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瓦(かわら)のメリットは何ですか?

当たり前のように見てますが、なぜ今も使用されているのか知りたいです。

A 回答 (8件)

由緒ある神社建築などを観ればお判りのように、本来の日本建築の屋根は金属葺きです。


しかし、銅葺きの高価な金属屋根しかなかった時代には、一般大衆の家は板葺きや茅葺、藁葺きなど、火災に弱い屋根材ばかりでした。金属葺きに手が出なかったわけですね。

その後に火に強い瓦が中国大陸から伝わりました。
中国経由で伝わった仏教寺院や金属屋根に手が出ない一般の建て物を中心に、中国由来の瓦が全国に普及し、日本の一般住宅の耐火性が向上したのです。

20世紀には製鉄業が発展し、銅板の何十分の一の安値で金属葺きが可能になりました。
しかし、金属屋根を「ローコスト」に位置付けたために、安価な金属板が使われ、安かろう悪かろうの薄くて塗装も不完全なカラー鉄板が多用されたのです。その結果、10年で錆が出る屋根や、15年ごとの塗装をしなければいけない屋根が普及し、金属葺き=安普請との見方が定着しました。

20世紀後半には鉄板の焼き付け塗装技術も向上し、またアメリカのベスレヘム・スチール社がアルミに亜鉛メッキを施して耐久性を向上させた”ガルバリューム鋼板”を発明し、日本でもガルバリューム鋼板が生産されるようになると、金属葺きでありながらカラー鉄板よりも耐候性が向上し、高級感もあり、いよいよ金属葺きが高品質家庭に普及することになりました。

高層建築や大規模低層建築に瓦を使う建築家が皆無であることで解る様に、瓦はすでに過去の建材になりました。
これからは、本来の日本建築がもっている金属葺きの屋根の流麗なる美しさを一般住宅でも堪能できる可能性がでてまいりました。

瓦のメリットは耐久性ですが、木造家屋自体が耐久性60年のコンクリート基礎を使っているので、瓦の長耐久性は無意味なり、60年以内に解体されてしまいます。
今後も、御影石を基礎に使う本格木造住宅では屋根に瓦をつかうことで300年の耐久性を求める事ができますが、御影石の基礎を使う家は一万軒に一軒しかないのが現状です。

60年しかもたない鉄筋コンクリート基礎の上に建てられる住宅では、瓦のメリットは、ただのノスタルジーになってゆくでしょう。
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この回答へのお礼

歴史的観点からの回答ありがとうございます。とても興味深い内容でした^^

お礼日時:2013/05/13 02:06


重い。
価格は標準的。
見た目が良い。
色々なデザインが楽しめる。
瓦自体はほとんど劣化しない。
長期的なメンテナンスと初期投資を考慮すると一番安上がりではないかと思われる。




スレート系
すぐに見苦しく劣化する。
コケが生える。
草が生えることも。
当初は安価であるがメンテナンスが必要なのでトータルでは瓦より高い。
メリットは軽いこと。





ガルバ系
安い。
軽い。
断熱・防音についてはピンキリ。
見た目は好き嫌いあり。



瓦っぽく造った金属系(ガルバ)
高い。
軽い。
多少色落ちする、メンテナンスが必要?
私が建てるときは瓦より高いと言われました。





初期投資で比較的高くなくて、長期的に劣化が少なくメンテナンス費用が安い瓦が人気なのは当然でしょう。
私は安い割に見た目は一番いいと思いますしね。
スレート系の劣化した屋根なんかかわいそうで見ていられませんもの。
耐震など考えると瓦っぽく造った金属系なんかが安くなれば良いでしょうね。
単に板形状のガルバ系はちょっと寂しいですが耐震・コスト削減では魅力あります。
でも見た目では瓦が好きですね。



スレート系は建て売りの象徴みたいな感じですね。
私の住む地域は瓦製造元が近い性もあり注文住宅は瓦がほとんどですよ。
無くなること自体考えられません。
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この回答へのお礼

瓦は耐久性もあるんですね^^

お礼日時:2013/05/13 01:59

1 腐らないので耐久性があり長期間美しい。

補修が容易で維持費が安い。
2 見栄えがよい。高級な家の象徴。瓦葺きするために建物を頑丈にしなければならない=高価、豪華
3 防火性能がいい。江戸で瓦が普及したのは火事で吹きあがった火の粉が屋根(藁葺は燃えやすい)に落ちて延焼することを防ぐため。
4 雨音が小さい。重量があるので音が小さい。ガリバリウム鋼板は瓦よりやや大きいが苦にならない。癒し効果があるのかも。

断熱性は断熱材付きガリバリウム鋼板のほうが優れる。我が家は東日本大震災で瓦が落下したので、(同じものは生産されていないなので特注する必要があり時間がかかりすぎる)すぐ手に入るガリバリウム鋼板に葺き替えました。デザインは慣れればモダンで問題ありません。夏の暑さ冬の寒さは軽減され、特に夏、瓦は夜になっても熱が籠っていた(瓦の蓄熱量が大きいので長時間熱放出が続く)がそのような暑さを感じなくなった(最近の瓦の家は断熱材を厚くして対応しています)。

長く使う建物は瓦が有利です。安普請でない証明にもなり、これが瓦選択の最大理由だと思います。
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意外にも、黒銀色のいぶし瓦は赤外線反射率がとても高いのです。

(とくに今の技術で改良されたいぶし瓦は他のどの屋根材より高い反射率をもつものがあります。)つまり夏、涼しいのです。
ほかに、耐久性が高いうえ、壊れたときに部分的な補修もしやすい。 耐火性がよい。 などの長所もあります。 やや重いことを除けば、屋根材としては最高の性能と言ってもよいでしょう。
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基本、陶器です。

ガラス質で表面仕上げてるのに安いんです。
壁材でガラス系なタイル貼りが絶滅しないのと同じ意味です。
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こんにちは。



我が家は、檜造りの木造二階建て住宅ですが、和風建築には、やはり瓦屋根が似合いますし高級感があるのが、一番のメリットではないでしょうか?
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この回答へのお礼

屋根瓦は美しいですよね^^

お礼日時:2013/05/13 01:57

ガルバリウム材やカラーベストなど使用されていますね。



コストも安く上がりますし屋根自体軽く仕上がりますよね。まして固定資産も安くなりますからね。

瓦は重くて高額で手抜き施工が多くズレてしまう事が多くありますが屋根の安定性、耐久性、強度など瓦が勝る事も多くあります。日本の文化と言うだけでなく日本の様な四季があれば瓦の方が安心だと私は思います。


一度ガルバリウムやカラーベストなどのコストなどネットで確認してみてはどうですか?余りにも安くてビックリしますよ。長く住む住まいの屋根がこんなに安くて大丈夫なのかって感じるでしょうね。大きなホームセンターなどで販売している量販店もありますから。もっと言えば柱もです。集成材が多く柱として使用されていますが安価な海外材木を接着しているだけの材木ですからね。無垢材と比べてみてはどうですか。集成材やガルバリウムやカラーベストなど使用して家を建てようなど考えなくなりますよ。
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この回答へのお礼

ガルバリウムやカラーベストは初めて知りました^^

お礼日時:2013/05/13 01:55

かっこいい

この回答への補足

納得。

補足日時:2013/05/12 00:06
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