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PRO TOOLSやCubase等のDTMソフトがありますが、WAVE LABなどの波形編集ソフトは何をするためのソフトなのでしょうか?
マスタリングツール…というようなことを昔から聞いていたので、自分の認識としては…

1、ミックス(トラックダウン?)…RECしたデータを2ミックスにまとめる

2、マスタリング…2ミックスになった楽曲を複数曲並べて、CDにプレスする為の円盤データをまとめる。波形編集ソフトでしか出来ない微調整をする。

ということだと思っていました。
しかし先日レコーディングスタジオでレコーディングをしたところ、全てPT上でマスタリングまで済ませて円盤データをもらいました。

波形編集ソフト意味ないじゃん!と思い、波形編集ソフトの存在意義を見失い、今までの認識にも自信がもてなくなりました。

単純に、波形編集ソフトなどを使う規模の製作環境、待遇ではなかったという事なのか
それとも、PTでも基本的には同様の編集が出来てしまうのか
ナレーション等のレコーディングで使うことが多く、音楽ではあまり使わないものなのか…


波形編集ソフトはどういう使われ方をするのでしょうか?
YOUTUBEなどで見てみたところ、ラウドネス値の調整などはライブ用に使う同期の、バラデータの音量調節などでも効果的に使えるんじゃないか?と思いました。
PTでも出来るのかな…

A 回答 (3件)

個人的な見解になってしまいますが。


違いとしてはDTMソフトがMIDIを含め波形編集や外部同期など機能が多彩で楽曲そのものをクリエイトする為のソフトで、マスタリングソフトはその波形編集部分だけに特化したソフトと言えます。
DTMソフトとの基本の波形編集ソフトの部分は基本的には変わり有りません。
ただ、機能や付属のプラグインがそれらに特化したものがバンドルされているので、使いやすい、お得感が有るという事です。
それぞれの用途ですが、DTMソフトは仰る通りで楽曲をクリエイトし仕上げるもので、最終の2MIXまで仕上げます。
それに対してマスタリングソフトはCDに楽曲を並べる為にそれぞれの楽曲の音量差や質感などを統一させて1枚のCDとして纏まりの有るものにします。
これは、例えば昔では、レコーディング・スタジオなんてメジャーの大手レコード会社ぐらいしか所有して無く、また、レコードにする為にはメジャーから販売するしか有りませんでした。
その為、1枚のレコードを作るのに同じスタジオ同じ環境で録音する事が出来ました。
なので当然ですが楽曲のレベルや質感は全く同じ。
そのスタジオでマスタリングまで済ませても何ら問題は無く統一感が有りました。
ですが、時代が進むに連れ作業が細分化され、レコーディングも1ヶ所では出来ず、環境も変わり、出来た楽曲のレベルや質感は変わって来ます。
マスタリングはその変わったものに1ヶ所のスタジオでマスタリングすることで楽曲のレベルを整え質感に統一感を持たせてCDにする為のマスター音源を作る作業です。
なので、録りの最終的な2MIXには幾らかマージンを残してマスタリングへ送ります。
勿論、録り現場でもマスタリングは出来ますし、DTMソフトでも相当のプラグインが有れば可能です。
ですが、マスタリングまで済ませてしまうと、楽曲を並べた時にレベル差や質感が違った時に再度マスタリングしてもマージンが無い為に調整が出来なくなってしまいます。

>しかし先日レコーディングスタジオでレコーディングをしたところ、全てPT上でマスタリングまで済ませて円盤データをもらいました。
完パケまでが仕事ですので、当然ですが仕上げます。
なので、色んなスタジオで録って最終的に1枚のCDにするならマスタリング前の2MIXデータも一緒に貰っておくと良いです。
MIX前の生音源もすべて貰ったと思いますが、環境が違うと再現性も不可能ですので。

>波形編集ソフトはどういう使われ方をするのでしょうか?
使われ方というよりも使い方だと思います。
コレらのソフトも商品で有るので、それぞれ”売り”というものが有ります。
使いやすさやバンドルされたプラグイン、機能、音質などDTMソフトも含めそれぞれで特化したものが有ると思います。
ユーザーはそのどれに着目して商品を選ぶか解りません。
なので、メーカーは手を変え品を変え色んな商品を販売します。
マスタリング波形編集ソフトはDTMソフトの編集部分に特化した商品ですが、特に2MIXに対して扱い易い商品と言えるのかなと思います。
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波形編集ソフトとマスタリングソフトはやや別のものとなりますが、順に利点を説明します。



[波形編集ソフト]
名前の通りオーディオの波形を編集するソフトです。
もともとMIDIデータ編集はシーケンサー(ハードウェア)もしくはシーケンスソフト(ソフトウェア)で行われていました。
これらはMIDIプログラミングのためのツールでありオーディオ作成のツールではありませんから、出来上がったMIDIデータを音として扱うにはレコーディング機器やオーディオ編集機器が必要になります。
そこで波形編集ソフトが出てくるわけですが、現在はシーケンスソフトと波形編集ソフトがドッキングされてデジタルオーディオワークステーション(通称DAW)と呼ばれるソフトが主流になりました。
よって、波形編集ソフトの機能の大抵はDAWに搭載されている状況なのです。

例えばCubaseやSonar、LogicといったDAWはシーケンスソフトからスタートして後にDAWになりました。これに対してSamplitudeは波形編集及びマスタリング向けのソフトウェアとしてスタートして後にMIDI編集機能も追加してDAWへと進化しています。
変わった進化の例としては、Sound Forgeは波形編集及びマスタリング用のソフトウェアに特化していたためシングルトラックでの編集のみであり、そのマルチトラック版としてVegasが存在したのですが、バージョン3からVegasは映像編集機能をドッキングさせて映像編集ソフトへと進化しました。
これによってオーディオ機能に特化したSoundForgeでのマルチトラック編集が望まれるようになり、後年はマルチトラックレコーディングに対応したソフトウェアへと進化しています。

確かに立ち位置として波形編集ソフトの存在意義は減ってきましたが、現在でも残っている波形編集ソフトの強みと言えばバッチ処理などでしょうかね。
音声ファイルの一括エフェクト処理や、膨大なオーディオデータのフォーマットコンバートなどをマクロを組み込んで自動で処理を行わせるときなどに役立ちます。
また、DAWは基本的に無限の時間軸が存在してその中の任意の時間軸上で波形を編集するわけですから常にリージョン(この波形はここからここまでという範囲)を意識する必要がありますが、波形編集ソフトの場合は読み込んだ波形の冒頭から末尾までしか時間軸が存在しない編集画面になることもあります。ピンポイント編集などにはうってつけですし、やはり音楽とは異なる音声や音響効果といったものは扱いやすいという利点はありますね。

[マスタリングソフト]
その名の通りマスタリングをするものですが、マスタリングの本来的な意味をご存知でしょうか?マスタリングスタジオというと最後の艶出しといった音質調整や音圧稼ぎをするところといったイメージで捉えられがちですが、これらは当然DAWでも可能です。オーディオレコーディングやオーディオ編集でまかなえる作業だからです。故にこのような意味でのマスタリングはミックス作業の延長戦上にあるものと捉えることもできます。
ではマスタリングでしか行われない作業とは何かというとトラッキング作業です。業務用の規格に落とし込むことがマスタリングに求められている仕事なのです。
それゆえにマスタリングソフトにはDAWや波形編集ソフトには必要のない機能が求められます。
例えば楽曲ごとにISRCコードやJANコードを指定したり、これらのPOSコードをPMCDに焼きこむこと。またマスターデータの一種であるDDPフォーマットなどへの変換と吐き出し。
POSコードはいわゆるタグですからオーディオの波形編集とは何ら関係がありません。またDDPもPOSコード情報も含めた全トラックをまとめたマスター音源のフォーマットであり、mp3やwaveのようなオーディオフォーマットとは異なりますから、やはり特殊な機能となります。
また、本来の業務用オーディオCDの仕様ではPOSコードはCDの安全ライン外(実はCDは通常アナウンスされている収録時間よりも容量にプラスアルファのゆとりがあるのですが、そのゆとり部分)に焼きこむものであり、これは市販されているCDライターではできません。
そのため、マスタリングソフトは専用のライターとセットになっていることもあります。
*ただし、すでに本家のソニーが生産を完了していますので、大手や老舗のマスタリングスタジオ、あるいは生産工場でしかオリジナルのライターは導入されていません。
世界的に見ればネットワーク経由で納品可能なDDP形式が主流になりつつあると言っても良いですね。

このようにマスタリングはそもそもレコーディングとか波形編集とはちょっと意味合いが異なり、業務用フォーマットに落とし込むための機能が大前提であり、その上に波形編集や視認性を確保するための各種アナライザーといったものが搭載されていると考えたほうがその立ち位置が分かりやすいかと思います。

正し、これもStudioOneのように初めからRedブック準拠のPMCDやDDPエクスポートといった本物のマスタリング機能を搭載したDAWも登場してきていますから、いずれはやはりDAWに統合されてゆくものなのかもしれませんね。

ただ、当然統合されれば価格的にも高騰しますし、それぞれの役割を担う現場の人から見れば”殆ど必要のない機能が無駄にたくさんついてくるだけの不安定で動作の重いソフト”という認識になってしまう可能性もあります。
やはりある目的に特化したツールと言うのはニッチな市場になるとはいえ今後も必要とされるのではないでしょうかね?

ご参考になれば幸いです。
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その認識でだいたいあってます。



マスタリング専用ソフトは、波形レベルでの編集やCDやDVD-Audio等への書き込み機能が
DAWより充実しており
音圧や音質調整の他に、PC用データを一緒に収録したり、
CD-TEXT用に曲名を入れたり、さらにプレス工場へ持っていく際の標準フォーマット
「DDP」ファイルを作るということも可能で、
さらにCDーRにオーディオCDに書き込む際は信頼性の高いアルゴリズムを使ってエラーが起きにくくしているなどのマスタリング専用ならではの機能があります。

音圧調整や音質調整まではDAWでも十分可能なのですが、マスタリングソフトには曲間のプリギャップを好きな秒数に設定したり、ノンストップCDを作ることも出来ます。
おそらく、PTを使った際、CDへの書き込みだけはiTunesを使ったのではないでしょうか?
iTunesにはそれらの機能が無いため、ちゃんとしたマスタリングをお願いすると、
CDを再生する際にどうやって再生するのかといった細かい設定まで決めることが出来ます。

音圧調整や音質調整まではDAWでも十分と書きましたが、
より綿密な音圧調整や音質調整はやはりマスタリングソフトのほうが上です。
レベルメーターの挙動もDAWよりも高精度に表示したり、
特に最近の放送局では音圧レベルが厳しくなっているため、それに適合させるための
世界標準のラウドネスレベルメーターなんていうのもついていたり、
周波数帯域が細かく見れるスペクトロメーターがついていたり、
ノイズ除去をするためのエフェクトがあったり、周波数レベルでの編集も可能です。
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