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かかりつけの病院の病室のドアが増改築工事に伴い、自動のドアストッパーがないタイプ
に変更され、非常に難儀しています。
ドアはスライドタイプで以前は、全開放すると一旦停止して、少し閉める方に力を加えると閉まる
構造でした。
改築後は開いたドアがどこで止めても機械的にスライドして戻ります。
足が不自由な父が病室の出入りに非常に難儀しています。車椅子の方は一人では
入退室出来ません。
点滴を携えた患者の出入りは危険を感じる事もあります。
病院側にストッパーをお願いした所、消防法で決まっているからの一点張りです。
マンションのドアストッパーが違法である事は、こちらの質問コーナーで理解出来ましたが、
病室のドアは室内ではなく、共有スペースの扱いということでしょうか。
宜しくご教示ください。

A 回答 (7件)

消防法の専門家です。



ドアストッパーがもともと装備していないのは、消防法ではなくて建築基準法の規則です。耐火構造にする基準の細則に「居室の常時閉鎖」というがあるのです。

そのうえで、後付のドアストッパーをつけることができないのは消防法の決まりで、正確には火災予防条例の中の、防火対象物の消防計画の中に「消防設備および防災設備を維持するための規則」という形で書いておかなければいけないことになっています。

つまり知らない人がストッパーをつけても、安全管理者や防火管理者はそれを常時点検し、防火のために閉鎖するようにしなければならない、ということです。
ですから結果としてできないわけです。

また常時は開いていて非常時(火災時)だけ閉まる扉にするには認定基準を満たしているドアに交換する必要がありますので、それはそれで費用がかかると思います。

また一般のかたがたは「火事」というと延焼の危険を考えてしまいがちですが、一番怖いのは煙です。モウモウとした黒い煙は有毒ガスを含むため、一息吸い込んだだけで死にいたることもありえるほど危険で、現代のようなコンクリート建築では火によって死亡する人はほとんどいないのに、煙を吸い込んだだけで死亡する事例はたくさんあり、またそれも火災の発生した階だけとは限らないのが危険なのです。

ですから隣の部屋で火事が起きても、その部屋の扉が閉まっていれば廊下に煙が蔓延するまでに時間がかかるので、すぐに逃げることができるようになっていますし、逆に廊下で火災があったときは、扉を開けなければしばらくの間は煙が入ってこないのでその間に助けが来てくれればいいわけです。

ですので、法令の基準だけ見れば病院の言っていることは正しいといえます。

ただし、消防法といえども日常の危険が高くなるのでは意味がありません。私のクライアントのところでも、ベランダにある避難器具とそのベランダを常時施錠することが問題になったことがあります。

ベランダをいつでも逃げられるように開放しておくと、子供たちが勝手にベランダに出て危険なため常時施錠していましたが、鍵を1階の保管庫に入れていたため非常時に避難器具を使うことができなかったのです。

しかし常時開放するわけには行きませんので、各階に鍵を1本ずつ隠しておきスタッフが非常時に加俸することで、消防とも協議してOKをもらったということもありました。

病院の状態はわかりませんが、きっといい方法があると思います。
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この回答へのお礼

お返事遅れまして申し訳ありません。わかりやすい説明ありがとうございます。
しかし納得できない事のほうが多いです。
昼間の火災と夜間の火災ではスタッフの数で大きな違いがある事は明白ですよね。
また患者は自立歩行できない方の方が多いです。非難の際は車椅子やベッドごと、介助の必要な人がほとんどです。そのような方を部屋の外に出すときをストッパーの有無で想像してください。
無しだと必ずドアを開けておく人が余分に必要になります。
この病院だとワンフロワー30人くらいの入院患者に、夜間のスタッフは3人です。
同一階はまだしも、上階では逃げ遅れる方の数はどちらが多いか明白だと思います。
又同一階でも夜間にドアを開放して就寝される方はいらっしゃるでしょうか?
ホテルやアパートと病院を同じ扱いはどうしても解せません。

その後も隣室の患者が点滴をドアにひっかけ倒しました。

お礼日時:2012/09/14 22:00

>病室のドアは室内ではなく、共有スペースの扱いということでしょうか。



共有スペースか占有スペースかは関係無いです。

>足が不自由な父が病室の出入りに非常に難儀しています。車椅子の方は一人では入退室出来ません。
>点滴を携えた患者の出入りは危険を感じる事もあります。

不便だったり危険だったりしても、それで死ぬ事はありません。

でも、ドアが自動で閉まらない事により、火事の時に延焼が早くて焼け死んでしまったら、取り返しが付きません。

「自動で閉まるドアだったら、逃げる時間があったかも知れないのに」と思っても、死んじゃってからでは遅いのです。

「火事起きる確率なんて、無いのと同じ。起きないから対策しなくて大丈夫」って思うかも知れませんが「起きないから対策しなくて大丈夫」の結果がどういう事態を招いたかは、福島原発の事故で、みんな思い知った筈です。

たとえそこが占有スペースであろうとも、安全性を犠牲にして利便性を優先する訳には行かないのです。

病院が可能な対応は「自動で閉まるのは変えずに、閉まる速度がとてもゆっくりに変える」くらいです。

なので、ストッパーをお願いしないで「もっとゆっくりゆっくり閉まるように変えてくれ」とお願いしましょう。

理由がどうあれ、法律がどうあれ「出来ない事をアレコレ議論しても時間の無駄」ですから「出来る事」を考えましょう。
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この回答へのお礼

不便だったり危険だったりしても、それで死ぬ事はありません。

↑↑↑↑↑↑↑↑

健康な人に想像出来ないかも知れませんが、様々なリスクを抱えた患者が、転等したりする事でその後の寝たきりや死亡につながる事は数限りなくあります。

お礼日時:2012/09/14 22:06

>↑↑↑↑について消防法何条に明記されていますか?


消防法じゃ無いよ。
病院の規律だよ。
入院時のパンフレットに書かれてないかな?
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あまりにも行政の無策に対する怒りでちょっと調べてみました。



要は、ドアは防火のために閉まっていることが必要であり、
ドアが開いていると延焼速度が上がるのが理由です、

当然ですが、これに対して理解はできます。

でも、どうしてドアストッパーが必要な人に対する思いがないのでしょうか?

要は火災時にドアが閉まればいいのです。
ビスマスやスズの合金あらば100℃前後で融けます。
ポリエチレンなども製法によっては100℃以下で融けます。
このような素材でドアストッパーを付ければ何の問題もないでしょう。

そもそも、火災が起こる確率はどれだけあるでしょうか?
家の中までトラックが突っ込む確率も0ではないのです。
そのような事に対して防御をしているでしょうか?
福島原発では10mの津波へのデュフェンスも無かったのです。

公共の場所では一定の防火対策が必要だと言うことは理解できます。
しかし、個人が火災の確率と日常生活の利便性のどちらをとるかは自由です。
消防法に対して「大きなお世話だ」といいたい。
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この回答へのお礼

私たちの気持ちを代弁して頂き本当にありがとうございます。

そもそも、火災が起こる確率はどれだけあるでしょうか?
家の中までトラックが突っ込む確率も0ではないのです。
そのような事に対して防御をしているでしょうか?

↑↑↑↑↑↑↑↑
付け加えさせて頂ければ、病室には火の気はありません。

お礼日時:2012/09/14 22:11

病室も言い換えれば「共有スペース」


個人スペースは「ベッドの上」だけ。
消防法の話も事実。
お父様は本来なら「介護同伴」でないと車椅子での移動は出来ません。
なので出入りの時は「ナースコール」で看護士に開けて貰いましょう。

この回答への補足

回答有難うございます。

病室も言い換えれば「共有スペース」
個人スペースは「ベッドの上」だけ。
消防法の話も事実。

↑↑↑↑について消防法何条に明記されていますか?
こちらでも確認したいのですが膨大で手がつけれませんので。お願いします

補足日時:2012/09/07 12:11
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回答でなくて申し訳ないです。



書かれていることについてお困りだと思います。
日本は法律を作っている人間が現場をわかっていない典型の例だと思います。
誰が考えても病室のドアーは止まった方が使いやすいでしょう。
今、行政はバリアフリーをとなえていますが、口でいていることと実際に
やっていることは逆です。

私もこれから消防法を勉強します。

法律で決められていることならば仕方ないです。
対処法としてはレールの一部を加工して動きにくくするくらいです。
一番早いのはマスコミを動かすことかもしれません。
書かれている例では明らかに病人には必要な事であり、行政の方が悪いです。
また、改善に関して何の費用もかかりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

確かにマスコミにあげるは有りですね。

お礼日時:2012/09/07 12:13

 消防法で決まっているのなら無理です。

特例としてあるかもしれませんが、管轄の消防署の指導があるのであれば仕方が無いです。ただし、地域によって解釈の仕方とか変わるので。工事担当者が頑張って交渉して今の形なら仕方がない。

 消防法を無視して、いろいろ対策すると、消防からの指導が入りますからね。

 現場が困っているのであれば、医師会などが働きかけて改善されるかもしれないけど、現状無理なら無理です。 

 
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます

工事担当者および依頼者が頑張って交渉した感じは残念ながらありませんでした。

お礼日時:2012/09/07 12:17

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