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戸建て住宅に太陽光パネルを設置した場合の屋根のメンテナンス工事についての質問です。

・太陽光パネル自体は50年以上もつものらしいですが、屋根材は15年ぐらいで貼りかえるスレートやら30年以上持つ瓦やらいろいろです。太陽光パネルの下の屋根材は張替えない前提で設置するのでしょうか?
⇒屋根材には日が当たらないわけだから、もし張替えないですんだら価値がありますね。

・もしも屋根を20年ぐらいで貼りかえる必要がある場合にはその上のパネルも一度はずして再設置です。パネルの取り外し&再設置によってどのくらいの工事費増になるのでしょうか(例えば4kW分の面積だと)?
⇒売電収入超えたら馬鹿馬鹿しいですよね。


・太陽光パネルを屋根一面にすきま無く貼ってもいいものでしょうか?

⇒すきま無く張ればその下の屋根材は痛まなさそうですが、真ん中あたりのパネルが交換になった場合に足場が無くてたどり着けないので困りますね。空中屋根足場を組まないといけない。それに屋根下地が50年ももたない気がするので、やはりメンテナンス工事に金がかかりそうですね。屋根材とパネルはがして工事なんて大変すぎ。

以上を踏まえて数十年間のコストやリスクを考えると屋根材に何を選んで、どのように設置するのがもっとも効率的なのでしょうか?

A 回答 (2件)

当方、パネルメーカー勤務を経て、


販売会社として独立しているものです。

早速解答いたします。

一番上の質問
 屋根材は張替えない前提で設置するのではなく、
 パネルメーカーは屋根の葺替えを考慮しておりません。
 そこまで考えてないだけです。

 しかしながら実際はパネルの耐久年数が長いため、
 パネルの下になる屋根材は劣化が遅くなるので
 15~20年で葺替える必要は無いと予測されます。
 
 屋根を葺替える場合は、パネルを外して葺替えます。
 パネルを外して復旧させる料金が発生します。
 金額はおそらく8万~15万で可能だと思います。
 
真ん中の質問
 ですので売電収入を超えることはないです。
 また4kwを30年接地した場合だと、
 屋根葺替え工事代金を支払ってもまだまだ売電収入分は残るでしょう。

 屋根葺き替え 80万円 + パネル撤去復帰12万 =92万

 92万 / 太陽光による経済メリット0.6万 = 12年
 ※太陽光による経済メリット0.6万は、10年目以降買取価格24円を想定。
 12年で屋根葺替えがただで出来る計算になります。
 (大雑把な計算ですのであしからず) 

 減価償却が10年で終われば、
 その後12年で屋根葺替え代金を稼ぎます。非常にお徳です!!
  

一番下の質問
 隙間なくパネルを接地することは出来ません。
 パネル周囲に30~40cmの作業スペースが必要です。

 また中央部のパネル交換時は、
 周りのパネルの上を歩いて目的パネルにたどり着きます。
 メーカーによっては順番に外さないと、
 真ん中だけ外すことができない組み立て方をしています。

 よくパネルの上を歩いたなどとクレームがを言う方がいますが、
 対加重的に全く問題ございません。
 また、パネルに傷はつきません。(強化ガラスです。海外メーカーは違うかも。。)


長文スミマセン。

この分野は専門ですので、
追加質問あればお気軽にどーぞ
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この回答へのお礼

なかなか聞けないところまで踏み込んだ回答ありがとうございます。パネルの上って歩けるんですね。

もうひとつ質問ですが、パネルをとめる金具の寿命はどれぐらいでしょうか?
(20~30年?)

パネル単体の寿命は間違いなく屋根材や下地材と比べると一番長いので、屋根全体のメンテナンスを含めてなるべく合理的に設計すると後悔しないと思います。なんだか下地はガルバリウム鋼板かなんかで安く上げておくのが一番合理的な気がしてきました。

お礼日時:2012/08/27 10:02

追加に質問解答いします。



>もうひとつ質問ですが、パネルをとめる金具の寿命はどれぐらいでしょうか?
(20~30年?)

金具の寿命はメーカーの公式発表はございません。
しかし耐久年数は十分計算して採用していると思います。

金具はだいたい、アルミかZAM材と呼ばれるのもを使用していると思います。

アルミについては、
しかしアルミ自体の耐用年数は5年~30年といわれております。
年数の幅が広いのは使用状況により大幅に変わるためです。
尚、私の実家は築45年でアルミサッシはほとんど劣化腐食しておりません。
よって寿命を考えなくて良いと思います。

ZAM材については以下に詳しく出ており、
塩害地域外における耐久予測年数において60年と予想されます。
http://www.yasio.jp/2_1.html

よって金具の耐久年数は気にしなくても大丈夫ですよ。

一番怖いのは施工のクオリティです。
施工業者が集電配管を露出配管にしていたり、ビスを鉄ビスで打っていたとすると、
耐久年数は下がります。
※ほとんどの業者は露出で施工しているのが現状です。私は出来る限り隠蔽配管します。
 またビスはメーカー指定のビスですが、
 業者によっては腰袋に他の現場で使用した鉄ビスが入っていたので、そのまま使用したとか。。。


ちなみに、私がベストと考える太陽光はこうです。

 メーカー ソーラーフロンティア
      日立ソーラー(中身はソーラーフロンティアと同じです)
      
      他メーカーの営業は色々言いますが、発電量は1番多いです。
      参考 http://www.sbenergy.co.jp/PVMS/
      パネルが熱くなっても一番発電します。 
      経年劣化による発電量低下が一番少ないです。
      製造時の環境負荷が一番少ないです。


 屋根材  ガルバ
     
      軽い、安い、耐久年数が長い。
      コロニアルはビスで締め付けた箇所が極端に耐久年数が悪くなります。
      瓦は重いので地震のとき少し不利になります。

 施工業者 これがなんと言っても一番重要です。
      慎重に選んでください。
      訪問販売業者は施工管理が甘いのでやめたほうが良いです。
      地元の老舗で縁故関係がないところが良いと思います。
      縁故関係があると、何かあったとき文句が言いづらいです。


参考になれば幸いです。  
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この回答へのお礼

再質問に対するご回答ありがとうございます。いわれてみればそのとおりで金具の寿命は塩害がある場合だけは極端に落ちますね。それ以外なら確かに数十年はもつ気がします。

私も個人的にはソーラーフロンティアのCISパネルに魅力を感じます。最近シェルの株まで買ったぐらい。土地の余裕がない人以外には最高の選択肢だと思います。

施工後の問題は強風、雨漏り、鳥の巣あたりでしょう。好みはあると思いますが、私が買うときにはあなたのような人から買いたいです。大変しっかりしたご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/27 12:25

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