プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

50歳男性です。
家内の実家は、青果物の仲卸業を営んでおります。
家内の親と弟がしております。

背景
 ・大型スーパーに押され小売業の廃業
 ・小売業のコンビニへの移行
 ・セリ落としても売れないから高値がつきにくい
 ・出荷数が減る
 ・大型スーパーは生産者と契約を結ぶ仕入れ品目の増加
これにより、取引総数は減っていく一方です。
 ・顧客サービスとして、宅配業者の取次ぎ契約をしたところ、市場内ではしてはいけないとストップがかかりました。

家内の実家を手伝う必用がありますが、入ってくる品物が減り、買い手が減っていく一方では将来性は皆無と言って良いと思います。

ですが、高齢の為、仲卸の権利を売りに出した他の仲買は、直ぐに買い手がつき買ったところは、商いをしています。

高額な権利を買って迄する魅力ってなんなんでしょう?

口銭は5%、消費税も5%、消費税も8%への増税となれば口銭以上になります。

仕入れた代金の消費税分を差し引いた分が収める消費税になりますが、儲けである口銭を削っていくだけです。

A 回答 (1件)

会社経営者です。

零細ですが・・

まず卸業というのは、世界的に見て非常に日本独特の商慣行があり、廃れていっている業態であることは間違いありません。

なぜこの業界が廃れて言ってるかと言うと生産者と最終販売小売業者から見れば「中間コスト」以外のなにものでもなく「コスト」を削るために、仲卸を排除する方法で最終小売価格を安く、しかし利益を高く取れるようにしているからです。

>・大型スーパーは生産者と契約を結ぶ仕入れ品目の増加

もそうした「コストカット」の方法のひとつです。

仲卸業を今後も行っていくには「コストセンター」(利益を生み出さない場所)から「プロフィットセンター」に転換していくしかありません。ただし「利益」と言ってもいろいろなものがあります。

青果業ではありませんが、仲卸で利益を生み出すことに成功した事例もあります。その業態では、返品率やクレームなどを仲卸が独自に把握し、メーカーと小売の間で情報を集積することで、小売には販売のしやすさや消費者への製品情報の提供の簡素化、メーカーには最終消費者の使用状況などの情報の提供という、中間にいちしているからこそできるサービスを提供することで生き残ることができたといえます。

青果業は工業製品をあつかっているわけでありませんので、こういう事例はあまり参考にならないかもしれませんが、いずれにしても「仲卸だからできること」を考えなければつぶれるだけです。その点で、宅配のサービスはいいアイデアだと思いますが、市場のルールも考えなければなりませんね。

また、廃業する同業者の権利が高く売れるのは、どういう方が買っているのでしょうか?弟子のような人が買っているなら今までと同じでしょう。しかし、物流の大手とか同業でも大手の会社が権利を買い集めているなら、その会社は縮小する取引でのシェアを確保することで生き残ろうと思っているのかもしれません。

質問者様の親戚の会社の体力や実務がわかりませんので、なんともいえませんが、今のまま小売側から「コスト」だと見られていると将来はありません。なんらかの「プロフィット」を生み出し、それを小売側からさらに最終消費者に届けられるような生き残り策を考えるしかないと思います。
また、本来は逆に生産者側にも利益を生む仕組みが必要なのですが、市場のセリで仕入れをしているのでしょうから、上流に向かっては流れが寸断されている状態です。

こういうビジネス環境としての「自分の置かれている立ち居地と周囲の環境の変化」をよく見極めることが大切です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/27 09:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!