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いつもお世話になっております。
皆様のお知恵を拝借いたしたく、質問を立ち上げさせていただきました。

「足元を速める」という表現が誤りであるのは間違いないように思います。
では、【足取りを速める】はどうでしょうか。
「足取り」は、「足の運び、歩き方」という意味になるようですが、私としては、
『歩くという動作の瞬間的場面』を切り取ることによってその状態を表わそうとする言葉であるために、
時間的移動を前提にする「速める」という言葉との組み合わせにはそぐわないのではないか、と思うのです。
ただ、
「速い足取りで歩む」などは正しい表現だと思うのですが、それは「速い」が状態を表わす形容詞であるからか、とも思います。

そこで二つお伺いします。
1、「足取りは速める」は誤った表現だと思いますが、どうでしょうか。
2、もし誤った表現だとすれば、上に述べた理由は妥当な説明になっているでしょうか。

A 回答 (6件)

もう、お分かりになっているのかもしれませんが、蛇足を加えます。



「足取りの速度を大きくする」のではなく、「足取りの間隔を早める」のですね。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
恐縮です。

>もう、お分かりになっているのかもしれませんが
:いえいえ、指摘されるまで、というか指摘された後もしばらく理解できませんでした。
大分、考えてやっとわかりました。
『足取りの間隔を早める』は、
【次の足を踏み出すタイミングを早目にする】ということですね。

お蔭様で、目のうろこが取れかけているようです。
そうすると、前回いただいた、
『>違和感は「足取り」にあるのではなく、「速」にあるのかもしれませんね。』
というご指摘が、非常に大きな意味を持ってクローズアップされてくるような気がします。

つまり、
「足取りを速める」が間違いなのは、
「足取り」と「速める」の関係性ではなく、
単に、「早める」という語句を使用すべきところに「速める」という【不適切な語句】を採用しているからだ、ということになるのかもしれませんね。

大変参考になりました。

お礼日時:2006/09/16 19:22

第一の回答のURLに、足調/歩調と書いてあしどりと読ませる例があることや、mataoyuさんの回答から、足取りという語は歩調の意味を含むと考えられます。

この場合は第三の回答がそのまま当てはまるでしょう。
同じく、足取りを追う・足取りを示す・足取りを洗うといった使い方から、軌跡・移動経路という意味も見出されますが、これを、ある経路上を移動する様子と捉えれば、(第一の回答の繰り返しになりますが)足取りを速めるという使い方も間違いでは無いと思います。
それから、文法学としての国語に沿った言い方を議論するのなら、各々主張の土台となる文献なりURLなりを出さないと、結論が出ないと思うのですが・・・

誤解の無きよう言い添えておきますが、第一の回答で統計を持ち出したときの、
>ネットの統計だけでは、数が多くても間違っていることもありますし
この問題は私も勿論意識はしておりました。ですから、最後の三つのURLは、出典を青空文庫に限定してあります。
しかしながら、言葉というのは刻々変わっていくものですから、ネット上の使われ方を一概に否定するのもどうかと思います。
「貴様」「お前」「君」など、ぱっと思いつく限りでも、時と共に意味の変わった語は沢山ありますし、「超」「確信犯」なども最近では間違った使われ方がデファクトスタンダードとして認められつつあるようです。
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この回答へのお礼

再度のご回答どうもありがとうございました。

「足取りを追う・足取りを示す・足取りを洗う」などが「>ある経路上を移動する様子」と認識できるのは、「追う・示す・洗う」といった能動的な動詞による効果のような気もします。
しかし、「足取りを速める」と言える場合もあるのかもしれませんね。
難しいです。

「>時と共に意味の変わった語」は確かにたくさんあるようです。
何らかの必然性があったのでしょうが、その転換期前後には、やはり正誤の検証が行なわれ、それさえも乗り越えて人口に膾炙したものだけが生き残ってきたのでしょうね。
色々と大変参考になりました。

お礼日時:2006/09/17 11:19

足取りの足って基本的に他人の足なんじゃないかしら。



言い換えると、足取りは目で見るもののような気がします。自分の足の運びはまあ、全貌は見えませんわな。

足取りという語が「歩くという動作の瞬間的場面」を表しているという見解には賛成しかねますが、視覚というのは突き詰めると無時間的なものなので、そこから生じた誤解として受け取ることはできます。

だから、「足取りが早まった」なんてのは耳に自然に入ってきます。客観的描写として。「足取りを早めた」というとここには人の意志が入ってくる、すなわち主体、足の持ち主の心意というものが紛れ込んでくるので、変な感じがするのではないかな。

参考URLの例をざっと見てみると、五六例ほど一人称で足取りという語を使っているけど、どうも雑な書き方をする人たちばかりという気がしました。

参考URL:http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
いつも勉強させていただいております。

>足取りの足って基本的に他人の足なんじゃないかしら
:う~ん、なるほど。
言われてみれば、という感じで二枚目のうろこが落ちそうです。

尾行している刑事が本部へ「やつの足取りが早まったようです」と報告するセリフは、別の意味である「やつの足取りがやっと掴めました」などというセリフと共に自然に感じますが、
「遅刻しそうなのに気付いて私は足取りを早めた」は、何となくきつめのパンツを無理矢理穿いたような感触が残りますね。
自分の場合であっても、
「その報せを聞いて、私の足取りは知らず知らずのうちに早まっていた。」などの客観的視点であれば自然だ、ということですね。

URLともども、大変参考になりました。

お礼日時:2006/09/16 20:47

大辞林で足取りを調べたら、「歩調」という言葉もありました。



「歩調を早める」なら違和感はないのではないでしょうか。

もしこれを納得していただけるなら、「足取りを早める」もおかしくはないでしょう。

なお「早」か「速」かは、微妙ですが、わたしはこの場合は、「早」の方がいいように思います。

ことによると、hakobuluさんの違和感は「足取り」にあるのではなく、「速」にあるのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

なるほど、『歩調』という説明もしっくりきそうですね。
ただ、「早める」には、「早くする・急がせる・促す」などという意味はありますが、
どれも【期日や時間】を早める、という意図を含むような気がします。

お礼日時:2006/09/16 16:12

まあ、仮に誤りであっても別に気にする程度のものではと思います。



「足取り」とは、足を交わす様子に着目して使うのが普通でしょう。

・ルンルン気分で足取りも軽く。
・泣きながら足取りも重く。

この場合、足を交わす様子はその人物の心模様を反映しています。
ですから、ルンルンと軽く、泣きながらと重くとは実にマッチしています。

さて、

・相当に慌てた様子で足取りを速めて家路に着いた。

というように使った場合も一応は対応しています。

・相当に慌てた様子で速い足取りで家路に着いた。

私には、質問者が正当と主張する用法よりも、むしろ、状況が生き生きと伝わってくる気がします。

この回答への補足

>まあ、仮に誤りであっても別に気にする程度のものではと思います。
:確かに良く聞く表現であるには違いないんですよね。
私が神経質に考えすぎということになるんでしょうか。
国語的、あるいは文法的に明確な結論はないものでしょうか。

補足日時:2006/09/16 16:17
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
>「足取り」とは、足を交わす様子に着目して使うのが普通でしょう。
:これはわかりやすいご説明ですね。

ただ、【足を交わす様子】であれば、
それが速い、という意味で「速い足取り」とは表現できても、
「足取りを速める」は、【その様子自体を速める】ということになってしまい、厳密に言うと意味が通らなくなるような気がするのですが、どうでしょうか。

お礼日時:2006/09/16 16:05

足取りを速める、というのは使い方そのものにどうも違和感があります。


足をはやめる。もしくは、足取りを早くする。の方が自然ではないでしょうか。

"足取りを早く" の検索結果のうち 日本語のページ 約 756 件
http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …


"足取りを速め" の検索結果のうち 日本語のページ 約 150 件
http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …

"足をはやめ" の検索結果のうち 日本語のページ 約 4,960 件
http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …

下のリンク先に、「足取りを遅く」「足取り遅く」といった表現がありますので、あながち間違いでもないかとは思いますが…

足取り
http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …

足どり
http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …
あしどり
http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&rls=S …


で、何を以って正誤の基準となさるんでしょうか?
統計的な使用頻度なら、上記の通りです。
単語について一々厳密な定義を与え、固定化したうえで使い方の正誤をもとめて他人にも認めさせたいのなら、あなたがOEDのような辞典をつくるしかないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
やはり違和感はあるということですね。
国語としての「>正誤の基準」があれば知りたいと思いました。
そんなものはなかったのでしたか?
ネットの統計だけでは、数が多くても間違っていることもありますし、少なくても正しい場合があるように思えたので。

お礼日時:2006/09/16 15:51

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