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何度か質問した時に書きましたが、私は紙幣やコインにとても興味があります。
そこで色々な国のコインを集めたり旅行ガイドあるいは、観光サイトで見ていますが、
一つ気になることがあります。
ユーロなど、通貨自体が変わったところは仕方ないですが、どこの国もコインの図柄が
しょっちゅうかわりますよね。記念コインとかなら話は分かりますが、普通に流通している
コインが何種類もあるようです。
そう考えると、日本のコインの1、5、10円玉は全く図案が変わっていませんよね。
このような国は他にあるのでしょうか?大体50年も60年も同じコインを使うのは
経済が安定してるからなのでしょうか?そんな国って日本だけでしょうか?

A 回答 (1件)

こんばんは、またお目にかかりましたね。


コインや紙幣のデザインは国の象徴でもありますから、そう簡単に変更しない方が良いのですが、
実際には偽造防止やATM、自販機の問題様々な要因でデザインがしばしば変更されます。

日本のコインは1円が昭和30年から、5円と10円が昭和34年から全く変更されていません。
5円と10円はモチーフ自体は昭和24年、26年から使われていますが、昭和34年に、5円硬貨は
書体が明朝体の旧字からゴチック体の新字に変わり、10円硬貨も周囲のギザがなくなりました。
ですからデザインに関しては5円硬貨が62年、10円硬貨が60年の歴史があります。

アメリカではジェファーソンの5セント硬貨が1938年から変更されていませんでしたが、
最近ジェファーソンの肖像が大きくなったり裏のデザインが変わった物が流通しています。
ダイムはルーズベルトの肖像の硬貨が1946年から発行されこれは今もデザインは変わっていません。
ワシントンのクォーター硬貨も1932年以降デザインは変わっいませんが、最近は50州の風景などを
裏面に使った硬貨が流通しています。またワシントンの肖像も最近の物は古いコインと異なっています。

他の国、ヨーロッパはユーロに変わってフランやマルク硬貨がなくなってしまいました。イギリスや
オランダなどの王国は、国王が変わるとコインの肖像が変わりますし、国王の年齢と共に、その肖像も
歳を重ねるというのが一般的です。ですから英連邦のカナダやオーストラリアのコインも徐々に
女王の肖像が変化しています。

そんな中で100年以上同じデザインのコインを使っているのがスイスです。5、10、20ラッペン、
1/2、1、2フランのコインは概ね1870年代から全く同じデザインです。厳密に言えば、カントンが
増えた時にフラン硬貨の周囲にある星の数が一つ増えましたが、気付かない程度です。
5、10、20ラッペンのコインは、全くデザインも変わっていません。このような国は世界広しといえど
スイスだけです。もちろん、コインの材質は昔は銀やニッケルで、今は白銅などに変わりましたが、
やはり同じコインを長く使うというのは経済が安定している証拠でしょうね。
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この回答へのお礼

こんばんは。回答者様は、なにかコインや紙幣のご専門の方なのでしょうか。
とても詳しいご説明感謝いたします。回答いただきましてありがとうございました。

お礼日時:2011/10/24 00:51

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