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QUEEN の We will we will rock you の中の better の使い方について教えてください。
学校英語では gonna すら習わないので、実際のアメリカ英語にはいろいろ「新しい」表現があるのだろう、と想像します。
それに、歌詞だから、音楽に乗せること最優先で、文法の理論は二の次かな、とも想像します。
でも、下記のように、いくつかの情報が混在しているので、まるまる訳詞を鵜呑みにするよりも、自分で文法的なことも知った上で咀嚼したくなりました。

質問は4つあります。よろしくお願いします。
スマートフォンなどで見ていて、「長い」とか文句を言う方は、最初から結構です。
質問1
3番(?)の終盤部分の歌詞です。YouTube に公式ビデオがあるので、もしよろしければお手数ですがそちらの1:12付近もご覧ください。
A
Somebody better put you back into your place

B
Somebody better put you back in your place

C
Somebody betta put you back into your place

D
Somebody gonna put you back into your place

日本語サイトを検索しただけでも、上記のような数種類の表記ゆれがあります(もちろん、ネットは、なんでも正しいとは限らないのですが)。
Aが正しい歌詞で良いですか?
私の貧しい耳でも、gonna や in ではないように聞こえます。
betta というのは、実際にアメリカ人・イギリス人が(ちょっと格好つけて?)使うことのある表記ですか?

英語サイトもいくつかみましたが("We will we will rock you" lyrics で検索)「正式」な歌詞は特定できなくて、「バンド・レコード会社公認の歌詞カードは存在しないのだろうか? 各サイトの筆者は皆、耳コピで歌詞を書き起こしたのだろうか?」 と少し不思議です。
-------------------------
Songwriters
MAY, BRIAN

Published by
Lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC
-------------------------
と書いてあるサイト(METROLYRICS)があったので、これが間違いないでしょうか。
そもそもバンド音楽って、「決まった歌詞の公表はしないもの」ですか?
ライブでは少しずつアレンジされるのはわかりますが...

質問2
gonna は、
「アメリカ英語でよく使われるカジュアルな表現で、イギリス英語圏ではそれほど使われません。」
と書いているサイトがあって、私も学校で「アメリカのスラングだ」と習いました。
そもそもクイーンはイギリスのバンドですが、この曲の発表当時の1977年には、
ブライアン・メイも、フレディ・マーキュリーも、ネイティブなイギリス英語として、よりも、アメリカでのヒットを強く意識してアメリカに「寄せて」作詞したのでしょうか?

質問3
Somebody better put you back into your place
の訳が


いつか元の場所へ戻るであろう


誰かがお前を自分の居場所へ戻してやるだろう。


昔の様に戻れたら良いけどな


だれかこいつを連れて帰ってくれ

などのパターンとして出回っていて(you は an old man のはずです)、
この better +原形(現在形?命令形?)の使い方は何だろう、と疑問に思いました。
実際には Somebody'd better put you back into your place (had better) なのでしょうか?
それとも、実際にアメリカ・イギリスでこのような better の使い方をしますか?
well の比較級ではないですよね?
そして、ア~エのどれが訳詞として最も原文の意味に近いと思いますか?
私は、イが直訳に近いかな、と思っています。

質問4
音符に関係なく元の文は
Somebody had better put you back into your place
だと仮定した際に、
私は イとエの違い を考えれば考えるほど、
had better 「~した方がよい」のよいは、誰にとってのよいなのだろう、
と混乱してきました。
Somebody にとって、と考えると「誰かが you を元の場所に戻してやった方がよい」ということなのか(形式的には Somebody への勧告)、
話者にとっての都合(「誰かがしてくれると、私にとって良い」)なのか(でもそうすると、your place が良い所か悪い所か意味も変わってくる気がします)、
put you back されるのは you ですから、聞き手である you に対して「誰かが戻してくれるとあなたにとっていいね」という解釈もアリなのか、
いかがでしょうか。

本当に長くなって恐縮ですが関連質問を一度にまとめた方が良いと思いましたので、どれか一つだけでもよろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • タイトル及び質問文中に We will we will rock you と書いてしまったのは、全て We will rock you の誤りです。初歩的な確認の不足ですみませんでした。訂正します。

      補足日時:2016/04/18 12:23
  • 正直、昨日まで私はこの名曲を、「早口でなんて言ってるかわからん」と、歌詞に関心持たずに来ました。ただ、お二人からご回答を得る前に私が思っていた訳(大筋)をお伝えします。

    ・Buddy で始まるので、少年も若い男も老人も、全て歌い手(QUEEN)自身のことである。
    例えば、「いつか社長になってやる」「総理大臣になってこの国を変えてやる」、そういう人(男)はどこにでもいるだろう、と。

    ・You, big disgrace! は、QUEENが少年・若い男・老人に対して言っているのではなく、
    QUEENの分身である少年・若い男・老人が、周囲から "You, big disgrace!" と言われることもあるだろう、という引用である。

    続く

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/04/18 15:21
  • (続き)

    ・したがって、その後の Kicking your cans や Waving your banner は分詞構文的に解釈できて、
    「少年・若い男は、そう(恥知らずと)言われても同じことをやり続ける」
    という意味である。

    ・We will rock you! は歌い手や、オレたち全員、からの激励や応援でなく、
    "We will rock you!" (いつか見返してやるぜ!)
    という少年・若い男・老人自身の心の叫びである。
    すなわち、ここでは we と you が入れ替わっていて、
    we は a boy, a young man, an old man のこと、
    you が逆に "You, big disgrace!" と「オレたち、buddyたちを見下げてくる連中」のこと、
    と私は思っていました。そうすると、buddy全体(音楽の聞き手)が一体となって共感しやすいですよね。

      補足日時:2016/04/18 15:25

A 回答 (2件)

質問1


Official Clip に関して言えば、
A. Somebody better put you back into your place
としか聞こえませんね。


質問2
gonna や wanna は「主としてアメリカで使われる発音の表記」ではありますが、イギリスでは聞かれない、という訳ではありません。
まあ、アメリカでは口語表現レベルですが、階級社会のイギリスでは俗語扱いでしょう。
品のない避けるべき発音ということですね。

better も発音にあわせて bettah などと書かれることがありますが、耳で聞いた発音をいかに文字に書き写すかというのは、個人差がありますのでね。人によって「私ならこう書く」というのがいくつもあっても不思議ではない。
日本語だって、漫画の台詞にはいろんな表記がありますよね。
当たり前じゃん
当ったり前じゃん
当ったり前じゃんっ
当ったりめえじゃん
当たりめぇじゃん


質問3/4
Somebody better put you back into your place
まず、このbetter は had better の had が抜け落ちたものです。

ジーニアスによれば、
had better do((略式))
(今あるいはこれから)…するのがよい;
[You を主語にして](通例目下の人に)…しなさい, すべきである
《◆今は比較の観念は存在しない》
I'd better hurry. 急がなくては
It had better not rain tomorrow.
雨が降らなければいいのに《◆祈願》
There had better be a break between the two lectures.
講演と講演の間に一休みあるのがよい《◆忠告;「休みがあってほしい」と「祈願」の意にもとれる》
“I can explain why I was late.”“This had better be good.”
[前言を受けて反語的に]「遅刻の理由を説明できるよ」「さぞかしいい言い訳なんでしょうね」.

[語法]
(中略)
(6)((略式))では通例 had は軽く発音され, You'd better..., You better ..., さらに Better ... となることが多い:
(You) better go now. そろそろ行った方がいいぞ.


プログレッシブによれば、
had better do
…しなくてはいけない[だめだ], …すべきだ, …したほうがいい.
▼should, ought toより強く, mustより弱い;否定文はhad better not do ...で, ×had not better doではない

You had better see a doctor.
医者に診てもらったほうがいい[診てもらいなさい]
You had better not be late tomorrow.
あすは遅刻してはいけない(▼shouldn't, ought not toより強く, mustn'tより弱い).

[語法]
(1) had better doは「そうしないと困ったことになる」という含みをもつ. Youを主語とした場合は, 相手への強い勧告や警告を表し, 文脈や語調によっては強制や脅迫にもなるので, 目上の人に使うと失礼.
(2) ((話))ではhadは短縮されて'dとなることが多く, それも落ちてbetterだけになり, さらに主語(youとは限らない)まで省略されることがある:(You) better do your homework right now. 宿題をすぐやったほうがいいよ.


さて、Somebody better put you back into your place を直訳すると、
「誰かがおまえをおまえの場所に戻してやるのがよい」
「誰かがおまえをおまえの場所に戻してやらなければだめだ」
「誰かがおまえをおまえの場所に戻してやるべきだ」
あるいは
「だれかに連れて帰ってもらえ」
となります。

直訳に近いのが
エ「だれかこいつを連れて帰ってくれ」

一種の「祈願」であることを前面に押し出せば
ウ「昔の様に戻れたら良いけどな」
となるでしょう。


どちらが正解ということはありません。
どちらが原文のニュアンスに近いかというと、それは解釈の領域です。作詞者でさえ決める権利はありません。
お好きな方が、聞き手にとっての正解です。

でも、「ア」と「イ」はないな。
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この回答へのお礼

すごくご丁寧なご回答ありがとうございます。辞書まで一語一語書き写して下さって、恐らく30分以上かけて下さったことが伝わってきます。それに、一件一件に「理解しやすくしよう」というご配慮を感じます。
一応まだ質問を立てたばかりなので数日締め切らずに置いておきますが、かなり納得できました。深い謝意を覚えます。

質問3
Better go now.
これを言われて私も思い出しました。
極めてわかりやすかったです。
他にも、had better について、細かく読ませていただきました。とても得る物が大きかったです。皮肉(反語)の使い方まであるのですね。

質問4
字数の関係で一部削ります。
最終的に put you back into your place の部分は
「平和や過去の栄光のある場所へ連れ帰る」のではなく、
you, big disgrace の時点で既にじいさんを蔑んでいるので、
「ピースなんて訪れないんだから、オウチへ帰ってお寝んねしな」
的な意味での your place だ、
という解釈でよろしいでしょうか。

前後を示していなかったので舌足らずでした。

Buddy you're an old man poor man
Pleading with your eyes gonna make you some peace some day
You got mud on your face
(You) Big disgrace
Somebody better put you back into your place

We will we will rock you

です。
ウ「昔の様に戻れたら良いけどな」
もあり得る、とおっしゃいましたが、
disgrace とサゲた後、じいさんに対して優しい言葉をかけている(まだ希望がある)のか、突き放しているのか(オウチへ自分では帰れないから「誰か」に連れ帰ってもらえ、と言っているのか)、
解釈に幅があると言っても、真逆の意味にどっちとでも取れるのが、まだ不思議として残っています。

ともあれ、ここまで丁寧にご解説いただいただけでも充分です。重ねてありがとうございました。

お礼日時:2016/04/18 13:38

質問1


Aが正しいと思います。私の耳には"better""into"と聞こえます。口の形を見てもbeのところで口を閉じてますので、間違いないでしょう。intoはマイクが邪魔でよく分かりませんが・・

もともとイギリス版やアメリカ版には歌詞どころかライナーノーツもほとんど入っていません。公式の歌詞は分からない、というのが結構おおかったです。日本版を作るにあたって、歌詞カードを入れようと作詞を聞いたら「忘れた」とか「知らん」と怒られることもあったようです。

質問2
gonnaのようにingがnnaになるのは、アメリカというよりもともとアメリカの黒人のスラングです。最近は一般的に浸透してきましたが、1980年代までは白人とか黒人でも「まともな教育を受けた人」なら使わない言葉使いでした。

でもほかの歌詞の部分でgonnaを使っていますね。アメリカ向きにしたのかな??70年代のイギリス人はgonnaなんて使わないというか、そういうアメリカ的な言葉使いが大嫌いだったはずなんですけどね・・


質問3
どれでも無いと思います。
重要なのはsomebodyとbetterをどのように訳すかです。
欧米の歌は常に「キリスト教」の影響と比喩・暗喩を考えないといけない、という部分があって、Queenはキリスト教に懐疑的なところがあります。たとえば有名なボヘミアン・ラプソディは、自分がした罪について延々mamaに騙り続け、神の名もbismillahという珍しい形(アラビア語のローマ字転記で「神よ」という意味)で出てきます。

つまり、Queenはキリスト教というよりいろんな神さまを相対的に考えているんですね。
ですので、深読みするとこの部分はsomebodyではなく"sombody-better"ではないか、という気がします。つまりsombody-better→「どこかのよりよき存在(どこかの神様)が「お前を元にもどしてくれるよ」と、キリスト教でもいいし、イスラムでも、フレディのお葬式を行なったゾロアスター教でもいいから、とにかく「元に戻してくれる」と意味です。

となると
sombody-better put you back into your place
でそのまま意味が通るわけです。

質問4
3での解釈だとすると、質問者様の疑問とは違う答えになってしまうのですが、でも「欧米の歌詞は常に宗教の影響を考えなければならない」という点からすると、質問者様の疑問はとてもするどい、といえるでしょう。

somebodyって誰?youて誰のこと、という風に考えると、そもそも歌詞の題名であるWe Will Rock Youの"We"って誰なのさ、というところに行き着きます。

WEはQUEENのことですか「俺たちqueenは、お前たちを感動させ続けるぜ!」という意味なのでしょうか。だとすると歌詞がまったく合わないですよね。

私はこのWeは「大いなる意志」つまり神さま、でいろんな神様たちがいるから複数形でWeです。別にキリストに限定していないわけです。
そう見ると歌詞全体の意味が理解できるのではないでしょうか。
つまり題名のWeと最後のsomebodyは同じものなのです。

それを踏まえて歌詞を意訳すると、
1番 若い男がいずれ大物になる、だからやりたい放題やってみろ (それがわれら神の意思)お前たちを転がし続けるぜ
2番 青年の主張がいずれ世界を席巻するだろう、だから旗を立てろ(それがわれら神の意思)お前たちを転がし続けるぜ
3番 年老いた老人は平穏だ、われらのうちの誰かがお前を助けてやる(それもわれらの神の意思)お前たち感動的だろう

欧米ではこの曲をスポーツのときなどに使うとものすごく盛り上がるようですが、一般的な欧米人(つまりキリスト教)は、Weを神・神の子(キリスト)・ギフトをもらったタレント(スポーツ選手など)が「お前たちを熱狂させるぜ!!」という意味に取って、もりあがっているのではないか、と推測します。

てな、解釈はどうでしょうか。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

#1の Syntactic_Structuresさんのご回答でだいぶ納得していたのですが、phjさんにまた新たに啓蒙していただいたような衝撃を受けまして、感激しております。
特に、質問3に対する解釈は深いですね。説得力があります。

まだ根本的な疑問として残っていることがあります。
you, big disgrace の意味合いです。
1番 少年(若い男)
2番 青年(hardな奴)
3番 みすぼらしい老人
に対しての「応援」ソングだと私は思い込んでいました。
でも、you, big disgrace は「恥さらしめ!」ということですよね?
大口を叩いたり平和(安穏)を夢見たりするのが「恥さらし・恥知らず」「情けない」「不名誉」「恥辱」であるなら、QUEENは彼らを
鼓舞している のではなく
そういうこと(例えば Wavin' your banner)をやめろ、と言っている
のか、
理解が難しいです。

you, big disgrace は「この、おバカさん」的な、愛情を込めた逆説なのでしょうか。
つまり、disgrace だけど、本当はそれが grace だ、と、言葉の意味を逆に取るべきですか?
旗を立てろ
という訳は私の感覚とマッチしていますが、
You got blood on your face
You big disgrace
Wavin' your Banner all over the place
が you をアゲているのかサゲているのか がわかりません(ついでに、Banner がなぜ大文字なのかも)。

でも、宗教に対して懐疑的、という視点はとても重要に感じます。もう少し咀嚼してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2016/04/18 14:12

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