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デジタル大辞泉 では「終(わ)る」「行う〔行なう〕」と表記し正確、
現代的、または大人向き。(括弧の表記法は不統一ですが。)

明鏡国語辞典 は「終わる」「行う」とのみ表記して不正確、または古い!、
または初学者向きで1つだけに決めてあげていてわかりやすい。

広辞苑 しか信用しませんが、最新版ではどうなっていますか、「おわる」
の送り仮名?

広辞苑 は国語審議会の最新の答申に基づいて表記法を決めるのですか。
送り仮名、常用漢字、当用漢字、人名漢字の基準(、あるいは範囲)を。

以上 ご教示をよろしくお願い申し上げます。

質問者からの補足コメント

  • うれしい

    続々とご回答ありがとうございます。
    てみじかに言いますと、「お遣いのガキ」で私はありませんので
    手短 とどの辞書にも書かれているでしょうが 手短か と
    書く人の意を汲む者です、私は。
    「手短」はルールの硬直・弱点だと思います。

      補足日時:2016/03/29 22:44
  • へこむわー

    重大ミス! 恥ずかしい。
    子供の頃「終わる」と教わり、大人になって
    「終る」をキャパの内に容れるようになった
    のが、mein Bildungsroman でした。
    質問は逆順だった(汗)ことが、広辞苑第6版の
    「終わる」情報を戴いてわかりました。
    私の場合ですが、岩波の国語辞典で自分を
    洗脳してきたのです。

      補足日時:2016/03/29 23:01
  • うれしい

    『大辞泉』の凡例の「括弧の表記法の整合性」までも
    精読・解説いただけたことが宝物です。
    プロフェッショナルなものを感じます。
    「電子辞書」の時代です。この凡例が
    皆さまのお役に立ちますように。

    No.6の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/04/03 10:24

A 回答 (7件)

「広辞苑」(第6版)の見出しは「終わる」です。

「送り仮名の付け方」は「昭和五六年一〇月一日内閣告示第三号 改正」によるものですから、それ以後発行の辞書は対応しているはずです。
 しかし、本則・許容を一々書くのは面倒でしょうから、「大辞泉」のような方式を考えた方がいいのではないかと思います。
 質問とは関係ないことですが、わたしはこの許容の多いやり方には賛成できません。小学生への教え方に注意しなければなりません。
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この回答へのお礼

欲しい回答をストレートにいただき
ありがとうございます。
小学生には一通りに決めて教えてあげること
とても大事ですね。

本則と許容とがあるのですね。
それ以外にも乱れ崩れた国語表記がありますね。
先生と呼ばれる方々はこの3つをハッキリ区別して
自信を持って、しかもなお、優しく皆様を
お導きくださいませ。

国語嫌いを一人でも減らすために。

お礼日時:2016/04/03 10:35

送り仮名の付け方は、昭和34年内閣告示(旧規定)と昭和48年内閣告示(現行規定)で差異があります。


「終わる」「行う」の差異は下記の通りです。

旧規定:「終わる」 → 現行規定:本則「終わる」、許容「終る」
旧規定:「行なう」 → 現行規定:本則「行う」、許容「行なう」

  *******

「送りがなのつけ方」
 (昭和34年7月11日 内閣告示第1号)(昭和48年 廃止)

通則
第1 動詞

1 動詞は,活用語尾を送る。
  例 書く 読む 生きる 考える
  ただし,次の語は,活用語尾の前の音節から送る。
    表わす 著わす 現われる 行なう 脅かす 異なる
    断わる 賜わる 群がる 和らぐ

2 活用しない部分に他の動詞の活用形またはそれに準ずるものを含む動詞は,
 含まれている動詞の送りがなによって送る。
  例 浮かぶ(浮く) 動かす(動く) 及ぼす(及ぶ) 語らう(語る)
    聞こえる(聞く) 積もる(積む) 照らす(照る)
    計らう(計る) 向かう(向く)
    起こす・起こる(起きる) 終わる(終える) 悔やむ(悔いる)
    定まる(定める)

  *******

「送り仮名の付け方」
 (昭和48年6月18日 内閣告示第2号)(昭和56年・平成22年 一部改正)

本文
1 活用のある語

通則1
 本則 活用のある語(通則2を適用する語を除く。)は,活用語尾を送る。<例略>
 例外 (1)~(3) <略>
 許容 次の語は,( )の中に示すように,活用語尾の前の音節から送ることができる。
   表す(表わす) 著す(著わす) 現れる(現われる) 行う(行なう)
   断る(断わる) 賜る(賜わる)

通則2
 本則 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。<例略>
 許容 読み間違えるおそれのない場合は,活用語尾以外の部分について,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。
  〔例〕 浮かぶ(浮ぶ) 生まれる(生れる) 押さえる(押える)
      捕らえる(捕える)
      晴れやかだ(晴やかだ)
      積もる(積る) 聞こえる(聞える)
      起こる(起る) 落とす(落す) 暮らす(暮す) 当たる(当る) 終わる(終る) 変わる(変る)

  *******

国語辞典の見出し語や本文の表記は、その辞書の編集方針に基づいています。
その内容は辞書の冒頭にある「凡例」に詳しく書いてあります。

漢字については、常用漢字表の表外字や表外音訓の区別が分かるように記号が付されていますが、広辞苑にはそのような記号が一切なかったと思います(少なくとも古い印刷版や最新の電子辞書版には表外字や表外音訓の記号はついていません)。


送り仮名の表記方針について、いくつかの辞書の「凡例」の記載事項を以下に引用しておきます。

●明鏡国語辞典(第二版)
 送り仮名は、「送り仮名の付け方」(昭和四十八年六月内閣告示)により、原則として、本則に従う。

●三省堂国語辞典(第七版)
 送り仮名は、原則として「送り仮名の付け方」(一九七三年内閣告示、二〇一〇年一部改正)の本則・例外の方針に従います。

●新明解国語辞典(第七版)
 取り扱いに問題のある送り仮名について。
  史的に見れば、送り仮名は、誤読を避けるため漢字の傍らに随時小書きしたもので、一貫した理法など元来存在しない。
  しかしながら、規範を生命とする辞書の場合、全くの無方針を避けるとすると、結局常識の範囲内で多く送るもの〔a〕と比較的少なく送るもの〔b〕との別があることを指摘した上で、そのうち、多く送る部分については( )を以て示すことが適切であると考えた。
  以下、「送り仮名の付け方」(⇒巻末に内閣告示全文)との関連について示す。
  <以下略>


広辞苑の送り仮名は独自の方針ではないかと思います。
おこな・う 【行う】
おわ・る 【終る・畢る・竟る】

広辞苑でよく使われる「~の一」という表記が、何かの本で突っ込まれていました。
  あ ①母音の一。
「~のヒトツ」と読むのか、「~のイチ」なのか…。
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この回答へのお礼

内閣告示なのですね、国語審議会ではなく。
両者の関係について、ゆとりがおありになられたら
また教えて下さい。
不可能のないお方の、国語辞書とメートル法と定理までもの
陣頭指揮の仕方が知りたくなりました。

お礼日時:2016/03/30 03:10

>昔は「終る」でしたよね


「昔」がいつのことか不明ですが、「終る」と書く人はいたと思います。「変る」と書いた例も多数あるはずです。ただ、それをルールとして明文化しているものは見たことがありません。
 表記の問題や、送り仮名の問題は辞書を見比べても解決しません。辞書は、おおざっぱに言うと、「こういう書き方も間違いではない」ということを示しています。
 辞書は、基本的には国語審議会の最新の答申を参考にはしますが、独自の表記を採用している場合も多々あります。
 動詞の活用ウンヌンはきわめておおざっぱな目安にしかなりません。一例をあげるなら、「あらわれる」を活用ウンヌンで考えるなら「現る」になるはずです。これはさすがに読みにくいでしょう。こういう例は多数あります。

>広辞苑 しか信用しません
 それは質問者の自由ですが、一般的ではありません。
 当方は校正の仕事をすることがあります。表記・送り仮名に関しては、『記者ハンドブック』に従っています。現状のマスコミも、同様のはずです。
『記者ハンドブック』は常用漢字表の本則どおり「終わる」「行う」です。
 ちなみに昔の内閣告示は下記の「17」で「送りがなを省いてもよい」としています。この段階では「行ない」「終わり」が本則だったのかもしれません。
「行ない(行い)」「終わり(終り)」
 現代では、「行い」は「送りがなを省いてもよい」ではなく、「行い」が本則のはずですが。
【送りがなのつけ方】(昭和34年)
http://kokugo.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/se …

 ちなみに『大辞泉』は「括弧の表記法は不統一」ではないようです。ものすごくわかりにくいのですが、一応下記のルールにしたがっています。
http://dictionary.goo.ne.jp/help/jn/03_03.html
==============引用開始
2.省略することが許容されているものには当該のかなを( )で囲み、補った形が許容されているときには語全体を〔 〕で囲って示した。
いい‐おと・す〔いひ‐〕【言(い)落(と)す】
おこな・う〔おこなふ〕【行う〔行なう〕】
==============引用終了

「行う〔行なう〕」は、〔  〕内が〈補った形が許容されているとき〉。
「終(わ)る」は(  )内が〈省略することが許容されているもの〉。
 要するに、本則は「行う」「終わる」、許容が「行なう」「終る」ということです。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

私のお礼時刻まで見ていただくわけにはいきませんが、質問は逆順の勘違い
でした。

最後の1行の決めが美しい。「行う」「終わる」は美しい。
「行なう」「終る」は、ま、私程度の それなり ですネ。

お礼日時:2016/03/29 23:41

これは、『終わる』という動詞に、『終える』という対応する他動詞が存在するから『終わる』を基本形としています。

『おわ』までが『終』という漢字に対応しているのだとすると、『終える』を漢字で書くことは出来なくなる。そのため、『終わる』という表記にしてあるのである。これは通則2の「(1)動詞の活用形又はそれに準ずるものを含むもの」 のところにきちんと書かれている。「『終わる』が、文部科学省によって決められた正しい表記なので、それを覚えておいて下さい。ただし、『終る』は一応、よく使われているからという理由で、認められてはいます。

内閣告示第二号『送り仮名の付け方』のサイトを添付しますので、こちらを参照ください。

http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k1973061 …
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この回答へのお礼

はい、まず「終わる」と頭に叩き込みます。
でも、「終る」も許容できるように
次第に成長して行きたい。
キャパの狭い人は、「終わる」だけが正しい
として、硬まり(この字は私のブンガクです)
壁に当たって超えられなくなるのかも。
flexibility also needed !

おかげさまで格調の高いサイトに仕上がりました。
皆さま、これからもよろしく。

No.7 様は、平成22(2010)年 一部改正まで詰めておられます。
プロですね。

お礼日時:2016/04/03 11:13

今から40年以上前、私の小学校の頃から「終わる」と教わりました。


それから何万回と使ってきましたが、「終る」と書いたことはありません。

そのちょうど少し前に「短かい」が「短い」に変わりましたね。
活用上、「い」で十分だからでしょう。

「おわる」だけ考えれば「終る」でいいんでしょうが、「終える」と区別する意味もあるでしょう。

「行く」「行う」で
ともに「行った」「行った」
になるので「行なう」も認められます。

「起こる」「起きる」と区別したいところですが、
「起る」も使われるようです。
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この回答へのお礼

そうなのです、最初の2行。私の勘違いでした。電子辞書の弊害です!

Q;「終る」でも良くなったの? 昔は「終わる」でしたよね。送り仮名。

と問わなければならなかったのです。一点一角を揺るがせにしない貴方さまの
生き方が偲ばれます。すみません。違和感を感じられ、続々と回答をお寄せいただいた
皆さまに感謝いたします。

お礼日時:2016/03/29 23:29

今生きてる規定は


http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k1973061 …
だと思う.
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この回答へのお礼

正解をいただきました。
終わる〔終える〕

文科省のサイト
送り仮名の付け方
昭和56年10月01年内閣告示第三号改正

までは良いのですが、

ー登録 平成21年以前ー

を見つけ、それ以後の改正がないか
わかりにくいのです。

ー登録 平成21年以前ー

が肝であり、素人には難所です。

お礼日時:2016/04/03 10:01

辞典についてはよく知らないので一例として「終わる」の送り仮名について説明させていただきます。




現在、「おわる」の送り仮名の本則は「終わる」となっています。
NHKの番組の終了時、画面右下に「終わり」と出ているのもこのため「終り」ではありません。

しかし「終る」も間違っているとは言えません。こちらは許容という分類です。

本則は「正規のもの」という意味ですが、許容は「こっちでもいいです」みたいな感じです。略字的なものです。

ただ、「終わる」には「終える」という送り仮名も存在します。これも考えた上で「終る」だと「終わる」だか「終える」だかわかりにくいですよね。

ですので「終る」の方を使うときは確実に「終わる」とか「終わり」とかという読み方だと読み手がわかる場合のみ使う方がいいでしょう。


長々と申し訳ないです。ちょっと間違ってるかもですが少しでも参考になればと思い回答させていただきました。
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この回答へのお礼

若い人向きの やさしいご説明をありがとうございます。
この Q&A も あなた様を先鞭として 段々と成長してゆきます。
やわらかな幼若期にやさしく育てて、しかも
甘えさせず、しっかりと基本を踏まえて立ち
次第に自分に厳しく、世の荒波に揉まれても
素直な心を持ち、すさまない
そういう者に ひとは育ちたい。

お礼日時:2016/04/03 11:00

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