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商談でパソコンでメモをとるのがNGである理由

商談でパソコンでメモをとるがNGである理由会社の会議や打合せの際、メモを取ることは欠かせない。そのツールに、パソコンとノートのどちらを使うか迷ったことのある人はいるはずだ。今回、「教えて!goo」「メモをする際使用するのは『手書き』と『パソコン』どっち?」と聞いたところ、意見が真っ二つに割れた。

パソコン派の意見は「圧倒的に早いし、手書きと大差なく覚えられる。要点をきちんと理解しまとめることに集中できる」(05051036さん)というもの。これに対し「手書きで目立つ場所に貼る! パソコンだと入力して保存するとそれで『終わった』ことになりそのまま忘却の彼方へ……」(mirukudesuさん)というのが、手書き派の意見。では、実際にどちらを選ぶべきなのか。心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。

■手書きの効果


「間違いなく手書きのほうが良いですね」(内藤先生)

先生はこう言い切る。それはなぜだろうか。

「一番は分かりやすさです。手書きのほうが、話の繋がりを整理しやすいですよね。グラフや図も、パソコンを使うよりスラスラ書くことができます。要するに、イメージを図で表すのは手の方が早いのです」(内藤先生)

パソコンで文字を打つことに慣れている人にとっては意外な意見かもしれない。だが、パソコンは話の切れ端を繋げるのに適していない。理路整然と話せる人は多くないので、パソコンだとメモが取りづらいのだ。

グラフや図表は手書きのほうが早いというのもよくわかる。ページをまたがるような矢印や同心円を即座に入力できる人は多くないだろう。もう一つ、手書きでメモするほうが良い理由があるという。

■メモ用具の選び方が相手からの印象を左右する


「パソコンでメモを取るとなると、自分と相手の間にパソコンを置きますよね。お互いの間に物を置くことは、心理的な距離につながります」(内藤先生)

もし取引先との心理的な距離が離れたら、それだけで商談がご破算に……という危険性もある。

「また、パソコンは相手の目を見ずに、画面を見てしまうことが多いものです。タイピング音が相手に不快感を与えてしまうことも考えられます。会話が聞き取りづらくなるだけでなく、不快な音で自分の印象を悪くしてしまう危険もあるのです。こういった面から考えても、メモは手書きにするのがよいです」(内藤先生)

会議や商談は大切な話をするコミュニケーションの場。相手への気配りは欠かせない。パソコンを使うほうがよいことも沢山あるかもしれないが、今一度ノートの手書きの利点も考えてみるとよいだろう。

●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「3割しか話さないのになぜかうまくいくビ ジネス英会話のルール」(ジャパンタイムズ)、「ヤバい出世学」(大和書房)他、著書多数。

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