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ワイマール共和国は発足いらいドント方式の完全比例代表制を採用していますが、小政党が乱立して絶対多数を獲得するには連立するしかありません。しかも政党間が激しく対立していて、共和国打破を公然と党綱領に掲げている政党も多く大変不安定です。当時のドイツ人が民主政治に慣れていなかった事、革命危機・世界的不況の状況にあったせよ、なぜワイマール共和国の政局には常に遠心力が働いていて崩壊の危機を孕んでいたのでしょうか?どの様な条件が揃うと日本がこの様な状況に陥る危機が生じますか?

「ワイマールの小党乱立について」の質問画像

A 回答 (3件)

ドイツは結局、共産党とナチスという両極が力持ちますよね。



韓国でも李承晩時代、中道政治家が犠牲になります。

アフガニスタンでも穏健な外交を目指した人が暗殺です。

不穏な空気がでると不安定化します。

自民党の対抗馬のない日本も決して他人事とはいけません。

最近の経済競争に負けれていてこれという解決策をみいださない日本も人の事がいえず、今の日本の状況もある意味良く似ていると考えれます。
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はじめまして




戦前のドイツの各政党には各々支持母体があります

例えば
中央党は現在のキリスト教民主社会同盟の前身で
カトリック系保守

バイエルン人民党はバイエルンのカトリック地域政党

人民党は右派自由主義政党で大企業経営者が支持母体

国家人民党は反議会主義的右派政党で農民が支持母体

社会民主党は穏健派労働者が支持母体

共産党は急進派労働者が支持母体

ナチスは中産階級が支持母体


ドイツは戦前の帝政時代から対立する勢力同士で政紛を避け話し合いで妥協する伝統があります

ルター連立内閣では中央党、バイエルン人民党、人民党に加え国家人民党が組閣に参画しますが
農民が支持母体の国家人民党とブルジョア層が支持母体の他三党が妥協により政策決定を行います
ナチスや共産党が猛反対する債権再評価した課税令を成立させました


また第二次世界大戦後の西ドイツや現代ドイツでの企業の労使共同経営方式は
ヴァイマール共和国時代のミュラー大連立内閣の社会民主党の穏健派労働者の労組と人民党の穏健派経営者との妥協に基礎を形作られるのです

第二次世界大戦後の北欧、オーストリアで見られる政府、財界、労組の協力関係で危機を乗り越える為の政策実行するネオ・コーポラティズムの大元と言えるかも知れません


ただ戦前のヴァイマール共和国の労使共同経営に対し大いなる示威行動、煽動を伴う閣外反対勢力が二つありました

言わずと知れた
モスクワの指令受けている急進的労働者が支持する共産党と
労使共同経営から弾かれ大いなる不満を持つ中産階級が支持するナチスです


比例代表制は都市と農村のあまりに不公平な一票の格差や死票を無くすのに有効であるとともに

選挙区制で地域の支持母体へ癒着しクリエンテリズム的腐敗を生む政治風土を阻止できます


英米や癒着腐敗した政治家により強引に比例代表制から選挙区制へ戻したイタリアを除き
欧州の民主主義国家では比例代表制が主流です


やはり完全比例代表制の衆議院と州道制施行後の地方議会から選出された議員による参議院が日本の望ましい姿でしょう

衆議院議員はあくまで国家代表であって地方の利権団体の代表ではあってはならないと思います
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ま、ドイツ人という民族も理屈っぽい性格がありますから


理論でぶつかり合うと自説の正当性にこだわることになり、
お互いに妥協できなくなる面があるのかもしれません。

とはいえ選挙制度上の問題も大きいと思います。
日本でも比例代表制のおかげで
選挙区では一人も当選できない小政党が林立しています。

そうして小政党に限って他の党との違いをはっきりさせようとして、
細かい違いにこだわります。
日本だって選挙制度を間違うと同じ様な状態になるかも知れません。
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