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梅棹忠夫が、司馬遼太郎との対談で、次のように語っています。

<世界では、どんどんイスラーム教徒が増えています。キリスト教とイスラーム教はどちらが勝つかわかりません。もし、いずれかの宗教を選択しないと殺す、と言われたら、わたしはちゅうちょなくイスラーム教を選びます。あんな清潔な宗教はない。神と自分との間に夾雑物がなく、したがって腐敗がない、実にゆったりしている。>

質問は、「神と自分との間に夾雑物がなく、したがって腐敗がない」について教えて下さい。

A 回答 (1件)

>>神と自分との間に夾雑物がなく、したがって腐敗がない



この言葉の意味するところは、仏教やキリスト教のように、それなりの教育受けたり修行をして世俗から離れた(出家した)「聖職者」という存在がイスラーム教には居ないってことなんです。

神と一般信者の間に聖職者が介在するとき、聖職者の腐敗ってのが仏教、キリスト教で歴史的にありましたよね?それが無いってことをイスラーム教支持者はいいたいのでしょう。

でも、それなりに勉強した「聖職者」がいるってことは、その宗教の教えから大きく乖離した教えを説くのが難しいことを意味します。

イスラーム教は、「聖職者」がいないから、その宗教のトップに、世俗社会の権力者・実力者が就任できたりします。
つまりは、その国の独裁者がイスラーム教の宗教指導者になれるのです。
だから、ヒトラーでもイスラーム教のトップになれる・・・。

イスラーム教って、そんな宗教なので、教典の「コーラン」に書かれている教えも、指導者は簡単に無視して、無差別テロ、自爆テロを指示する。
無関係な一般市民を殺害しても、「殉教すれば、酒池肉林の天国にいける!」と教えたりするのです。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<世俗から離れた(出家した)「聖職者」>がいないのですね。
その介在する<聖職者の腐敗ってのが仏教、キリスト教で歴史的にありました>ですね。
したがって、<その宗教のトップに、世俗社会の権力者・実力者が就任できたりします。>ですね。他宗教と比較し、当然良し悪しがあるのですね。

お礼日時:2022/06/12 14:29

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