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真面目な質問です。放射性廃棄物の最終処分場で日本は立ち行かない状態です。これは多分日本列島形成の歴史がそうしたのだと思います。ヨーロッパや北米は比較的安定した岩盤構造の隙間に数十万年の単位で保管することはそれほど無理があるとは思えません。

日本の原発推進派のご意見にも一理あるように思います。しかし稼働すれば毎年数百トンから数千トン増える廃棄物の安定した処分をわが国で行うコンセンサスは難しく、外国に引き取ってもらうことになるでしょう。その費用は今化石燃料を足元を見られて購入するよりはるかに高額になることが予想されます。このコストまで入れると推進派の意見も慎重にならざるを得ないでしょう。

私は核廃棄物を宇宙に将来の人類の宇宙進出を考えるとばらまくのは反対です。しかし地球の軌道上で太陽の反対側に廃棄物衛星を作るのはいかがでしょうか。致命的欠点があるかどうかが質問です。

宇宙ステーション計画は2011年以後年間維持費が四百億円と言われています。しかし産業界への成果のフィードバックが十分あったとは考えられません。低軌道ですが有人はとにかくお金がかかるようです。総投入費用は約8000億円です。これは税金です。

いっそのこと静止軌道から徐々に高度を上げ速度を落として太陽に対して地球の反対側の位置に廃棄物衛星を持っていけばどうでしょうか。数千年か数万年かかってブラックホールとか宇宙に最終処分場を考えればよいのではと思いますがご意見をお聞かせください。軌道へのロケットはH2Bで8トン上げることができます。

年間800トンあれば80回ロケットを上げれば良いのですから約8000億円で終わります。後は原発は数基で運用すれば先進の原発技術を作りながら自然エネルギー比率を高められるでしょう。化石燃料を購入するときも廃棄するときも外国から足元を見られる事もありません。


ロケットの信頼性は勿論要求されますが国土を放射能汚染から守るという実利のあるロケットビジネスが生まれます。費用は税金で賄っても電気料金に載せてもおかしくありません。宇宙ステーション計画よりずっと実際的です。

最悪の事態は打ち上げる際の落下事故ですが低高度ならパラシュートで回収するとか高高度なら空中ブランコ?でもう一機が何か助ける方策は無いでしょうか。アイデア募ります。

私はロケットの信頼性を99.99%まで高めれば落下事故は一万回に一回、使いきった低レベル放射能廃棄物が地上へ落下した時のシューティングは大変ですが巨大事故にまで至らないのではと思います。アポロ計画のように99.9999%が達成できればこれはやるべきだと思います。

太陽に投げ入れる方策も提案されていますが廃棄物の再利用技術ができる可能性もあるので、反対側軌道がいいと思います。どう思われますか。不可能でしょうか。

A 回答 (6件)

<<致命的欠点があるかどうかが質問です。



できる限り真面目に回答します。

<<年間800トンあれば80回ロケットを上げれば良いのですから約8000億円で終わります。

環境省が示した除染すべき土壌の量 東京ドーム23杯分って?
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-415 …

つまりは6000万トンほどの土です。
上記の方法で除染完了までに7万5千年かかります。


<<ロケットの信頼性は勿論要求されますが国土を放射能汚染から守るという実利のあるロケットビジネス

H2Aロケットの打ち上げ成功率は95.2%だそうです。
数学的には99%落ないロケットが100回連続で打ち上げ成功する確率は37%です。

<<アポロ計画のように99.9999%が達成できれば

いいえ死にまくってます。

wikipdia「宇宙開発における事故」より抜粋
「アポロ1号(発射前の火災)とX-15-3が宇宙飛行に含められるのであれば、
全体の5%(22/439)が、宇宙飛行中に死亡している」


99%の安全性を確認するためには最低でも100回の打ち上げが必要
99.99%の安全性を確認するためには最低でも10000回の打ち上げが必要です。

ロケットはまだまだ危険な乗り物です


鉛で周囲を覆って放射線を遮断し、地下に埋めるのが現状最も有効な方法です。
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>いっそのこと静止軌道から徐々に高度を上げ速度を落として太陽に対して地球の反対側の位置に廃棄物衛星を持っていけばどうでしょうか。

数千年か数万年かかってブラックホールとか宇宙に最終処分場を考えればよいのではと思いますがご意見をお聞かせください。軌道へのロケットはH2Bで8トン上げることができます。

「静止軌道から徐々に高度を上げ」るためにも燃料が必要になります。そのための燃料の重さも軌道に打ち上げるために必要な重量からマイナスされます。もちろんそれに使うためのロケットエンジンは姿勢制御用より強力なものが必要になり、それもまた重くなります。たぶん純粋に荷物として打ち上げられる重さは半分以下でしょう。
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コストとかよりも一番の問題は打ち上げに失敗したら・・・


 それが検討されない一番のハードルなのです。
宇宙エレベーターが実用化されればという期待もありますが・・
 それなら、深海(海溝)に沈めればよい。いずれマントルに引き込まれますからね。

なお、反対側じゃダメです。
ラグランジュ点( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0% … )でなきゃ・・
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すばらしいアイデアだと 自画自賛していることでしょうが



視点が不足です

物事を実現するためには コストは非常に重要です
またスペースデブリさえも視野に無いことも
第一宇宙速度と第二宇宙速度についても
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ロシアは、何回も使用済みの原子炉ごと海へ投棄してきましたが、さすがに真似するわけにいきませんね。



ロケットは、たまに爆発したり、軌道に乗らなかったり、地球周回軌道に乗っても徐々に減速されて地上に落下したりするかもしれませんが、地球の反対側起動というのが、難しそうですね。


なぜなら、加速すると地球の外側軌道となり、減速すると内側軌道となります。
また、太陽を1つの焦点とした楕円軌道となります。

反対側軌道にもっていくのも、回収のために持って帰るのも困難ではありませんか?
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 ロケット1回の打ち上げ費用が数百億円ではコストが引き合わないのではないでしょうか。



 放射性廃棄物を宇宙に捨てるには、数千万円から数億円で宇宙まで打ち上げられるロケットが必要で、それほどコスト安の宇宙ロケットは、まだ開発中だろうと思います。

 航空機から高層大気圏で宇宙に打ち上げる方式のロケットならば、コストが安いので可能かもしれませんが、被爆線量を考えると、無人機から打ち上げないと危険でしょうね。

 実現出来ないわけではないでしょうが、高レベル放射性廃棄物を宇宙に打ち上げるのでは反対が激しくて難しいでしょう。

 何よりも、低軌道上に放射線源が存在すると、ガンマー線望遠鏡の天体観測の障害になるのだそうで、賛成する人はほとんどいないでしょうね。

 宇宙に捨てるのではなく、使用済み核燃料を原子力電池の熱源として使用するなどして、消費する道を選んだ方が有効ではないでしょうか。ロシアの偵察衛星に積まれている原子力電池は使用済み核燃料とほぼ同じ成分の放射性物質が使われているそうで、核廃棄物から電力を生み出す再利用方法を計画した方が捨てるよりも有益なように思います。(以下、リンク参照。)

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90% …
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