grandiglumis
南アメリカ原産。育てた事がない。
Oryza officinalis australiensis
オーストラリア原産。Oryza officinalisの中でもわりと小型、1mくらい。
Oryza meyeriana granulate
東南アジア原産。見た目はほとんど笹。陸稲。50cmくらい。穂が多いがほとんど不稔。多年草。
Oryza meyeriana meyeriana
東南アジア原産。Granulateを少し大きくした感じ。こちらの方がやや丈夫。
Oryza ridleyi longiglumis
インドネシア原産。全体に細長く、背丈が3mほどで種子が小さい。
Oryza ridleyi
東南アジア原産。全長7m以上で水に浮かび、各関節から根をだして定着。園芸でいう蔓性のような稲。
Oryza brachyantha
アフリカ原産。育てた事がない。聞いた事すらないかも。
Oryza schechteri
パプアニューギニア原産。育てた事がない。聞いた事すらないかも。

私の知る限りではこんなものですね。これで、なぜ私がサティバと思ったか、納得いただけましたでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
普通のイネとこの紫色のものの違いは何なんでしょうね。

お礼日時:2011/10/02 16:10

サティバというのは人が食べる、一般的な形をした稲の種類です。


サティバ系は8タイプ、稲全体では23タイプあって、品種数となると6万5千種類くらいあります(私はジーンバンクという機関で稲の品種保存の仕事に携わっていますが、余りに煩雑に数が多すぎて正確な数は把握出来ていないのが現状です)。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。何か理由があって、わざわざこの紫色のを育てているんでしょうね。

お礼日時:2011/10/02 16:11

オリザサティバ。

日本のお米です。明治以降に農水(現・農業生物資源研究所)に移管された品種なので古代米といっても明治以降のお米です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
普通の白いおコメも「オリザサティバ」になりませんか?

お礼日時:2011/09/25 14:03

古代米の紫米(黒米)じゃないでしょうか?



http://www.necolle.net/ancient-rice/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

へえ、そういうのがあるんですか。
近くの田んぼで栽培してるなんて。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/09/24 18:12

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!