No.4ベストアンサー
- 回答日時:
Analog 録音機での生録 (Cassette や Open Reel) を体験したことのない方には解り難い例かもしれませんが、AM Radio 放送を Cassette Tape Recorder で Air Check した Source を CDR に焼いたら音は良くなるでしょうか?
Original Source Media の性能が最終 Source Media の性能を上回っている場合は、原理的に最終 Source Media の性能を Original Source Media に近付ける (或いは上回る) 性能にすることによって良い音になるであろうことは簡単に想像が付くでしょうが、Original Source が最終 Source Media の性能以下である場合は御質問者さんの御懸念通りです。
上記「AM Radio 放送を Cassette Tape Recorder で Air Check した Source を CDR に焼く」という過程では中間処理で Tone 補正機器や Noise Gate、Phase Shifter などといった Effecter を通すことによって今様の Low Noise Wide Dynamic Range な雰囲気の音に作り替えることができますが、これは CDR にしたからそのような音になったわけではなく、Effecter を通したからであって、最終 Media が CDR ではなく、別の Cassette Tape でも Low Noise Wide Dynamic Range の音にすることができます。
つまり復刻版の音が旧版の音と違うのは製作に携わった Producer から Mixing Engineer 達による音の作り方が変わるからであって Media が変わること自体には意味はありません。
物理計測特性上の違いを気にするのであれば先ず録音に使われた Microphone の特性と再生環境である聴者の Speaker System 及び部屋の音響特性 (或いは Headphone の特性) こそが音色の大部分を決定していると言え、どちらも SACD の特性から見ればあまりにも貧弱なものですので、全く同じ Source を記録した CD を SACD に変えたところで SACD ならではの特性を得られるわけではありません。
もう 1 つ変わる要素があるとすれば物理 (電気伝導) 特性のみに着目するのではなく、Placebo 効果をも含めた、未だ解明されていない Audio の不思議な部分、例えば Music CD Disk 面の Label 色 (及び特に外縁部) を緑色などの別の色に変えると音が変わるといったように、Disk の材質や Pit 生成方式の異なる CD と SACD とでの音の違いというものもあるのかも知れません。
私は Concert で音楽を聴く行為は作曲者と演奏者の感性が作り出す芸術を受け止める行為である一方で、Disk や Tape Media の音楽はその Media を製作した人々全ての感性が作り出した芸術品であり、更にそれを再生する過程で私の感性も芸術品作りに参加した上で音を受け止める行為であると考えていますので、SACD ならば CD よりも良い音がするなどとはこれっぽっちも思えません・・・実際、Label の違いによる音作りの違いや Recording Engineer によって特徴的な音があることを知ると Microphone の収録限界や Speaker System の再生限界を超える領域での特性がどうのこうのという世界は馬鹿々々しくなってきます。
復刻版を製作した人々の感性が御質問者さんの琴線に触れるものであれば素晴らしい音の復刻版になっているでしょうが、そうでなければ SACD であろうとなかろうと旧版を上回るものではない筈です。
Audio 以外の Source Media、例えば Video 系などは「未発表の Cut を含めた完全 Re-Make!」などといったように製作過程の違いが旧版とは別のものを作り出すということが広く認知されているものですが、Audio だけは未だに「XX Studio で Re-Master!」とは言わずに「CD 版を SACD に Re-Make!」と言わなければ良い音になったと認知されないのは 50 年余りに及ぶ Audio 業界の市場育成法に問題があるものなのですが、Media の性能が再生環境を遙かに上回る時代になってしまった現在、そろそろ Internet 配信される Linear PCM Source を「XX Studio が Re-Master!」という謳い文句で再販しても良い時代になったのではないかとも思います。・・・まあ New York の Studio で録音したものが良い音と思わせるような宣伝をしているようでは実現は遠い先のことでしょうが・・・。
No.5
- 回答日時:
回答者3さんがおっしゃるように
SACDのサンプリング周波数は28224MHzです。
音楽信号の波形再現性はCDよりも滑らかなものになっています。
SACDというと超高音域の再生限界の差のみが話題になりますが
可聴周波数域の波形再現性がCDより優れていることにも着目したいですね。
ただ人間の聴取能力では44.1kHzサンプリングで必要十分らしいので
CDとSDACDの差を聞き分けられるかどうかは疑問があります。
No.3
- 回答日時:
まずデジタル音源の基本にある標本化定理は、数学的には正しいのですが、D/A変換するDACは、これに従った動作をしているわけではありません。
ですから44.1kHzのサンプリング周波数で22.05Khzまでに制限された波形を再現できるハズなのですが、実際には再現できていないのです。
8倍オーバーサンプリング技術などにより、ある程度よい再現が出来るようになってはいるのですけどね。
SACDは、CDと記録の仕方が異なるので直接的な比較はどうなのか分かりませんが、サンプリング周波数も1MHzを超えているようなので、波形の再現性はCDより高いでしょう。
No.2
- 回答日時:
私は意味がないと言う意見です。
歴然とした差はありません。
大体人間普通の人の高音域の可聴周波数はせいぜい20kHzです。
それ以上の人もいるにはいるようですが、殆どの人はそれ以下です。
現に私は測定器で自分を調べてみましたが15kHz以上は判りませんでした。
こうもりのような聴感を持っている人以外ははじめから聞こえません。
SACDと通常のCDの差は基本的に高音域の再生能力です。
CDでも音楽を聴くには十分の周波数特性を持っているので、それ以上高域を延ばしても違いは検知できません。
ただ自家用車で通常60kmで走る人も200km出る車のほうが良いという人もいます。でも車の場合は追越などで瞬間的にその能力を使う場合があります。
一方CDでは常に20kHzまでの音が出ているだけで、もし瞬間的にでもこれを超えたとしても人間には検知できません。
アナログ音源には20kHzの制限はないのでそれよりももっと高域が入っているという人もいます。
確かに4チャンネルステレオがはやったときのCD4方式では40kHzくらいまでの再性能力がありました。
でもそれは音の成分というよりは左右の音を区分するための信号として使われたというほうが正解です。音楽成分としてはやはり20kHz以上は使われていません。
また当時のアナログテープレコーダーの高域特性は今から考えるとかなり貧弱で特に高域は10kHzあたりからかなり落ち始めていました。
ということで、私はSACD自体が人間にはオーバースペックとしか思えませんし、アナログソースがそれでなければ出ない音を持っているとも思いません。
従って歴然とした差は判るはずがないという意見です。
私の装置のツイーターはスペック上は150kHzまで再生できるとありますが、その使い道はあまりないというのがその印象です。
No.1
- 回答日時:
参考となるURLを紹介します。
高音の延びが違います。
SACD/CDプレーヤ+AVアンプ+スピーカ2台=18万円でも
差は歴然です。
参考URL:サンプリング周波数の差。
アナログ音源の持っている音域を格段に壊さずに、デジタル化です。
参考URL:http://www.jttk.zaq.ne.jp/shig/sacd-dvda/sacd-to …
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