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川島令三が大阪市交通局を批判するとき使う「市営モンロー主義」ですが、どうも信用できません。
単なる大阪市交通局たたきではないでしょうか?

路面電車時代と地下鉄時代は方針にしても違うでしょうし、戦前と戦後では行政の力も違うはずです。千日前線が妨害を目的とした路線というのも嘘だと思います。勝手に鉄道は引けず、妨害が理由なら認可が下りるはずがないと思います。

A 回答 (4件)

こんばんわ。

私は川島氏の著書を読んだことがありませんので氏の主張がわかりませんが雑感で回答します。

「市営モンロー主義」という言葉を普通の市民感覚ではどのように使われているか、今年の3月26日に産経新聞大阪特派員の鹿間孝一氏が「市営モンロー主義」という遺物、という記事を掲載していますので参考になさったらよいと思います。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130226/lc …

氏は鉄道マニアではないので、大阪地下鉄に乗り入れているのは阪急が堺筋線だけとし、北大阪急行や近鉄けいはんな線を漏らしたりしていますが仕方ないでしょう。記事の中で紹介されているとおり、2代の大阪市長、鶴原定吉(1857~1914年)は「市街鉄道のような市民生活に必要な交通機関は、利害を標準に査定されるものではなく、私人や営利会社に運営を委ねるべきではない」と、あくまで市営を主張した。この主張をもって「市営モンロー主義」というのが一般的です。なお、このような造語を誰が言い出したかはわかりませんが、Wikiの「市営モンロー主義」の注釈1に、1977年刊行の種村直樹の著書『地下鉄物語』(日本交通公社)には「大阪市内交通市有市営のモンロー主義」(P.226) という表現がみられる、とありますから、川島氏の造語でないことだけは確かです。

なお、千日前線は阪神高速道路の建設と一体で計画されました。確かに当時の阪神はなんば線を現在の形でなく「野田」から延伸する計画で、千日前線の建設を知り、当時「千鳥橋」どまりだった伝法線を「西九条」まで開通させ、さらに「なんば」を目指すことに変更されましたが、阪神高速道路との一体建設が当時の阪神電鉄に出来たかどうか、を考えると市営地下鉄で建設されても仕方ないように私は感じています。これを妨害と受け取るかどうかは人それぞれでしょう。
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まあ氏の個々の論評が正確かどうか(事実と反するかどうか)を、ここで答えるのは場違いという気もします。


ただ、一般的には専門家を名乗る割には事実誤認が多いという評判で、私もそう思う部分はあります。
(但し、私の判断とて1次資料とつき合せた判断ではないので具体的内容はさけます)

もっとも氏の著作だからといって、その内容を全て否定するのもどうかと思います。

例えば大阪の市営モンロー主義と言うのは(市がそのように言ったわけではないが)確かに存在しますし、複数の著者が単なる孫受け引用でないところで紹介しています。

戦前、どこの都市でも路面電車等を市営化しようとするなど、ある意味「市営交通モンロー主義」でした。
でも、大阪だけ特に言われるのは、「市営交通による利益を市民に還元する」目的で「市内交通は全て市営にすべき」という意見を持つだけではなく、交通関係の監督省庁に「市内で民間による路線の申請があれば却下する」ように依頼までしていたことが特徴的だったのです。
もちろん、省庁はその言い分に賛成はしませんでしたが、当時の市内交通の新設は路面電車(軌道)が主で、軌道の新設に関しては地元自治体の意見調整が必要でしたので、戦前は事実上モンロー主義に反する路線は作れませんでした。

戦後や地下鉄時代になれば、方針も緩和されていますし、大阪市の意向だけでは話を変えることもできないので、万博以降あたりの事例をモンロー主義だけで説明するのは無理があります。但し、担当部署はモンロー主義の影響がまったくないとまでは言い切れないかもしれません。

市営交通の整備はある程度の長期計画に基づいて行われますので、ある路線の妨害のため作る気のない路線を急遽作るなどはありえません。仰るように認可もおりにくいです。

千日前線は元々建設予定があったのが、近鉄・阪神の難波延長の話とかぶったために大きくもめたようです。
結局、万博に間に合わせて近鉄特急を難波に乗りれる方が利用者の利便性は高いと判断された物の、それ以外の需要は地下鉄で対応できると玉虫色に判断してもらって、両路線が建設された、私はそう考えています。
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氏は評論家とかアナリストとかを自称していますが鉄道業に関わったことや、その方面の学術的素養があるわけでもありません。

要するに只の鉄チャン(それも余り筋の良くない)です。

思い込みが激しい上、検証は一切していません。
著書についてはフィクションとしてとらえるべきです。

この回答への補足

ありがとうございます。お二人ともフィクションでは一致していますね。
しかしなぜでしょう。wikipediaではこの人の文は「出典」であり「ほぼ事実」になってしまっています。

補足日時:2013/08/07 18:27
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川島令三氏の著書は面白いので、興味はありますが、内容は、全面的には信用していません。


と言うのも、ご自身の持論みたいなところが有って、強引な理屈付けで持論を正当化するきらいがあるからです。

まぁ、言っちゃ悪いけど、所詮は責任を持たない評論家の類ですね。
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