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僕は日本語を勉強をしてるもので、質問させていただきます。

「だ/です/である」の反対の意味を表す言葉は「ではない/ではありません/ではない」って教わっていますが、これらの表現にどうして「は」がついてるかはよく分かりません。

それに、ネットなどで「でない」というフレーズも、たまには見かます。例えば、

「それは簡単でない。」

「ではない」と「でない」の使い分けてや意味について説明してくださる方がいらっしゃったらぜひ教えてください。

A 回答 (8件)

指定の助動詞「だ」は、体言だけに付きます。


ですから、「だ」で言い切られる文は名詞文とも「…(体言)は~(体言)だ」の題説構文とも呼ばれます。
例)

それはリンゴの木だ。…名詞文
それはリンゴの木ではない。…名詞文の否定形

ここでは「それはリンゴの木」という体言を、「だ」で言明しています。
ですからその否定形は、その「それはリンゴの木だ」という題説構文そのものを、「それはリンゴの木で」と「だ」の連用形としての「で」で連用中止形とした上で、それを係助詞「は」で受けて再提示すると共に、補助的用法の形容詞「ない」でその説明句全体を否定する形をとります。そして、この「~ではない」は会話語においては「~じゃない」とも遣います。ですから、逆に「~じゃない」といえる場合は、それは「~ではない」であって、決して「~でない」ではないことが判ります。

例に上げられた「それは簡単でない。」にやや抵抗があるのは、「それは簡単じゃない。」ともいえるので、つまりは「それは簡単ではない。」で納まるからでしょう。
「しかし全く別々で縁がないかと言うとそう簡単でもない。」(寺田寅彦「連句雑俎」)
「その答へは決して簡単ではない。」(岸田國士「生活の美しさについて」)

もちろん、はっきり名詞化させた「それは簡単なことだ。」であれば、「それは簡単なことではない。」となります。
「事実はなかなかそう簡単なことではない。」(中谷宇吉郎「雪」)

にもかかわらず、「それは簡単でない。」が使えるのは「簡単だ」を名詞+「だ」として扱わずナ形容詞としてみることで題説構文ではなくなる側面があるからです。
「鏡が使ってあるだけにこの仕事は静物などの場合のように簡単でない。」(寺田寅彦「自画像」)

次のように、その否定が題説構文のそれでなく、あるいは「だ」の連用中止用法でない場合は、体言化されていないので係助詞「は」は不用です。
「それでも事件の展開が簡単でなくて、」(寺田寅彦「映画雑感IV」)
「形式が簡単でなく、ちょっとお 身体の悪いことのあっても…」(與謝野晶子訳「源氏物語」)

以上から、少なくとも「…(体言)は~(体言)だ」の題説構文で「~ない」での否定形を使う場合には、係助詞「は/も/こそ/さえ/しかナド」が論旨を明確にするためにも欠かせないと覚えましょう。
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現代日本語(共通語)では、通常


1. 文全体の述語の否定には「ではない。」と言います。
「それは簡単ではない。」
「それは簡単でない。」は年輩者の語り口または方言以外ではあまり使われません。
2. 「でない」は次のような場合に使われます。
「それが簡単でないことは、私も承知している。」
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「は」の有る無しでの意味の差はありません。

丁寧さが違うようです。

「それは簡単で(は)ない。」
これは自然な言葉遣いです。「は」を入れると丁寧な言葉遣いのように聞こえます。書き言葉の中なら「は」を入れる方がいいと思います。しかし話し言葉なら、聞き手が受ける印象に差はないと思います。会話の中で、その他の重要な部分を聞き取ろうとしますので、「は」があるかないかは、気になりません。

しかし
「これは簡単ではありません。」
という丁寧な言葉遣いの中で使う時は、「は」を省略しない方が自然だと思います。↑とは違い、話し言葉でも聞き手の受ける印象が少し違うように思います。
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「は」は主題提示の用法の助詞です。


「それは簡単ではない」の場合、「簡単であること」を主題として提示し、それに対して「ない」と否定していることになります。
よく言えば改まった正式な表現。
悪く言えば直截さに欠ける表現。
それに対して、「それは簡単でない」は、良くも悪くもストレートな表現。ということができます。

文末で使う場合、「~ではない。」のほうが適しています。
「~でない」は、
「それは簡単でないことが明らかになった」
「彼が警官でないことがわかって一同、唖然とした」
のように文中で使われることが殆んどだと思います。
文末で使うと、基本的には、やや稚拙な印象を与えることになるでしょう。

むろん、文中で「ではない」を使うこともできます。
砕けた表現が可能な相手に対しては、「ではない→じゃない」のように拗音化された形で使われることもあります。
「それは簡単じゃないことが明らかになった」
「彼が警官じゃないことがわかって一同、唖然とした」
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たぶん、「ら」抜き言葉と同様の乱れた日本語と思っています。

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ご質問の中にも ”これらの表現にどうして「は」がついてるか <は> よく分かりません。

” 
の様に <は>を御使用ですが、これは正しい日本語です。 又、 <は>は抜いても意味が通じます。 その際、代わりに 「、」 をつけるか スペースをおきます。

題材の 「それは簡単でない。」 を取り上げたとき、原型は 「それは簡単ではない。」 で話し言葉として 「は」 が抜けたものと思いますし、もちろん問題なく通じますが、少し変な日本語の感じがします。
あるいは 「それは簡単でない。」 の原型は 「それは簡単 ”じゃ” ない。」 の派生語で口語的に変形していったものかもしれません。

「それは簡単でない。」 と 「それは簡単ではない。」 は意味的には殆ど同じですが、 公式の場では 「それは簡単ではない。」 か 「それは簡単じゃない。」 の方をお使いになる事をお奨めします。
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「わ」と発音する「係助詞」の「は」は、省略されることもあるが、省略は不自然(不適格)になる場合が多い。


「私、学校へ行く。」でも分かるが、「私は、学校へ行く。」の方が良いということと同様。

会話では、「ではない」が普通であって、「でない」と言われれば、それは文語的(時代劇的)な堅苦しさを感じる。堅苦しさが、あるいは、強意と感じる人がいるように思う。#1の方の回答とは逆のイメージを持ちました。
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これは日本語特有の相手に対する配慮から来ています。



『それは簡単でない』 と断定するのは表現がきつすぎて相手を傷つけるおそれがあるので 『は』と挟み込むのです。そうすると完全否定するのではなく、そんなに複雑でもないというニュアンスが加わります。そうすることで表現を和らげているのですよ。

この回答への補足

お回答ありがとうございます。とても参考になりました。

「それは簡単でない」というのはきつく言いたい時だけですか?ほかにその言い方をする理由はないですか?

「それは○○でない」いう言い方を日本人が普通に(自然に)使う時はありますか?

補足日時:2013/12/20 02:25
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