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海外の記事で見かける自転車専用道路について教えてください。ニューヨーク周辺の自転車道路の写真は、歩行者天国ならぬ自転車天国のような様相でした。

自動車の通れる道を狭めて、自転車、歩行者の道を広げるということでしょうか?なぜそんなことが可能なのでしょうか?自動車の交通量はどのように調整されているのでしょうか?渋滞など大丈夫なでしょうか?

http://www.cyclingjapan.org/mudjbaufj-101/

A 回答 (4件)

そもそも論として、「自転車道の整備」だけを取り上げるのは間違いで、


特にヨーロッパの都市では合わせて「公共交通機関の整備」「自動車の利用制限」も行われています。

つまり、都市の交通マネジメントとして、「自動車中心の交通体系」から「公共交通機関中心の交通体系」への転換、その補完としての自転車の利用推進というのが基本的な政策です。「自転車道の整備」はその一環でしかありません。

下記はヨーロッパの都市中心の事例ですが、
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/soukou/soukou- …

・車道の幅員減少→LRTや歩道、自転車道へ振り分け。
・速度制限(30Km/h~20Km/h以下に制限)
・公共交通機関(LRT,BRT他)の整備と連携強化
・ロードプライシングによる都市進入時の料金徴収
・駐車料金の高価格化、ゾーニング(中心部は高く、郊外や低く)
・進入禁止ゾーンの設定
・パークアンドライドの推進
・コミュニティサイクルによる公共交通機関を下りたあとの交通手段確保

と言った施策が行われてます。
基本的には自動車は不便に、公共交通機関や自転車、徒歩は便利に、ということです。
「高い金払って、渋滞巻き込まれて、不便な目に遭うのに車で町中まで来るより、公共交通機関や自転車使って安く便利に移動するほうが賢い」という状態にしてるわけです。

あとはもっと大きな都市政策としては「コンパクトシティ化」ですね。
「車で移動しないと何もできないような都市」ではなく、「徒歩で十分普段の生活ができるような都市」を目指してるわけです。
こういう街ならそもそも車いらないじゃんと。
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この回答へのお礼

noranukoさま、こんなに根本的で理解しやすいご回答をいただけるなんて感激しました。とても勉強になりました。有り難うございました。

『都市の交通マネジメントとして、「自動車中心の交通体系」から「公共交通機関中心の交通体系」への転換、その補完としての自転車の利用推進』すばらしい指針だなあと感じました!

これは環境に配慮したいという国民性(民意)がそうさせたのでしょうか?自動車を不便にする、なんて経済性、企業意(?)が優位の社会には高嶺の花のスマートさ‥‥。と、不遜にも感じてしまいました。日本も自転車大国になればいいのにと願うものです。

お礼日時:2014/03/17 00:08

日本でも毎週日曜日は皇居の周りは自転車天国のようになっています。


http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/kisei/c …

先月、東京にいく用意があったので皇居周辺を走ろうと思い、飛行機で輪行していきましたが、雪で全く走れませんでした。

昨年夏はサンディエゴに自転車を輪行して周辺を走りましたが、高速道路にも路側帯に自転車道がついているところはよくあります。が、突然、自転車道がなくなって怖い思いをしましたし、何より怖いのは、インターチャンジ付近で高速道路を降りる車線と自転車道が交差しており、高速で走っている車を避けて直進する必要があるので、それは怖い思いをしました。

今年はロンドンとアムステルダムに輪行予定ですが、自転車道があっても平気でバスやタクシーが割り込んでくるようです。基本は渋滞しているから、自転車道をつくって車で来るなという事なので、渋滞はしょうがないかと思います。
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この回答へのお礼

USB99さまが自転車から見られる風景は東京、アメリカ‥‥。整備されていても、危険が伴う状況は多々生まれるものですね。欧州への輪行、どうぞ事故のないようにお気をください!貴重なご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2014/03/17 00:19

オランダの田舎道を30キロぐらい走ったことがあります。

森を抜けて畑を抜けて縦横に走る道に、必ず自転車専用道路が付いていました。白線で分離するような中途半端ではなく、間に緑地帯があり、きちんと分離されていました。30キロの間、自転車に乗った人には一人も会いませんでした。アムステルダムの中心部でも、自転車専用ラインが必ずあります。渋滞時でも(そもそも渋滞しない)、自動車はその中に入りません。自転車だけです。さすが自転車大国オランダです。
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この回答へのお礼

dragon-manさま、ご回答ありがとうございました。オランダの田舎道の輪行、さぞ素晴らしいものであったかと存じます!穿った見方かもしれないですが、自転車文化は新しい時代のアイコンにもなるような気がしています。良いところをどんどん取り入れていければよいですよね!

お礼日時:2014/03/16 23:54

イベントで特別に歩行者天国のようにしてる場合もありますが、郊外は車用、自転車用、歩行者用の3つに分かれてるみたいですね。


もちろん、無いところもありますが。
古い道は車道を狭めないといけないですが、新しい道なら最初から設計できるし。
特にアメリカは、なにしろ日本とは土地の広さが違いますから。
加えるなら、欧米は自転車が車文化にきちんと入ってるし。
日本は、土地も狭いし、意識が歩行者の方に分類されてたので、ややこしいです。
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この回答へのお礼

「郊外は車用、自転車用、歩行者用に分かれている」なるほど。自動車は共有になって、自転車人口がもっと増えれば良いと個人的に思っております。文化って大切ですね!ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/03/16 23:48

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