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先日、テレビで特に最近の中国人は、個人主義的傾向が強いと言ってました。
お金を儲けるためなら手段を選ばないことが例として挙げられていました。

本当に中国の人は、個人主義的な傾向が強いのでしょうか?
そうだとしたら、昔からなのでしょうか?最近になってからなのでしょうか?
また、何故、個人主義的な傾向が強くなってしまったのでしょうか?

すみませんが、お教えいただけましたら助かります。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

中国人は「個人主義」と言うよりは「利己主義」で、言い換えれば「個人レベルでも中華思想」だと思います。



中華思想とは、そもそも「中華(中央の華)」と言う言葉に象徴される通り、自己中思想です。
中国が宇宙や世界の中心であって、全てにおいて最高,中心に位置すると言う考え方で、逆に中国以外の思想や考え方は、間違いであるとか、取るに足らないものです。
それが国家だけでは無く、国民レベル,個人レベルでも同様に考えていると言うことです。

従い、厳密には「自分さえ良ければよい(≒利己主義))」と言うよりは、「常に自分が正しい(≒自己中)」と言う感じかと思います。

大した違いは無いですが、敢えて言えば、自己中の方が、利己主義よりやや難解で、ややタチも悪いとは思います。
利己主義には、まだ法律やルールと言う概念も共存が出来るのですが、自己中の方は、言わば「自分が王様」であって、王様である自分は、法律やルールより優先されるべき存在と言うことですから。

中華思想の起源は古く、これを理論的,体系的にまとめたのは、「孔子」とされていますので、思想自体はそれ以前から存在しています。

孔子は言わずとしれた、中国史上で最高の大思想家であり、現在でも孔子の思想は中国の思想学上の根幹を為すほど、深く影響を与えています。

モチロン孔子の教えは「お金を儲けるためなら手段を選ばない」などとは程遠いものですが、後(「漢」の時代)に儒教は「儒家一尊」体制を構築し、儒家による官僚帝国を作るに至るなど、政治とも結託し、学問と言うよりは、「したたかな処世術」としても、目覚ましい発展を遂げています。

現在の中国や中国人の利己主義や自己中は、「儒教の暗黒面がデフォルメされたもの」と言っても良いかと思います。

もう一つは、戦後に建国された中華人民共和国が、国民党(現台湾)との闘争などを抱えた結果の、国内の統治方法に起因すると思われます。
具体的には、子供が親を密告した事例なども知られていますが、国民の反乱に怯えた共産党政府が、国民に反乱分子や不平分子の密告などを徹底的に奨励したワケです。

即ち、国民間の結び付きを断ち、「国家と国民」と言う関係に切り替えました。
この部分では、個人主義的な色合いもあるのですが、自己責任などを含む健全な個人主義と言うよりは、従来から存在する儒教由来の中華思想に回帰して、いびつな個人主義と化し、やはり利己主義とか自己中と言うべきものになっているのでは?と思います。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
中国が宇宙や世界の中心で、全てにおいて最高、中心に位置するという考え方で、それが国家だけではなく個人レベルまで同様ですと、独善的で自己中になってしまうと思います。
確かに自分さえ良ければいいという利己主義より、常に自分だけが正しいという自己中のほうがタチがわるいというのはわかるような気がします。
自分が法律やルールより優先してしまうわけですから、会話が成り立たないのではないかと思います。
儒教は学問というよりもしたたかな処世術として目覚ましい発展を遂げたのですね。儒教が政治と結託していた歴史があることを知りませんでした。
国民との結びつきを絶ち、国家と国民という関係に切り替えたのですね。子供が親を密告するなんて怖いです。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 18:49

"本当に中国の人は、個人主義的な傾向が強いのでしょうか?"


  ↑
私には、多くの中国人の友人がいますが、
これは本当のことです。
国家も他人も信じません。
極端に言えば、信じられるのは己だけです。
だから、非常にタフです。


”昔からなのでしょうか?最近になってからなのでしょうか?”
    ↑
昔から、と言われています。
和辻哲郎も「風土」という著作の中で、それを
指摘しています。


”何故、個人主義的な傾向が強くなってしまったのでしょうか”
      ↑
日本は、大東亜戦争で大きな変動を体験しましたが、
中国はあれ以上の体験を600回以上も経験したといいます。
人口が1/3に減ったことも一度ではありません。
残りの2/3は、死に殺され国外に逃亡しました。
国外に逃亡したのが華僑です。

こんな国です。
国家や他人など信用しません。
信用できるのは自分だけ、という個人主義でないと
生き残れなかったのです。


”お金を儲けるためなら手段を選ばないことが例として挙げられていました。”
     ↑
欧米キリスト教文化圏も個人主義と言われますが、
この個人主義には、キリスト教という道徳の軸が
あります。
しかし、中国にはそんな軸はありません。
儒教はとうとう軸になれなかったのです。
道徳という軸のない個人主義の結果、
自己中の故人主義、つまり利己主義になってしまったのです。

だから、歴代の皇帝達は、皆中国を治めるのに
苦労しました。
だから、孔子などの思想家が輩出できたのです。

孫文も言っています。
「日本人は粘土のようだ。すぐに固まる。
 中国人は乾いた砂のようだ。
 しっかり握っていないとバラバラになって
 しまう」

共産党だから、あの国は保っている、というところが
あります。
あの国で、先進国並の民主制を敷いたら、国家が
崩壊してしまうかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
中国人は国家も他人も信じないで、信じられるのは自分だけなのですね。
人口が1/3に減ってしまうような変動があったというのは驚きました。
大東亜戦争より大きな変動という体験を600回以上体験したということにも驚きました。
道徳という軸がないので利己主義になってしまったのですね。
孫文の日本人は粘土のようだ。すぐに固まる。中国人は乾いた砂のようだ。しっかり握っていないとバラバラになってしまう。という言葉、すごくわかりやすいです。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 19:05

 僕もNo.1・3・5の方に同感。

「個人主義」は同時に相手を大切にする考え方ですから、それは利己主義やミー・イズムとは質的に異なりもします・
 >お金を儲けるためなら手段を選ばないこと
こうした考え方や志向は拝金主義とも呼びます。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
個人主義とは、同時に相手を大切にする考え方なのですね。
私の聞き違いかもしれません。
利己主義やミーイズムや拝金主義といった方が正しかったのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 18:53

「個人主義」とは、個人が主体となって国を運営するという「国家のあり方」を述べた言葉です。



本来、個人の身勝手さを測る意味合いはありませんが、「少し利己的な個人主義」ということで、質問者さんのいうところの「個人主義」を解釈しておきますね。


中国は、都市部であっても多くの家庭が1日2食の貧しい国でしたが、鄧小平の政策転換(市場経済導入)で世界第2位の経済大国に成長しました。

しかし、鄧小平が掲げた「富める者から富め」というスローガンのもと、何よりも自分の金儲けを優先する「拝金主義」が横行し、モラルを育てることがなおざりにされました。

中国人と大皿のお菓子をいっしょに食べると、最後に1個だけ残ったお菓子を、日本人なら譲り合うところ、中国人は我れ先にと食べてしまいます。

このことは中国人を象徴していると思います。

親切で性格のいい中国人も、似たような傾向があります。

小さいころから、譲り合いなどする余裕のない貧しい環境で育ち、金儲けのためなら多少の悪いことも許されるような社会の空気が、そのような性格にさせているのかもしれません。

中国の会社が他国に進出すると、中国人の親族を大勢呼び寄せ、現地の仕事も中国人にさせます。
一方、日本人は、他国で起業する場合は、基本的に現地人を採用し、現地の仕事を任せます。

また、中国はもともと社会主義の国ですから、多くの物が市民の公共財産で、所有権に対する意識が日本人より希薄です。

ですから、ホテルでポットや茶わんを平気で持ち去るのでしょう。


日中戦争直後は中国とほぼ同じ文化水準だった台湾は、今では公共モラルが向上し、訪れた中国人観光客が自分たちとの違いに驚くそうです。

台湾は日本を見習って成長してきた親日国です。

中国が日本と敵対し、独自路線を強行しているうちは、今の傾向はなかなか修正されないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
台湾は、訪れた中国人が驚くほど公共のモラルが向上しているのですね。
中国も台湾と同じように親日国になって、日本を見習ってモラルの向上を図ってもらいたいです。
個人主義は個人の身勝手さを測る言葉ではないのですね。私がテレビの報道を聞き間違えたのかもしれません。
中国人と大皿のお菓子を食べた場合の例、とても分かり易いです。
1個残ったお菓子を譲り合わずに、我先にと食べてしまうことは、日本人でそうする人は、結構少ないと思います。
お菓子をもらって割り切れない分は、半分ずつに分けるか、相手に譲るかする人が多いです。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 13:36

NO.1 さんのご回答にある通り、個人主義と利己主義は、弁別使用されるべきです。


個人主義とは「一人は万人のために、万人は一人のために」に通じる言葉です。

中国は戦後70年の間に3度、大きな変革を経験しました。
1.毛沢東指導下での人民解放軍による、国民党軍撃破と社会主義革命の達成。
2.同じく毛沢東の直接指導による文化大革命とその大失敗。
3.毛沢東死去後の鄧小平最高指導者の市場経済自由化による事実上の社会主義放棄。

歴史的にはこれほどの短期間に、人民の人生哲学・世界観の変更を、3度も強いられた民族も珍しく、人々の「価値観」が定まり無く浮動させられました。特に、鄧小平の「豊かに成れるものから豊かに成れ」はそのまま利己主義的価値観を増殖させた・・・と言えるでしょう。

我が国でも終戦直後には大変な混乱がありました。「尽忠報国」が「自由・平等、国民主権」に置き換えられたとき、年配者は容易に納得せず「男女平等」さえ否定していました。

あと70年もすれば、中国人の「個人主義」も、立派に成長しているでしょう。小生には、それを確かめるだけの余命が無いのが残念ですが。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
個人主義と利己主義は弁別使用されるべきなのですね。
中国では、戦後70年の間に社会主義革命、文化大革命、市場経済自由化による事実上の社会主義放棄と3度も大きな変革を経験したのですね。
それで価値観が定まりなく浮動させられたのですね。
個人主義ではなくて利己主義なんですね。
日本でも終戦後、年配者が男女平等を否定していたということは知りませんでした。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 11:42

昔からそうですよ。



他民族の支配を多く受けた地域の特徴らしいですね。
中国も韓国も支配民族が変わる度に元の主要民族は虐殺・迫害されてきましたから、支配者の圧政をいかにかいくぐるかが正しさだと思ってしまったのでしょうね。
「上に政策あれば下に対策あり」という言葉もあるように決まったことに従うのではなく、決められたことをいかにかい潜るかを考える、いわば反社会行動が通常とされる国ですから。なので賄賂も未だに盛んなのですよ。

「正直者が馬鹿を見る」という言葉があります。
日本では”そんな世の中じゃダメだよ”と逆的な意味を込めてよく使いますが、元々これは中国の言葉でそのままの意味です。
正直でも損をする奴は馬鹿ヤローだ。という侮蔑的な言葉です。
悪くても他人に迷惑かけてもとにかく自分の利益を優先させない奴は馬鹿だと。
つまり、品行方正とは真逆な思想です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
中国や韓国は支配民族が変わるたびに元の主要民族は、虐殺や迫害を受けてきたのですね。
上に政策あれば下に対策ありという言葉、初めて知りました。
日本では、それまで反対であっても決まったことだったら、多くの人は従うという習慣があると思います。いかにかいくぐるかと考える人は少数だと思います。しかし、中国や韓国では、これが多数なのですね。
正直者は馬鹿をみるという言葉はよく聞きますが、確かに、そんな世の中じゃだめだんだという意味で日本では使っています。
正直でも損をする人はバカヤローだなんて、侮蔑的な言葉では使いません。
自分の利益を優先させない人は馬鹿になってしますのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 10:29

・先日、テレビで特に最近の中国人は、個人主義的傾向が強いと言ってました。




実際の中国のことを真剣に見ての言葉とは思いません。
頭の中の理想化された中国を指しているのか\(^^;)...マァマァ

 個人主義とは、
「、個々の人間の主体性を重んじて、一人一人の個人が自由に生きることの権利が保障されている代わりに、個々の人間が集合して成立する社会に対して個人としての自覚と責任を負い、
自分個人と共に他の個人を重んじ、国家や集団が個人を犠牲にすることを、許さない。」
つまり、譲り合い社会 です。

 日本も、大きなことは、言えませんが、今の中国は、
個々に、個人主義を実践する尊敬すべき人物企業も、ありますが、
全体としてみると、中(k)人民共和国という国家も、中国共産党という組織も
中国人の多くも、
個人主義とは正反対の
「自己の利益第一で、そのために、他者を犠牲にしても、かまわない」
という利己主義のレベルに
あるように、思います。

 中国と中国人みなさんが、
個人主義譲り合い社会の実践できる日が、くるよう祈ります(^-^)/
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
個人主義の使い方が間違っていたのですね。もしかしたら私の聞き違いかもしれません。
個人主義が「人間の主体性重んじ」ということであれば、今の中国にあたらないとと思います。
一人一人が自由に生きることの権利も保障されていないと思いますし、社会に対して個人としての責任を負って自分個人と共に他の個人も重んじるということにはなっていないと思います。それだったら自分の利益のために手段を択ばないことはしないと思います。
国家や集団が個人を犠牲にしていると思います。
このようなことを個人主義というのではなく利己主義というのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/02/05 09:45

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