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旅をしながら、定職につかず、その地その地で日雇いの仕事をして糊口をしのいだりすることを、「やくざな稼業をしております」といったり、

ラノベで、賞金稼ぎが各地を転々とすると、「やくざな稼業。」といいます。

また、ラノベで、各地のギルドを回って魔物を狩る冒険者が「思えばやくざな稼業をしているのだ。」といったりしています。

この定職につかないことを、「やくざな~~」というのを、最近たまたま読む小説、ラノベで見かけるのですが、広辞苑には載っておらず、ネット上の辞書では見つかります。 いつごろから使われている言い回しなんでしょうか?

http://thesaurus.weblio.jp/content/やくざな暮らし

よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

#4です。

お礼ありがとうございます。この後、出かけるので、簡単に書きます。


「ヤクザな稼業」は基本的に、住む場所が決まっていない、収入が安定していない、だから裏稼業ともつながりが合って収入を得ている、というのが基本です。

>・各地を転々としているサーカス団もしくは、雑技団。
最近は大きな団体もあるので、あまりそうは言えませんが、欧州にいるジプシーなどは「ヤクザな稼業」といえるでしょう。彼らは元々欧州から見れば異民族で迫害もうけていたため、その場所で営業するにはヤクザの元締めに挨拶して、場所代を払う代わりに守ってもらっていたからです。ですから、歴史的には「やくざな稼業」といえます。


・ワーキングホリデー制度を使って、世界中を転々としながら短期の仕事をしている人。
いわないですね。なにせ「自由に転々とする」のを政府が認めているわけですから、単に自由人またはバックパッカーです。

・包丁一つで、様々な料亭を渡り歩き修行する板前。
修業というレベルなら、ヤクザな稼業ではないですが、単に腕だけに頼って、あっちこっちで呼ばれて仕事をするような不安定さがあれば「ヤクザな稼業」に近いでしょう。

先ほども書きましたが、仕事には実業と虚業という分け方もありまして、実業というのは「それがないと社会が成り立たない稼業」で虚業というのは「社会の仕組みをうまく使って利益を得る」稼業です。

ですからデイトレーダーなんかは居なくても社会が成り立つので「ヤクザな稼業」といえるわけです。

社会の本質は実業ですが、そこからあぶれて、社会的に危ないぎりぎり(法律的にとか、倫理的になど)になると「ヤクザな稼業」になるといえます。
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この回答へのお礼

Thank you

ご回答ありがとうございます。 

「やくざな稼業」という言葉は要するに個人の主観によって、同じ職種でもそうであったりそうでなかったりするのですね。 なんとなくですが、イメージがつかめました。

>先ほども書きましたが、仕事には実業と虚業という分け方もありまして、
>ですからデイトレーダーなんかは居なくても社会が成り立つので「ヤクザな稼業」といえるわけです。

そんなこと言いだしたら、お百姓さんとお医者さんと大工さん以外は、どうなってしまうのでしょう?

ご回答には感謝していますけれど、この「実業と虚業」の考え方には賛成致しかねます。

お礼日時:2017/01/02 20:41

米川明彦編『日本俗語大辞典』(東京堂出版、平成15年11月初版)には、江戸時代からある言葉となっています。


語源は花札賭博の「三枚」で「八・九・三」の最悪の組み合わせをヤクザ札と呼んだことから、役に立たない無用のものを意味する言葉になった、と。
明治以降の用例として、二葉亭四迷の『平凡』(1907年)から「私のやうな斗筲(やくざ)な者は」という一説を引いています。
二葉亭四迷『平凡』 (青空文庫)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000006/files/3310_ …

同じく米川明彦編『集団語辞典』(東京堂出版、平成12年2月初版)には、
「やくざ根性」という言葉が極道社会・暴力団の用語として採録されていて、「けんか・闘争における勇気」となっています。堅気の市民には無用な勇気です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「やくざ」ではなく、形容動詞の「やくざな」に関する質問でした。

お礼日時:2017/01/03 05:14

使い方としては、18世紀つまり江戸時代からあった言葉でしょう。

「やくざ」という言葉が出てきたころにはあった言葉だと思います。

さて、そもそも「ヤクザ」という言葉はなにも暴力団などの犯罪組織、またはそれの構成員と言う意味ではありません。その意味でのヤクザはどちらかというと昭和の後半、大体昭和50年ぐらいからの言葉でしょう。
 菅原文太主演の「仁義なき戦い」シリーズなどがヒットしてこれらを「ヤクザ映画」と呼んだこと、昭和50年代に日本のマフィアであるヤクザが海外でも知れ渡ったことなどから、この時代にヤクザ=暴力団(などの犯罪組織)になっていたものです。

もともと「ヤクザ」というのは花札のようなめくりカルタの役、8・9・3の数字がそろうと、得点が付かずに負けになることから、この三枚を持っていると「役立たず」と言われるようになり、役にたたない人や価値のないモノなどを言うようになりました。
ですから、ヤクザという言葉は元々が「役立たず」と言う意味だったわけです。

ところで、質問者様は映画の「寅さん」をご存知でしょうか。映画はなんとなく知っているとおもいますが、寅さんの稼業って知っていますか?

簡単に言うとバナナのたたき売りが寅さんの稼業で、一般的に「テキヤ」と呼ばれる商売です。このテキヤというのは、日常的に勤めるようなサラリーマンとは違い、縁日や祭りなどの時に屋台などを運営する人たちのことを言います。縁日は毎日・毎週同じ場所であるわけではないので、テキヤは移動しながら祭りなどで屋台を組んでモノを売り、生活を成り立たせていたのです。

逆を言えば、寅さんのように売るテクニックがあれば、どこでもテキヤができました。昔は暴力団なのか任侠なのか見分けがつかないようなボスが各地の地元にいて、そこに行って「なんか売らせてくれ」といえば、準備してあったものを売らせてくれたのです。もちろんボスに売上のかなりの部分をもっていかれるわけですが、風来坊の寅さんのような人なら、ものすごく売り上げがあるので、自分がしばらく旅をして食っていくことはできたわけです。

こういう「まともな人なら勤め人になって、毎日ちゃんと働いて、給料もちゃんともらえる生活」をしないで、その日暮らしをしている人たちを「やくざな稼業」と言ったわけです。

これも昭和の50年代を境に縁日から暴力団排除の波が押し寄せたために、仕事としては成り立たなくなってしまったのです。

質問者様が提示している賞金稼ぎも「やくざな稼業」のひとつです。売り上げが一定していないし、危ないし、賞金首をおっかけてどこへでもいきます。
また、当然ながらその土地土地の裏稼業(本物のヤクザ)に精通していて、時には情報をもらったり、時には有利な情報を流したりして、犯罪者を捕まえるわけで、そういう点で寅さんのようなテキヤが元締めに場所を借りて場所代を払わなければいけなかったように、本格的なヤクザとつながりがあるわけです。

今の日本では「ヤクザな稼業」というテキヤや賞金稼ぎなどはまずいません。しかし、個人でやっているデイトレーダーとかパチプロのようなひとは「ヤクザな稼業」と言っていいでしょう。

もともとやくざ、というのは役にたたないから仕事もなくて、強いボスにしたがって非合法すれすれの仕事をする集団をいいましたが、昔はテキヤも任侠も場合によっては火消しなどもヤクザすれすれ(暴力団スレスレ)のことをしていたのです。

だから、やくざとヤクザな稼業は近い関係にありますし、語源がいっしょなのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。 段々と無関係に思えていた「やくざ」と「やくざな」のつながりが見えてきました。 もうすこしご意見を伺ってもよろしいでしょうか?

下記の業種は、「やくざな稼業」に入るのでしょうか?

・各地を転々としているサーカス団もしくは、雑技団。
・ワーキングホリデー制度を使って、世界中を転々としながら短期の仕事をしている人。
・包丁一つで、様々な料亭を渡り歩き修行する板前。

お時間がある時で結構ですので、よろしくお願い致します。

お礼日時:2017/01/02 18:10

「定職につかない」というのは、「やくざな」状況の一つであって、


「定職につかない」だけで「やくざな」とは言わないし、定職についていても(そもそも職とは関係なくても)「やくざな」な状況はあります。

それらの例も「定住しないで放浪している」「『敵を殺す』ことで自分を生かす」といった(「堅気」とは反対の)状況も含めての、「やくざな」です。


また、 #2 の引用や、下記のgoo辞書に「形動(形容動詞)」とあるので、「やくざ・だ」→「やくざ・な」という形容動詞としての使い方がある、ということになります。
こちらが(1)に来ているということは、(2)の暴力団構成員等の意味は、あとから来たものだと考えるのが妥当でしょう。

http://dictionary.goo.ne.jp/jn/221361/meaning/m0 …
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/221361/example/m0 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>(「堅気」とは反対の)状況も含めての、「やくざな」です。

堅気って、暴力団等の、犯罪組織に入っていない事だと思いましたが、

>「定住しないで放浪している」「『敵を殺す』ことで自分を生かす」

のどこが、「堅気ではない」になるのでしょうか?

もう少し教えて欲しいのですがこれらは、「やくざな仕事」になるのでしょうか?

・各地を転々としているサーカス団もしくは、雑技団。
・ワーキングホリデー制度を使って、世界中を転々としながら短期の仕事をしている人。
・包丁一つで、様々な料亭を渡り歩き修行する板前。

彼らは、「堅気」なのでしょうか? 「やくざ」じゃないけど「やくざな商売」をしているのでしょうか?

最近、形容動詞の「やくざな」という言葉が今一分かりません。

よろしくお願い致します。

お礼日時:2017/01/02 14:17

下記によれば、18世紀半ばから使われています。

方言の部分では、年代が分かりませんが、関東地方、中部地方など、有名な「やくざ」がいた地方を含んでかなり行き渡っているようです。
(「広辞苑」にも「やくざ」が出ています。)

[日本国語大辞典]
(1)(形動)一般に、物事が悪いこと。役に立たないこと。つまらないこと。粗末なこと。生活の態度がまともでないこと。また、そのものやそのさま。

*浄瑠璃・和田合戦女舞鶴〔1736〕四「エエ埒もない八九三(ヤクザ)の(まぶた)に出合うて」
*随筆・牛馬問〔1755〕一「やくざ 〈略〉物の悪きをやくざと云事は、博奕に三枚といふものをするに、八九の数を高目上々として十とつまるは数にならず。八九三なれば廿につまる故、益にたたず。それより彼輩のうちにては、すべて物の悪き事の隠語を八九三八九三といひ始めたるとなり」
*平凡〔1907〕〈二葉亭四迷〉四三「私のやうな斗(ヤクザ)な者は」
*銀の匙〔1913〜15〕〈中勘助〉後・一〇「手にとるさへ気持がわるいやくざな本で」

(2)博打打ちや無職渡世の遊び人、また、暴力団員など、正業につかず、法に背くなどして生活の資を得ている者の総称。無頼漢。ならずもの。やくざもの。

*談義本・八景聞取法問〔1754〕五・頓智の伴頭「智恵も器量も馬鹿も八九三(ヤクザ)もない袖はふられず」
*雑俳・柳多留‐一九〔1784〕「やくざめにちちぶのろぎんみなにされ」
*肉体の門〔1947〕〈田村泰次郎〉「まだ四十に間はあるが彫留は、戦前からやくざのあひだではかなり知られた彫師で」

方言
(1)役に立たないこと。また、その人。能なし。厄介者。《やくざ》新潟県361東蒲原郡368富山県上新川郡392愛知県名古屋市562三重県志摩郡・名賀郡585島根県仁多郡・隠岐島「こなやくざ、それが出来んか」725徳島県810《やくざなし》新潟県中越373《やくざぼし》三重県志摩郡585《やくざやろう〔─野郎〕》群馬県勢多郡040新潟県東蒲原郡368《ぎゃくざやろう》群馬県勢多郡(目下の者を怒る時にいう)「ぎゃくざやろー少しは仕事でもしろー」236《やくざら》島根県隠岐島725
(2)怠惰な者。不精者。《やくざ》石川県江沼郡422三重県志摩郡585大阪府泉北郡646
(3)粗悪。また、粗悪品。がらくた。《やくざ》茨城県真壁郡188稲敷郡193栃木県198群馬県吾妻郡218佐波郡242千葉県海上郡268石川県能美郡「やくざな家」062鳳至郡409愛知県西加茂郡550滋賀県609615616京都府629兵庫県西宮649奈良県675《やくだらし》高知県860
(4)下品。下劣。《やくざ》滋賀県蒲生郡612《やくさ》高知県幡多郡「そんぎゃなやくさなこといーよったら口のはたひねくるぞ」864
(5)脆弱(ぜいじゃく)なこと。また、弱虫。意気地なし。《やくざ》栃木県安蘇郡「やくざな野郎だ」197埼玉県川越市255千葉県夷隅郡288新潟県348370383福井県足羽郡440南条郡442京都府629島根県出雲「やくざな人(病気がちの人)」725
(6)放蕩(ほうとう)。また、放蕩者。道楽者。《やくざ》埼玉県川越市255愛知県知多郡570岡崎市575三重県伊賀・志摩郡585大阪府泉北郡「やくざする」646兵庫県淡路島「あんなどやくざがよお有ったもんじゃ」671奈良県北葛城郡679《やくざぼし》三重県名張市585
(7)乱暴。また、乱暴者。《やくざ》三重県南牟婁郡603和歌山県日高郡698《やくざぼし》和歌山県690704
(8)いたずら。わんぱく。また、わんぱく者。《やくざ》三重県南牟婁郡603和歌山県690
(9)内気。小心。《やくざ》栃木県「力のないやくざな男だ」198
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。

質問は「やくざ」ではなく「やくざな」です。 「やくざ」が暴力団員などを指しているのに、「やくざな~~」は、地に足をつけず、各地を転々としているような感じの意味だと思います。

お礼日時:2017/01/02 10:42

スラングとして私が子供の頃には既に使っていたと思います。


何十年も前ですね。テレビドラマの中のセリフであったり、普通の会話であったり。
定職に就かないとことというよりも、少し後ろめたい事を指すような表現で使うことが多いと思います。
私が知る前はどうなのかというと、それは判りません…。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>少し後ろめたい事を指すような表現で使うことが多いと思います。

それですと、僕が最近見かける使い方とは違いますね。まったく犯罪行為はしていないけれど、「やくざな~~」なんです。 へんな言い回しですよね。

お礼日時:2017/01/02 10:36

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