プロが教えるわが家の防犯対策術!

当方には、乾熱滅菌器はないのですが、オートクレーブはあります。
コンタミが時々起きるので、作業内容を確認しています。
オートクレーブは、缶内の空気を追い出し飽和蒸気で満たす必要があります
器具の滅菌について、空気を効率よく抜くにはどうすればよいでしょうか?
器具は、プラスティックボトル、ピペット、スプーン、シャーレ、メンブランフィルターホルダーです。
現在は、乾燥後、ボトル以外はアルミホイルでくるんで、滅菌し、その後乾燥しています。
ボトルは、ふたを少し緩めて滅菌し、オートクレーブから出して、ふたを閉めています。
滅菌前に乾燥するのはよくないのですが、滅菌後の乾燥時間に余裕がないので困っています。
最近のオートクレーブは、よく自動化されていて、どんな対象物でも空気をうまく抜けるようになっているということはありますか?
もちろん密閉容器は除きますが。

A 回答 (4件)

 乾燥までやってくれるようなオートクレーブはうちにもありません・・・



 オートクレーブ後の乾燥時間が足りず、器機に水滴が付着したまま実験に使用しても、それは実験のデータを狂わせるかもしれませんがコンタミの原因にはなりません。

 コンタミの原因は作業手技や作業環境の可能性が最も高く、それらを全て検証して否定された場合に初めて「オートクレーブできちんと滅菌されていないのではないか」ということを疑った方が近道でしょうね。オートクレーブなんて単なる圧力釜ですから、そう簡単におかしくなるものでもないです。

 ただ、液体が入った被滅菌物を缶内容量一杯まで入れていないか、とか、きちんと設定温度まで上がっているか、といった検証は日常的に行っている必要はあると思います。
 インジケーターテープは被滅菌物全てに貼って滅菌していますか?それでちゃんと"Sterilized"の標識が出るのであれば、コンタミの原因に関してはオートクレーブの可能性は捨てて良いと思います。

>器具の滅菌について、空気を効率よく抜くにはどうすればよいでしょうか?

 それはオートクレーブの弁が勝手にやってくれていることなので、仮に弁の具合が良くなくて空気がうまく抜けてくれない時は、エラーが出てオートクレーブが止まってしまうか昇温にやたら時間がかかるようになるだけなので、コンタミの原因として考慮する意味はありません。
 機種によっては、バイオハザード対策モードといって、低温時から空気抜きの弁を閉じたまま昇温させる機能を備えたものがありますが、このモードを使うと昇温に通常の倍近くの時間がかかります。

 アルミホイルでくるむのは、滅菌後の移動や保管時に空中に浮遊する菌によって汚染されるのを防止するためなので、これもコンタミの原因としてはあまり考えられないでしょうね。
 もちろん、アルミホイルで「密閉」してしまえば、その内部は気圧が上がらないので滅菌効果はなくなるのですが、アルミホイルで密閉なんてできるわけもなし、です。
 ボトルの口を少し緩めた程度のほんの僅かな隙間でも、そこから水蒸気が入って器機内部の気圧は結局缶内気圧と同じになるので、きちんと滅菌されます。
 心配でしたら、アルミホイルでくるんだ器機の中にインジケーターテープを貼ってみれば良いです。私はコニカルチューブやガラスボトルの内側にインジケーターテープを貼ってみたことがありますが、きちんとSterilizedの標識が出ました。

 50ml程度の樹脂製コニカルチューブを、キャップの緩め方が甘い状態(けっこうしっかり閉められている)でオートクレーブにかけると、けっこう変形します。
 これは缶内が2気圧になってもチューブ内に水蒸気が回らず、チューブ内外で気圧差が生じているからだと考え、チューブ内にインジケーターテープを貼ってみたのですが、結果はきちんと水蒸気は回っていることを推察できるものでした。
 ちなみにがっちりキャップを閉めると、チューブ内のインジケーターテープはSterilizedの標識が出なかったです。チューブの変形ももっと激しかったですし。

 余談ですが、他にもやってる人は多数いると思いますが、乾熱滅菌をかけるときもオートクレーブ用のインジケーターテープを使っていますが、Sterilizedの標識は出るものの、少し色が薄いです。

 ということなので、アルミホイルでくるむのは滅菌に影響を与えない、と思います。不安なら試してみれば良いと思いますよ。
 むしろ、作業環境や保管場所に問題があるのであれば(その可能性が高いと思いますが)、アルミホイルでくるむのをやめるか、被せる程度にすれば、コンタミは酷くなることが予想できますね。

 他の作業内容、保管場所、作業手技などを疑った方が早道だと思いますよ。
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この回答へのお礼

アルミホイルはさほど水蒸気の周りに影響がなさそうだということがわかりました。
空気抜きについてはもう少しオートクレーブを信じてみます。
インジケーターテープでよく確認してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/22 22:57

いつの時代のオートクレーブを使っていらっしゃるのでしょう?



普通、乾燥まで終わって終了ですよ

で、なぜボトル以外を全部アルミホイルに包むのかも理解できません・・
蒸気が当たらない 場合は、 滅菌にならないからです。ただ121度にあたためただけでは微生物 のすべては死にません
アルミホイルを被せる目的は水滴の混入防止ですので、かぶせる程度でいいのです

もちろん再利用はされていませんよね

あとは、滅菌テープを使って確実に滅菌されているか確認してますか?
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この回答へのお礼

オートクレーブは7~8年前のだと思います。
乾燥工程はないはずです。
出した時に完全には乾いてはいません。
アルミホイルにくるむのは、滅菌後にコンタミするのを防ぐためです。
クリーンベンチ内でアルミホイルを向いて使用します。

滅菌テープは使ったことがありません。
よいアイデアをありがとうございます。

お礼日時:2011/12/22 22:52

何の作業中にコンタミが起こるのでしょうか?



器具の滅菌とか言う前に、作業の所作だったり
別の原因があるかもしれません。

>オートクレーブは、缶内の空気を追い出し飽和蒸気で満たす必要があります
器具の滅菌について、空気を効率よく抜くにはどうすればよいでしょうか?

正直、あまりオートクレーブについて考えたことありません。
入れてスイッチオン、最新のオートクレーブとかじゃ無いですし、
オートクレーブにばかりにコンタミの責任があるかどうか
ほかにもチェックするべきところがあるかもしれません、
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この回答へのお礼

もちろん原因はいろいろな可能性がありますが、
オートクレーブを疑った場合には、滅菌が有効かどうか、
心配になって質問してみました。
最近の機械は、ずいぶん自動化されて
どういう原理になっているのかよくわかりませんので
使い方を間違っていないか、逆に不安になっています

お礼日時:2011/12/22 22:46

質問者さんの用途と環境でオートクレーブは不向きと思います。



それならいっそ、煮沸消毒はいかがですか?
これはこれで面倒ですけど十分な効果を得られると思います。
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