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10円くらの樹脂部品の金型が500万円もするといわれました。なぜそんなに高いのですか?

A 回答 (4件)

私は、プラスチックの成形工です。


金型は、客先と、話が決まり、実行に移すと、色んなトラブルが、でます。
で、基本、大量生産してないので、オーダーメイドな訳です。
そこに、何度も、改良して、初めて、10円の部品が出来るわけです。

そこには、只、形だけでなく、
技術としてのノウハウも入ってます。
ですんで、型屋さん、そして、製造の、技術との、打合わせ、
生産者の、ノウハウ
全てが、詰まってます。
金属の値段だけでは、金型屋は、食って行けません。

ちなみに、当社では、詳しく書けませんが、
3000万円の、金型が、何個も、有るんですよ。
他社で、聞いた話では、
車のバンパーも、射出で、成形してるそうです。

多分、5000万とかしてると、思います。
高い理由、ご理解頂けましたか?
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この回答へのお礼

なるほど!詳しいお話誠にありがとうございます。

お礼日時:2013/03/21 00:15

金型製作に付いては、前に回答があったので、



金型完成→客先で試作プレス、バリや線が出ないか0.1ミリ単位で検査→持ち帰って修正→客先でプレス検査、
4~5回試作検査を繰り返しokになります。

部品一つごとに金型が必要になります。

最近、車の部品も共通化で製作費のコストカットを図っています!

一つの金型で月、最低数千個は作らないと採算が取れないと言われています。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます

お礼日時:2013/03/21 00:19

職人が一つ一つ手作りで作っているんです。


樹脂成型なんてやったことないでしょうから、判らないでしょうが、樹脂は温度が高くなると堆積が増え、冷えると小さくなります。

樹脂成型は高温にして溶かした樹脂を型に入れて冷やして型から抜きます。
この体積変化まで計算に入れて金型を作ります。
パソコンで図面を書く程度の話じゃとてもできません。

さらに出来上がったものを数千万する成形機に取り付けて実際に樹脂を整形して確認していきます。
この作業だけで1回に半日から1日かかります。
これを5回から10回くらい繰り返して作っていきます。


もちろん精度が低くて良い。小さいもの。と言うのなら、数十万円程度で作ることも可能です。
耐久性も悪いので、数も作れませんが。


また、部品がそのままの形で抜けないオフセットなどがあれば、金型を複数にしてスライドさせる特殊な金型になったり、金型を回転させながら引き抜くなどの場合もあります。
こうなるとさらに値段は高くなっていきます。


自動車のボディの金型などだと1か所で億単位になります。

お遊びで作るようなものではないので、高いんですよ。
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作ってみたらわかるよ^^



客先との打ち合わせから始まり、
CAD等で設計、図面作製
打合せ
また図面作製

OKもらったら
色んな機械(旋盤、溶接、放電加工機等)を使用して作成

以上の工程全てにかかる人件費(経理、労務、作図、職人等)
その他経費(光熱費、交通費、各機械損料、材料費、交際費等)

どうかね?500万円で作れそうかね?
何!?もっと安く作れそう!!?
今度からご自身で作ると良いですね^o^ノ
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この回答へのお礼

なるほど、いろんなものがコミコミなんですね

お礼日時:2013/03/21 00:21

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