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12月16日、野田首相が事故収束と宣言しました。

それに伴い、避難区域の住民の帰宅環境を整えるために除染を行う予算として当面1兆円、作業要員3万人を見込んでいるとのこと。

除染の範囲が明確ではありませんが、住宅地域や生活圏の土地(田畑など)以外の山林除染は実際困難ではないかと思います。

特に避難地域などは人口密度は低いはずですので、地域の大半は山林と思われます。

今でも中国の核実験の影響で、春先に来る黄砂には放射能が含まれていると聞きます。

それから考えると、住宅地などを除染したとして近くの山林から飛来する放射能により汚染されるのではないかと思いますが、この辺の評価はなされているのでしょうか。

それとも除染作業は、雪国での雪下ろしのように毎年ではなくとも、むこう0年ぐらいはある程度のタイミングで行う必要があるのでしょうか。

A 回答 (5件)

>住宅地などを除染したとして近くの山林から飛来する放射能により汚染されるのではないかと思います


>が、この辺の評価はなされているのでしょうか。

はい。
実際に先行して行われている学校などの除洗、避難地域に含まれていないけど比較的汚染度の高い地域での除洗の結果においても、除洗直後の線量に比較してある程度期間が経過した後の測定結果が上昇している事例が存在します。

その事例を分析すると、平地においては変化は見られず、近くに山林が迫っているようなケースが多いようなので。

除洗が行われていない周囲の山林などからの、汚染物質の移行があったと推測されています。
土砂の場合もあれば、落ち葉などによるモノなどその要因は複数ある。

と言うことで、今後行われる所謂「面的除洗」に於いても、住宅地に隣接する山林は境界から20mまでの範囲を除洗の対象にするとガイドラインに記載されたと聞いています。

面積の広さ、除洗に従事できる人員の制限、除洗により発生する排出物の処分先と方法、何れの面を考えても、1年や2年というような短期間では無理です。

どの地域から、どう言った順番でと言うのは、キッチリ優先順位を決めて、粛々と繰り返し繰り返し除洗作業を行う必要があります。

汚染度合いが低い地域でも1度の除洗で済むのか疑問ですし、汚染度が高ければ高いほど繰り返しの除洗が必要なんで、地域によっては10年どころでなく20年30年という長期に渡る可能性もある。
まあ、忘れっぽい国民性から10年ぐらいで打ち切り!って可能性もゼロでは無い。かもしれない。
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この回答へのお礼

早速回答いただきましてありがとうございました。

そうですか、やはり除染しても時間経過とともに放射線量の値があがっているのですね。

放射能が今でも大量に黄砂とともに日本に降ってくるという話、そもそも今回の事故の放射能は福島原発から風によって運ばれたものであることを考えると、除染しても周りの山林から強風にあおられて放射能が飛んでくるんではないかと心配していました。

テレビでは除染を行うことですべて解決みたいな内容に感じ取られますが、繰り返し除染が必要なことは現地では把握されておられるのですね。

除染が切り札のようになっていますが、政府も避難民の方達にこの実態を伝え、時間がかかること、あるいはいっそのこと国がすべて土地を買い取るぐらいのことを考えたほうがよいのではと思います。

お礼日時:2011/12/17 20:01

しつこいようで申し訳ないです。



>先般のNHKのアンケートでは津波にガレキ受け入れについて7割強の人が受け入れ賛成、反対は2割でした。
>どうしてこのような民意が反映されないのか不思議です。

それは簡単です。
凡そ常識的な方々一人一人に尋ねればであれば『キチンと測定して問題無いモノであれば受け入れる』と
いう結論に至るのは特に難しい話では無い筈です。

しかし、人間100人いれば極端な潔癖症の人もいれば、自分が大事な人もいるし、反対のための反対が趣味の人も数人ぐらいはいるでしょう。
そう言った方々は、時に見当外れの義憤に駆られるのです『私が反対しなきゃ日本が駄目になる』と言うような感じでしょうか。

そしてそう言った方々は、人一倍声が大きかったりするんですよね。
そうすると、キッチリとした情報を持ち合わせていない人の中には『危険だ!って言ってる人が居るから危険なのかも知れない』と、自分の目や耳で判断せずに声の大きい人に迎合する事も多いのです。

その結果実数に於いては、積極的賛成+消極的賛成>消極的反対+積極的反対であっても
外見上は、反対する人の声の方が耳に届きやすいのです。

そうなると、行政は得てして声の大きい方の意見に逆らえなくなってしまうのです。

過去の様々な問題を見返すと、大なり小なりそう言った構図になっているようです。

とは言っても、ごり押しすると更に問題が複雑化するので、事前の手配り目配りと繰り返しの説明説得で少しずつ誤解を解くしか方法が無いんですね。
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>除染後の土など、日本全国で受け入れれべきと思いますが、ガレキ処理への各自治体の対応を見ると涙が出てきます。



ん~。放射性物質に汚染されたモノを無闇に運び出せば、風評被害などの再生産に寄与するだけなのです。

いま必要なのは、その地域毎に除洗によって生じる大量の有機物や土壌などの保管場所です。
その上で必要なのは放射性物質とそれ以外(有機物、土壌)とを効率的に分離する方法の開発です。
その方法が無いので、放射性物質も含めて表土を一律5センチ剥ぎ取ると言うような方法しか無いのです。
減量する方法が見つからない以上、日常生活に影響の無いような場所へ仮置きして、漏洩などが起きないように管理しておきます。

多分瓦礫処理で感じられているのは、岩手や宮城など放射性物質が含まれていないか?含まれていたとしてもごく微量で現行の処理方法で特に問題になるレベルでは無いモノを
『放射性物質持ち込むのか!!』という、ヒステリックな反応に萎縮して瓦礫の処理が進まないという現状に対してと推測します。

どうも、津波による瓦礫と放射性物質の除洗となんかごちゃ混ぜにされているのか?と思わなくもない。
いや質問者がというのでは無く、普通の人に取ってという意味で。
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この回答へのお礼

そうですね。
私の書き方が津波のガレキと放射能汚染の土と同じように取られかねない書き方でした。

既に汚染された土は放射能を分離させる技術が時々紹介されていました。いずれ早い時期に汚染土の放射能分離作業は行われるようになると思います。
放射能を分離された土は元に戻したらということも考えられますが、剥ぎ取られた場所も数年立てば入れ替えた土もなじみ、それなりの風景になってくると思います。その土地の上に放射能を分離処理されたとはいえ汚染された土を受け入れること心情的に困難ではないかと思った次第です。やはり、ある程度はどこかに受け止めてもらわなければいけない事態も発生するのではと考えました。

風評被害は心の問題であり、日本人ってこんな民族だったかと思っていたら、先般のNHKのアンケートでは津波にガレキ受け入れについて7割強の人が受け入れ賛成、反対は2割でした。
嬉しかったですね。
どうしてこのような民意が反映されないのか不思議です。

私は中国地方在住です。引退組ですが老人でも何か出来るのではと声をかけられ、明日から福島にボランティアに行きます。これからその準備なので書き込みが出来そうもありません。

色々ご指導ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/19 08:11

>そうですか、やはり除染しても時間経過とともに放射線量の値があがっているのですね。



>放射能が今でも大量に黄砂とともに日本に降ってくるという話、そもそも今回の事故の放射能は
>福島原発から風によって運ばれたものであることを考えると、除染しても周りの山林から強風に
>あおられて放射能が飛んでくるんではないかと心配していました。
誤解を招かないように補足。
「風が吹くとバンバン舞い上がってそこいら中に捲き散らかされる」というレベルではありませんよ。
広い校庭などで計測すると、宅地に面している地点は上昇しないのに、山林などに面している地点では除洗直後よりも1、2割ぐらい上昇する事例がある。というレベル。

>テレビでは除染を行うことですべて解決みたいな内容に感じ取られますが、繰り返し除染が必要な
>ことは現地では把握されておられるのですね。
全て解決ではありません。
取り除く画期的な方法が存在しないので、放射性物質を吸着した土砂や落ち葉を一定の地点に集積して
生活する場から遠ざける事で、日々の被曝線量が上昇しないようにする対処法でしかありません。

ん~。このように書くとバンバン被曝線量が上昇する様に取られる可能性があるかな?
精神衛生上より少ない方が安心できるよね?というスタンス。

>除染が切り札のようになっていますが、政府も避難民の方達にこの実態を伝え、時間がかかること、
>あるいはいっそのこと国がすべて土地を買い取るぐらいのことを考えたほうがよいのではと思います。

繰り返すが切り札でも何でも無い。
他に手段が無いからです。

長年掛けて豊かな土壌に改良した農地から、その手塩に掛けた土壌を取り除いたり。
何十年も掛けて手入れした庭から花も植木も芝生も全て剥ぎ取るのです。
その当事者の方々の無念というか無常観は、『除洗すればOK』という気軽なモノではありません。
我が子のため、孫のため、農産物を食べてくれる人の為に、泣く泣く作業しているのです。

『なんで、こんな事しなくちゃなんねぇのがなぁ』って言葉が重いねぇ。
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この回答へのお礼

一気に放射線レベルが高くなることではないことは理解しました。

でも「宅地に面している地点は上昇しないのに、山林などに面している地点では除洗直後よりも1、2割ぐらい上昇する事例がある。というレベル。」ということから推察すると、除染後どれくらいの時間経過かわかりませんが、上がったレベルが一割としても、セシウムなどの放射能の半減期は長いことを考えると、経過時間と正比例して数年で今の倍以上になるのではと懸念していました。

確かに、丹精こめた土地や、作り上げてきたブランドが一瞬のうちに消えてしまった、特に農業関係者は無念だと思います。

泣く泣く作業されている方がおられればこそ、除染の労苦が報わればと思います。

よい方法があればと思うのですが、事故を引き起こした東電は当然のこととして、国民もその電力にお世話になったのですから、もう少し被災地に支援をと思うのですが...

除染後の土など、日本全国で受け入れれべきと思いますが、ガレキ処理への各自治体の対応を見ると涙が出てきます。

お礼日時:2011/12/18 10:16

こんにちは。



野田首相が事故収束と宣言したこと自体が疑問で仕方ありません。

事実、今でも格納容器内の状況は予想でしかありませんので、これから良い方向へ行く事を願ってはいますが、事態が悪い方向へ行く可能性もあるのではないかと感じています。

また、kobentarouさんのおっしゃる通り、私も山林除染は非常に困難だと思います。春になれば山林から花粉や土埃が住宅地へ飛んできます。仮に山林全てを除染したとしても、地中にしみ込んだ放射能を吸い込んだ植物が育つ事を考えれば、定期的に除染する必要があるのではないかと思います。

事故収束宣言をするのであれば、除染作業をすべて終了して、原発が完全に安全であると、予測ではなく証拠を国民に示してから宣言して欲しかったです。
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この回答へのお礼

早速回答いただきましてありがとうございました。

原子炉内にある燃料の状況もわからない中での、事故収束という言葉は私も違和感を持っています。

山林の木々をすべて伐採し、土を入れ替えることは困難というより出来ない話ではないかと思いますので、政府はもう少し現実的なことを国民に伝えるべきだと思います。

お礼日時:2011/12/17 19:31

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