なるべくわかりやくす書きたいのですが、乱筆ごめんなさい。
写真家に写真撮影を依頼したのですが、納得した納品とは言えず困っています。
弊社から写真家に依頼した内容としては、観光地PR用の素材として写真を撮影してほしいというものです。
特定の用途限定ではなく、パンフレットにもwebサイトにもいろいろと使いたいのです。
撮影した写真を全て買い取りたい、という言い方でも同意です。
著作権に関しては今回の件があって少し勉強したのみですが、撮影していただいた写真家の創作した権利を否定するつもりはありません。ここで言う権利というのは著作権の中でも使用する権利についてです。
以下、経緯を説明します。
とある場所(海外)に取材に行きました。
目先の目的はパンフレット製作ですが、その後はwebサイトやその他宣伝材料にもする、総合的な取材です。
メンバーは弊社側のスタッフと、カメラマンと、ライターです。
なお、弊社側スタッフはこの手のクリエイティブ関連の経験がほとんど無く、
写真に関しては写真家を連れて行けば大丈夫、という認識しかありませんでした。
同行メンバーに編集者やディレクターという肩書きの人はいません。
行程は約10日間です。費用は全て依頼人である弊社持ち。
残念ながら、距離や時間も考えて、もう一回行ける場所ではありません。
なお、後悔はしておりますが、事前に綿密な契約書というのものは作っておりませんでした。
現地の観光スポット等を巡って、おそらく数千枚は撮影をしてもらいました。
(後に出してもらった写真のデータ番号を見ると、5000枚はシャッターを切っているようです)
帰国後、同行したライターや、パンフレットの製作をしてくれるデザイナー(現地には行っていない)も交えて打ち合せを行いました。
第一段階としては写真の補正などは行わなくてよいので、とりあえず全ての写真を見せてほしいという話になりました。デザイナーの言葉を借りれば「打ち合せとセレクションが目的なのでサムネールで良いので全部見せてほしい」です。
後日、写真家からDVDが届きました。
DVDに収まっていたデータの一覧表(コンタクトシート?)はデザイナーが作って出力してくれました。
一覧表の写真は800枚くらいです。
各写真のデータは(デザイナー曰く)だいたいA6サイズくらいで補正とトリミングなどがされていました。
枚数からも一目瞭然ですがとにかく全ての写真ではありません。
困ったことに「この木の写真」だとか「この建物なんだけどトリミングしていない、引いた状態の写真」など、撮ってもらったはずのカットがいくつも抜けています。
そこで写真家に全部見せて欲しいと再度リクエストしたのですが
「全部渡すなんて写真家の世界ではありえない」また「これ以外のカットは何日目のどの場所で何を撮影したカットなのか指定されれば出す」ということを言われます。
こちらとしてはその指示を出す為に小さくても良いので全部を出していただき、必要なものだけを補正なり修正なりして納品してもらうつもりだったのです。
「クライアントなんだから、どこでどのカットを撮ったか把握していないほうがおかしい、その指示を出せないならクライアント失格」という言い方もされます。
また「写真の権利は写真家側にあるので、どのページでどのような使い方をされるのか、気に入らない使い方なら提供しない」ということまで言い出しています。
皆様のお知恵を拝借したいのは、整理したいのです。誰のどこがおかしいのでしょうか。
●弊社として事前に綿密な契約書を作っていなかった。←これは絶対的な反省点ですが、以下に関してはそれぞれどうなのでしょうか。
【1】撮った写真全て(試し撮りやあきらかな失敗写真は除外)を買い取る、納品してもらう、というのは無理な話なのか?
【2】全部納品が現実的で無いとしても、セレクション目的で全部を一度見せてくれ、というのは、写真家に求めてはいけないのか?(写真家に依頼するためのマナー的な意味も含め)
【3】現地同行取材の際、依頼人が全ての撮影カットを把握、メモなどしておくべきだったのか?
【4】写真は写真家が権利を持っていて、どのように使うのか写真家の求めるように使わないといけないのか?(そうするとデザイナーの存在意義が薄くなる気もしますが…)
【5】デザイナーは全部の写真を見せてくれと求めるのがおかしくて、提供された写真のみで製作するべきなのか?
【6】結局、撮ってもらったはずなのに「何日目のどこの写真」という記憶があやふやな写真が納品されていないのですが、このような状態でも写真家との商業的な取引は成立と言えるのか。(実際は出発前に前払いで払ってしまっていますので、返金など求められるのか)
「法律的なルール」と「写真家業界内のルール」、そのあたりも踏まえてご意見いただければと思います。
プロの写真家の方からもご回答いただけると非常に嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
デザイナー20万年の者です。
質問と、回答の補足を拝読いたしました。
契約や法律のことはひとまず脇に置いて、今後のカメラマンとの交渉で「希望のカットを提供してもらう」にはどうすべきかを考えたほうがいいのでは?
現に、カメラマンは「どのカットが欲しいか詳細を教えてくれれば、エキストラの中から抜き出して提供する」と仰っているじゃないですか。
それなのに、なぜか権利だ契約だ弁護士だと、法律の話に飛んでしまうのかが理解できません。
質問者の最終目的は「クリエイティブを完成させること」であって、カメラマンを訴えることではないでしょう。
完全なる憶測ですけど、質問者がここまで法やルールに拘る理由として、
(1)質問者は、カメラマンの無礼とも言える対応にプライドが傷つけられた
(2)悔しいと思った
(3)訴えれば、カメラマンもさぞ驚いて全カット差し出すだろうと考えた
…といった筋書きを想定していたとしたら、質問者ははっきり言って極悪人(クリエイターにとって)ですね。
全カメラマン&全クリエイターの敵として、一歩外に出れば槍が飛んでくるでしょう。
という訳で、とにかく法を盾にして解決を図る前に、カメラマンと再度、話し合いの機会を持ってください。
他の方が仰るように、5,000枚ものカットを800枚に絞って、修正まで済ませるのは大変な作業です。
にも関わらず、質問者が「全カットよこせ」などと無謀なことを言うものだから、頭にきて、強い口調であたってしまったのかも。
最初の連絡から時間を置いて再度連絡を取れば、態度が軟化しているかもしれません。
ご回答ありがとうございました。
的を得たご指摘ありがとうございます。
さすがに20万年(?)もの長きにわたり業界内にいらっしゃるということで(笑)
冗談はさておき、ご指摘の点、仰る通りです。
とにかく前向きに仕事を進めなければいけません。
我々も揉めたいわけでも、クリエイターの仕事を否定したいわけでもありません。
結局のところこのような質問に至らざるを得ない状況だとご理解いただければ助かります。
もう少し具体的に書くと
「どのカットが欲しいか詳細を教えてくれれば、エキストラの中から抜き出して提供する」なのですが、
例えば
「2日目の午後に撮影したはずの、●●アベニューで車を留めて山のほうを見たときに撮ってもらった教会の写真があったと思うのですが提供可能ですか?」
「2日目の午後っていったって、具体的に何時?でどの写真のこと?それじゃわかならいから出せないね」
という状態です。
それならば「_IGP3335と_IGP3348の写真をA5サイズで使えるように提供してもらえませんか?」みたいに番号で具体的に指示を出すのか、そうなるととりあえず一覧表だけでも良いからください、という流れに。
もちろん上記は一例であって、確かにどこだかわからないような、あやふやな記憶のものもあるのは事実ですが、それを通り越して「結局のところ何を言っても出してくれないのでは」という感覚に陥っているのです。
そこでしかたなく「とにかく全部出してもらう方法はないのか?」という質問にいたったわけです。
これは先にご回答いただいた方のお礼コメントにも書いたのですが、
なんだかもう写真家とかクリエイターとか権利とか法律とか、そういう話ではなく、
質の悪い業者に前払いでお金を払ってしまった、というだけなのかもしれません…。
No.9
- 回答日時:
こんばんは、お礼をありがとうございます。
#8です。>●お金を払ったのに
●発注側がリクエストして撮影してもらった写真が納品されず
●写真家の好みで撮影された写真だけが納品され
●追加納品に関してはなんだかんだ難癖をつけて納品してくれない
確かに、リクエスト分を提出しないのは解せないですね。
何か内容に不備があったのでしょうか?
リクエスト分をペーパーにしたものとかは渡してますか?
それと、そのカメラマンはどこから連れてきた方でしょうか?
紹介であれば、その紹介者に間に入ってもらい、交渉するという事もありですが
そうでもないのでしょうか?
カメラマンと言っても、風景が得意、人物が得意、スポーツが得意・・・色々いますので。
実績のある方を雇ってらっしゃいますよね?
変にプライドが高いと、拗れる可能性もありますが、別の意味でプライドがあれば
いい仕事をしたいと思いますので、きちんと対処するというのが普通です。
手抜きしたりいい加減な対応するのは、もう性格としか言いようがないです。
ただ一つ言えるのは、万人が万人
>手伝ってくれているライターやデザイナーはそうじゃないので。
こうではないことです。
>一般的にクリエイターという職業の方は契約書さえなければ自由に…じゃないですよね、
自己顕示欲が強く、ドライな方の場合ギャラが目的になることもあるので、
必ず要求に応えようとしないと思います。
仕事をしていく上で繋がりそうなら、信頼関係の中で仕事をし、実害がなければ
そこそこの要求には応えてくれると思います。
だから、次もあるんです。そしてその次も・・・。いい仕事すれば評判になって他方から
引き合いがありますから。
経歴とか確認してお仕事発注されたのでしょうか?
何とか上手く折り合いがつけばいいんですけど・・・。
この回答への補足
お礼欄に書き忘れました。
デザイナーのほうで「とにかくある写真でやれるだけやってみる」と言ってくれているので、少しずつ前に進んでいます。
まだ安心はできませんが…
皆様ほんとうにありがとうございます。
ご回答ありがとうございました。
chiychiy様をはじめ、皆様のご回答をいただきながら、だいぶ整理ができてきました。
いま読み返してみると最初の質問の時点で論点が整理できていない状態で恥ずかしい限りです…
巡り巡って、結局のところ「発注側のリクエストした写真が納品されない」ので「強制的に出させるルール、法律は」ということなんです。
それに対しての写真家からの話が「一般的に写真家の仕事としてありえない」だったので、そうなの?それってルールなの?法律なの?という混乱が始まったわけです。
「リクエスト分をペーパーにしたもの」に関しては、リストアップしたものを提出しています。
「経歴・経緯」に関しては、人づての紹介です。直接のライバルでは無いですが似たような企業の案件をされていたのでお願いした次第です。
ひょっとして、納品された写真以外は、実は撮影のときに失敗していたとかデータを紛失したとか、そんな裏事情があるのかもしれませんね。
No.8
- 回答日時:
こんばんは
色々なお答えは他の方が回答されているようなことだと思います。
一つ違うのは、悪質なカメラマンではなく、やはり最初に契約書を交わしていないことが
全ての発端です。
カメラマンが同行するにあたって、ここからここまでは仕事、プライベートと線引きなさってましたか?
もしプライベートの時間に、別の撮影をしても契約書がない以上は文句は言えません。
雇ったと言っても24時間は御社の時間ではありませんから無理な話です。
大きな会社、局などは、この仕事で行ったもの(場所)に対しての他の撮影は禁ずるというような文言を交わします。
そうすると御社オンリーの仕事になりますが、契約がなければ依頼されたもの以外は撮ったものを転売しようと
何ら文句は言えないのです。
ライブラリーの会社に委託して販売しているフリーの人もいますし、今はネットで販売もしていますよね?
御社がもし全て見せて欲しいのなら、二次使用を認めた上での、リスクを踏まえて
交渉すれば何らかの軟化はあるかもしれません。
そのカメラマンの方には、契約書もないので自分で使えるものも撮って置こうという目的意識もあったのだと思います。
風景は需要が多いですし、余りないようなものだと高く売れますから。
いいように考えれば凄いチャンスだったのでしょうね。
どのくらいの予算でいくら使ったのかは判りませんが、争っても難しい問題です。
予算の中の旅費で、撮ったものを他に転売しないよう色々考えられてます。
ご参考になれば幸いです。
http://www.apa-japan.com/download/pdf/APA-report …
ありがとうございました。
ご指摘の通りですね、契約書が無い、これが全ての大問題ですね。
いまのところ、発注側の捉え方(ちょっと誇張しての見方なのはご承知ください)
●お金を払ったのに
●発注側がリクエストして撮影してもらった写真が納品されず
●写真家の好みで撮影された写真だけが納品され
●追加納品に関してはなんだかんだ難癖をつけて納品してくれない
という状態です。
良い写真、悪い写真という話ではなく、先の方のコメントに書いたように教会の写真とか、町の花の写真とか、施設の看板の写真とか、情報として足りないのですよね。
こうなった以上、極端な話、写真家の方のフリーの時間で撮影したご自身の写真はどう使っても良いので
「指示を出して撮ってもらった写真」を納品して欲しいのです。
どういうわけだかそこで「写真はすべて俺のもの」「何を納品するかも俺の自由」「指示されれば出すよ、と言葉では言うものの、実際は出してくれない」という状態なので、これに対して強制力のあるルールや法律を…というのがこの質問の発端です。
ややこしい内容なので質問の仕方もポイントも表現しきれていませんで、ご回答いただいた皆様には申し訳ないです。
一般的にクリエイターという職業の方は契約書さえなければ自由に…じゃないですよね、手伝ってくれているライターやデザイナーはそうじゃないので。
No.6
- 回答日時:
再度の書き込み失礼いたします。
>クリエイターに依頼をする経験が少ない企業というのもたくさんあると思います。クリエイター(写真家)側からも、ご自身の仕事の受け方、条件などを説明する責任を全うせずに、いきなり権利だけ主張されるのも妙だなと思います。
とのことですが、その写真家さんがどのくらいのベテランで、質問者さんが今回挙げておられる会社がどのくらい経験が少ないのかがわかりませんので推測も混ざった上での話になりますが
前の投稿に書いたように私は写真家ではありませんので、写真家業界独特のルールは細かくは知りません。
ただ、他の回答者さんが書いておられる「写真家のルール」というのが、もし「プロの写真家に依頼をする会社の9割が知っていること」だった場合、打ち合わせの段階で写真家側がわざわざ説明するというのは無理な話ではないでしょうか。
というのも私自身、前の書き込みの「酷い目に遭った会社」というのが、やはりクリエイターへの依頼の経験が浅いところで、この仕事をする上でほぼ100%のクリエイターが常識としているファイル形式やソフトに疎かったんです。
で、一応事前に説明された通りの形式で送ろうとしたんですが、後から「別の●●というソフトを使って納品して下さい」と言ってきて、向こうで変換することもできるはずなのにこっちでやることになって…
普通なら発生しない手間がかかってしまいました。
こういうことは、何も知らない人なら「別に大したことでもないし、やってくれてもいいじゃん」と思うかもしれませんが、それが「普通はクリエイター側がやることではない」というものであった場合にその後の意思疎通に非常に手間取るんですよね…
だから多くの企業では、これから何か新規事業を起こす時には経験者を新たに雇うとか、もしくは経験者によく話を聞くだとかしますよね。
その事業を円滑に進めるに当たっての常識のようなものを踏まえておかないと、今回のようなことが起こるのだと思います。
質問者さんの挙げておられる企業さんが、その辺りの事前努力をどのくらいなさったのかはわかりません。
ですが結果としてこういうことになったわけですから、そこからきちんと学習して次は円滑に進むと良いですよね。
ありがとうございました。
このような質問の場で文章だけだとなかなか伝わらないこともある中でたくさんのご回答をいただき、本当に参考になります。
文面の都合で割愛はしていましたが、発注側としてもかなり努力しているつもりなのですが…。写真家さんのほうでは出発前は「細かい事は任せてくれれば良いですよ」的な感じだったので、やはりその道のプロに任せたほうが良さそうだ、高い金額だけど費用を払ってプロにお願いしよう、と安易に考えていたところもありました。
なんだかこれは写真家とかクリエイティブ業界とかの話のスジではなく、前払いで信用ならない業者を手配してしまった、という単純な話なのかもしれません。
No.5
- 回答日時:
写真家でも法律家でもありませんが、クリエイティブ畑にいる者です。
契約書は作らなかったとのことですが、カメラマンと何かしら打ち合わせくらいはしなかったのでしょうか。
もししていたとして、今回箇条書きにされている部分のような話が出なかったことが不思議です。
買い取り枚数であるとか、取材からその後に向けてのフローチャートなど、一切話や文面にも上がってこなかった感じでしょうか。
更に、取材に同行した社員さんは「どこでどの写真をどういう角度で撮ったか」という記録もつけていない。
その社員さんは一体取材先で何をしておられたのでしょうか…?
>「これ以外のカットは何日目のどの場所で何を撮影したカットなのか指定されれば出す」
とまで言ってもらっているのにそれができないというのは…
何だかもう、はじめに書かれている通り、全部が全部カメラマン任せですよね。
これなら事前に「ここの写真を撮ってきて下さい」とカメラマンにメモと旅費だけ渡して一人で行ってもらっても良かったくらいじゃないでしょうか。
サムネイルなどを全て見せてもらうというのは、カメラマンとの関係によっては可能かもしれません。
信頼関係ができていればまだ良かったかもしれませんが、見たところそうでもないようですし…
契約書すら存在しないようでは「会社」ではなくその辺を歩いている人に写真を渡すのと大差ありません。
契約書がないということは、写真を勝手にどこか第三者へ流されてしまう可能性もあるわけで、そういうクライアントはかなり警戒されますよ。
他の方も仰るように、800枚も出してくれているのは良心的だと思います。
大変失礼ですが…質問者さんの会社、以前私が酷い目に遭わされた会社に似ています。
クリエイターとの付き合いもなく法律や権利関係にも疎く、しかし資金だけは潤沢なので取材費は出してくれたりするけれど、その代り「金は出すから●●●…」みたいな無理な要求をしてくるという…
自社の社員が適切な働きをしていないのに外注のカメラマンに要求しすぎですよ。
ひょっとするとカメラマンさんにもなにか非があるのかもしれませんが、だとしても「契約書を作っていない」ところでアウトです。
他の方も仰るように、今回は学習費ということにして、もう少し外注クリエイターとの付き合いを勉強し直すべき…というか、会社のありようから考え直した方が良いと思います。
ニックネームからして経営者さんなのでしょうけれど、経営責任者が「記憶があやふや」とか「法律的なルールを踏まえて教えて下さい」とか、よく言えたもんだと思います。
顧問弁護士とかいないんでしょうか… 顧問とまでいかなくとも、付き合いのある法律家とか…
資金があるだけでは真っ当な企業とは言えません。
知識と経験と社員の人間力を磨いて下さい。
この回答への補足
皆様のお知恵を拝借して感謝です。
最新のご回答をいただいた方の補足項目を使わせていただいて、追記させてください。
まずいろいろ整理して、契約書ではありませんが「業務依頼書」はありました。これが契約書と比べどれくらいの効力を持ちうるのかは、ご意見いただいたように法律家に聞いてみます。著作権を否定する気もありませんので、再度勉強してみようと思います。
法律も、業界のルールも、基本的に「知らない事が罪である」という考え方は理解できますので、確かに問題が多かったですね。
また、皆様のおっしゃる通り、クリエイターの作品を買い取るという観念と、その約束をしっかり書面に残すというのが抜けています。これはまさにご指摘の通りで発注側に非があります。
とはいえ、発注側の「会社のありよう」に対してのご意見はちょっと違うかな、とも思います。はじめて、あるいはクリエイターに依頼をする経験が少ない企業というのもたくさんあると思います。クリエイター(写真家)側からも、ご自身の仕事の受け方、条件などを説明する責任を全うせずに、いきなり権利だけ主張されるのも妙だなと思います。
いずれにせよ、皆様の貴重なご意見には心より感謝します。ありがとうございます。
なるほど、ありがとうございました。
勉強になります。
ちょっと脱線はありますが、実はこの質問、「弊社」という表現はさせていただきましたが、自分の会社ではありません。いろいろと事情があって。
No.4
- 回答日時:
デザイナーの立場から一言。
1)写真すべて買い取りの件
カメラマンと契約する時にまず買取かどうかを決めます。買取の場合は権利が依頼した会社に移譲されるので、後はどのように使おうと自由です。買取の契約になっていない場合は、カメラマンに権利があるので、パンフとポスターとWEBに使用した場合、それぞれに使用料が発生しますし、増刷の場合でも新たな料金が発生します。
次に決めるのがカット数で、これが決まっていないと、面積も知らずに土地を売買しているような話になってしまいます。素人の方はよくカット数=シャッター回数と勘違いしていますが、これは全く違います。同じカットでも、微妙にアングルを変えたり、露出を変えたりして数枚から数十枚シャッターを切り、その中から一番良い物を選択します。この選択は当然カメラマンが行います。これはカメラマンのクリエイターとしての権利なので、全くおかしいことではありません。
2)全部を見せろという話
カメラマンにとってはカット数がすべてなので、たとえば100カットの契約であれば、100カットだけ納品すればよいわけです。カメラマンによってはサムネを多めに提出して、そこからクライアントにセレクトしてもらったものを、最終納品としたりします。いずれにせよシャッターを切ったものをすべて提出しろというのは無理な話ですし、カメラマンに対して失礼な行為だと思います。
3)現地同行取材の件
通常はカメラマンと共に撮影ディレクションが同行します。カメラマンは企画の全体像を知っているわけではないので、ディレクターの指示に従って写真を撮っていくことになります。ディレクターは使用用途まで考えているはずなので、ここは文字を流し込みたいので、ちょっと引き気味で空を多めに入れるとか、ここはサブカット的に使うとか、まあ、いろんな指示を出し、カメラマンもアングル等についていちいちディレクターの指示を仰ぎながら撮影を進めていきます。当然ディレクターは撮影に関してすべて把握しているはずなので、自分が求めているカットが入っていなかったらそれを指摘できます。
もし、カメラマンにすべておまかせということであれば、カメラマンが自分の好みで自由に撮影したものを使わせてもらうという形になってしまうのは致し方ないかと思います。
4)写真の権利について
買取という契約であれば、契約に基づいて買い取った写真についてはどのように使おうと自由で、カメラマンの制約を一切受けることはありません。買取になってなければ、多少の制約はあるかと思います。たとえばトリミングや使い方については自由ですが、大幅に画像処理をしたりする場合はカメラマンの同意が必要でしょう。
5)またまた、全部見せろという話
上記でも書きましたが、カメラマンは契約したカット数を納品すればよいので、それ以上を求めることには無理があると思います。もしこんな写真を撮ったはずなのに、含まれていない、ということであれば、この写真の別カット(引き気味のカットとか)という形ではっきり指定して、追加提出してもらうしかないでしょう。10日の撮影で800枚という枚数は、かなり良心的なカメラマンではないかと思います。すべてを提出というのは通常有り得ないです。
6)商取引の件
指定したカット数が納品されていて、データが破損していた等の問題がないのであれば、何を根拠に返金を求めるのでしょうか?撮影ディレクションを同行させなかったのは、御社の責任であり、デザイナーが求める写真がなかったからと言って、商業的な取引が成立していないというのは、随分横暴な話だと思います。そのデザイナーの方は内部の方なんでしょうか。いずれにせよカメラマンとデザイナーの良好なチームワークがなければ、とても良い仕事はできないということをキモに命じておいてください。
No.2
- 回答日時:
カメラマン(この場合写真家さん?)にしても、イラストレーターにしても
請負で仕事しているのなら、クライアントさんが満足した作品を提示
しないかぎり、受け取ってもらえないのが世間の常識でしょう。
著作権は創った人にありますが、それを楯にクライアントさんの希望を
拒否るのは少し横暴のような気もします。
この場合明らかに業態は“請負”なので、カメラマン/イラストレーターは
クライアントさんの気に入った作品を納品すべきとおもいます。
それでも著作権は作者に残りますが、使用する権利は
お金を払うクライアントさんであるので、希望を制限されるものではないでしょう。
ありがとうございました。
お金を払った側の希望と、お金を受け取る側の希望が合致していないという状態ですからね…。この場合はお金を払う側がリスクを背負うのはおかしい気がするんですが…。
No.1
- 回答日時:
契約書がなく、前払いで、お書きの条件ですと、
著作権まですべて買い取りじゃないと、権利が全てカメラマンにあるので、撮影した写真の一切がトリミングも不可になりますね。
すべて買い取りは可能ですけど、その契約を結んでいない訳で、別料金ですし、全部の写真のデジタル現像料は撮影料と別にかかります。
生データで渡す契約していないので、カメラマンは現像、トリミングした写真が作品であり商品なので。
>皆様のお知恵を拝借したいのは、整理したいのです。誰のどこがおかしいのでしょうか。
おかしいのは、全部依頼した、貴社です。
もう依頼主が契約自体を理解できていないし、カメラマンも契約がないから業務を履行できていないので、
一度、カメラマンの言い値と利用条件で、再契約書とギャラを提示してもらい、
そちらもカメラマンにかかった経費を再算出して、請求書として提示し、
支払ったギャラと相殺、上乗せで、写真の利用契約の再調整をするしかないです。
それは貴社の勉強料。正しい依頼がないと正しい写真は納品されない。
カメラマンの人件費を買ったわけじゃない、カメラマンの作品を買う意識が全くない。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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