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わたしは、スタンリーキューブリックのファンで、彼の製作した映画は、まだそれほど見ていませんが、自分に合っているというか、シニカルで冷たくて、映像がきれいなところがとても気に入っています。

これらのことは、わたしが感じた印象なのですが、皆さんは彼のどんなところに惹かれ、彼自身や彼の作品などにどんな感想をもっていますか?最後に、あるサイトには、「バリーリンドン」が最高とあったのですが、皆さんは彼の作品では何が一番良いと思いますか?

たくさんのご意見を待っています。

A 回答 (11件中1~10件)

こんばんは。

キューブリックの質問なら喜んで。

私は「博士の異常な愛情」が傑作だと思います。
冷戦構造のおろかさ、ちょっとした掛け違えで世界が滅びてしまう脆さ…
彼のシニカルな視線が、むしろ小気味よいテンポで
現実を削りだしています。
また皆様がおっしゃるように、この作品のエンディングの選曲は見事の一言です。
「いい映画とは見終わったあともワンシーンが頭から離れない作品」と思うのですが、
キューブリックはそういう意図的な演出が鮮烈で、そこで好みが分かれるのかも
しれませんね。

他にエンディングが素晴らしいのは「突撃」です。
本編の主題とは離れたシーンですが、酒場で熱く合唱する兵士たちの群像はひたすら
グッと来ます(このシーンの娘役と結婚した話は有名ですね)。

あと、うなるのがさりげないセットのお洒落さ!
「2001年」の軌道ステーションの通路は前面真っ白。そこに深紅色のソファー。
このインテリアセンスに真剣に憧れた時期がありました(笑)
「時計仕掛けのオレンジ」の食卓セットもかなりブッ飛んでます。

ただ、嫌いな面もあるわけで、遺作「アイズ・ワイド・ショット」は老いへの焦りが
印象を散漫にしている気がします。完璧主義者ゆえに
寡作に終わったのも残念ですし。
彼も私たちファンも「偏執」に夢中すぎて、時の流れに無頓着だったのかもしれません。

長々と駄文を連ねてすみませんでした。では、失礼。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
博士の異常な愛情 ドクターストレインジラブ
いかしたタイトルだ。。
テーマと映像と音楽と、この監督は本当に味があるなぁ。。
時計仕掛けのオレンジのファッションやインテリア、わたしもあこがれます!あのようなインテリアのある映画、ほかにあれば観たいです!!

お礼日時:2005/05/03 14:26

キューブリックわたしも好きなので。


でも、全部見ているわけでもないんです。

ニコルソンが好きなので、「シャイニング」はいいですね。ニコルソンの表情もすごいですが、導入の長い長い高原の自動車道路。長い廊下をいつまでも三輪車で走る男の子。なにかを予感させるかんじです。

「フルメタルジャケット」 わたしはあの長たらしい前半がおもしろい。でも最後にストーンズが流れるのもいいですね。

「博士の異常な愛情」 いまでも納得できる内容なのは、世界にとっては残念なことです。。。

キューブリックはそれぞれ作風が違うのにそれぞれ傑作なのがすごいと思います。
(バリーリンドンは見てないんです。面白いですか?)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
シャイニングのその場面、不気味で好きです。
フルメタルジャケット、わたしも前半のほうが好きです。そこで終わってもよい感じです。前半の結末が好きです。

お礼日時:2005/05/06 09:27

キューブリックわたしも好きなので。


でも、全部見ているわけでもないんです。

ニコルソンが好きなので、「シャイニング」はいいですね。ニコルソンの表情もすごいですが、導入の長い長い高原の自動車道路。長い廊下をいつまでも三輪車で走る男の子。なにかを予感させるかんじです。

「フルメタルジャケット」 わたしはあの長たらしい前半がおもしろい。最後にストーンズが流れるのもいいですね。

「博士の異常な愛情」 いまでも納得できる内容なのは、世界にとっては残念なことです。。。

キュービリックはそれぞれ作風が違うのにそれぞれ傑作なのがすごいと思います。
(バリーリンドンは見てないんです。面白いですか?)
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再度おじゃまします。

#6の回答者です。
質問者さんは「シャイニング」がお好き、ということで小ネタをひとつ。
もしご存知でしたら、さっさと読み飛ばしてください(笑)

この作品、かの超有名ホラー作家スティーブン・キングの原作ですが、
その小説とキューブリックの映画版は、設定は同一でも作風がかなり異なります。
小説では少年の霊能力(シャイニング)を軸に、ホテルの亡霊にとりつかれた父親が
ラストで我に返り、息子を救うべく命を落とすという「親子愛」が描かれていました。
怖いけど、最後にホロッとする―そんな原作の映画化権をえたキューブリックはというと…

なんでもロケ地のホテルの雰囲気と主演J・ニコルソンの怪演に触発され
おおいに「悪ノリ」して、かくもおぞましく、美しい狂気の世界に塗り替えてしまったそうです。
それも原作者に断りなく(^^;
映画版を見たキングはあまりの変貌に憤然とし、のちにわざわざTVドラマで
「キング版(本家)シャイニング」を作ったほどでした。

他にも「2001年 幻のサントラ」というのもありまして。
BGMを依頼された作曲家が苦労して仕上げたのに、直前でクラシックに変更。
その作曲家も試写会でボツになったと知ったとか(^^;;
(その未使用曲は93年に「2001 Destroied Ver.」というCDになってます)

フツーは「作者の都合を考えず自分勝手に!」と思いますが、
キューブリックの場合はその独断変更ですばらしい効果を挙げてしまうのですから。
やっぱり、天才の思いつきはすべてに優先する―ということなんでしょうね。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。
原作は、感動的に終わるんですね。知りませんでした!
以前テレビでニコルソン主演でないシャイニングが放送されているのを見たのですが、あれが実はキング版なのかもしれないのですね!勉強になりました。

お礼日時:2005/05/06 09:30

私もキューブリックファンの一人です。

まだ全部は観ていませんが、ナンバーワンを上げるのは難しいですね。一本一本の趣が違うから。
今なら「2001年宇宙の旅」かな?なんとなく。

ところで彼の映画はさまざまな側面で、その制作時において前人未踏の事柄が多いわけですが、新作を作るたびに頭の中のイメージを現実化するための全く新しい技術開発をしていたことをご存じですか?
今ではSFなどにおいて常識となっているモーションコントロールカメラというものがあります。画像を合成するときに位置と時間をぴったりあわせるためにコンピュータで制御するカメラですが、このカメラは「2001年~」を撮るためにキューブリックが発明したものです。画面を横切るディスカバリー号の窓の中で動いている人物が写るシーンで使われました。
当時の人は一体どうやって撮影したのかと驚いたことでしょう。
「バリーリンドン」ではろうそくの明かりで写る好感度フィルムを開発し、小さな穴から進入するシュノーケルカメラもこのときに開発されたと記憶しています。
「シャイニング」では衝撃を与えてもぶれないサスペンションの付いた移動撮影機を作ってました。
この映画にはもうひとつ、未だにどうやって撮ったのかわからないシーンがあります。
ジャック・ニコルソンが雪道をこちらに向かって進むシーンを、彼の前から引きながら撮影しているのですが、狭い迷路を曲がりくねりながらのシーンなので望遠ではありえません。でも、彼の前を後ろ向きで先に進んでいるはずのカメラマンの足跡が雪の上にないのです。
この映画の公開当時から友人たちの間で議論になったのですが、どういう撮影方法かいまだ謎のままです。
とにかくいつも新技術を開発してきたのですが、それはあくまでもイメージを実現させるための手段なので、そのことを全然アピールしないでさりげなくやってきたのがキューブリックです。
カッコイイですよね。

今度彼の映画を観るときは、そんなところにも注目してください。きっと驚きや発見がいっぱいあると思いますよ。

よけいなことをいっぱい書いてすみませんでした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。いやいや余計なことを知りたいものですよ!映像技術にその当時画期的なものばかりだったんですね!勉強させてもらいました!

お礼日時:2005/05/06 09:31

「2001年 宇宙の旅」です。



 それまで、舞台を未来や宇宙にしただけで旧来と変わりばえしない、または荒唐無稽なだけのSF映画を、真の意味でのSF(科学的空想)の水準に引き上げ、近代的なSF映画の始祖となった作品であり、現在ではSFの古典にして金字塔になっています。
 異論はあるでしょうが、特定の誰かではなく人間そのものを描いた最初の絵画「モナ・リザ」が、人間離れした高度な制作技術だけなくテーマの崇高さもあって西洋絵画の最高峰であるように、「人は何者であり、どこから来て、どこに行こうとしているのか」という人類の普遍的なテーマに真正面から取り組み、それを哲学だけではなく科学的なアプローチで答えを示した「2001年 宇宙の旅」は映画そのものの最高峰だと思います。
 上映時間が2時間17分の長編なのに、台詞が13分しかない(極めて台詞の少ない映画!)のも、猿人が空に投げ上げた獣骨が一瞬にして宇宙船に変わるシーン(最も長い時間=400万年を省略しする演出)も、純粋に映像の持つ力だけでテーマを表現しようとしたからでしょう。
 「2001年 宇宙の旅」がスタンリー・キューブリックの最高傑作です。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
2001年宇宙の旅 まだ全部をみたことがないんです。早くみたいです!
説明もわかりやすく勉強になりました。

お礼日時:2005/05/03 14:23

今の映画には少ない、何度観ても楽しめる作品が多いですね


キューブリック作品では
「2001年宇宙の旅」
「フルメタルジャケット」
が好み

がしかし、キューブリック作品を楽しめるようになったのは、ここ数年です
10代のころは(15年以上前)「時計じかけのオレンジ」など、何をどう見ていいのか分かりませんでした
単に、観終えた後の印象の悪い映画
2001年も、小学生のころ3度観て、3度とも寝てしまい結末を知ったのは初見から10年以上も後
今では、いわゆるハリウッド映画に飽き飽きしているので、キューブリックのような作品の方が楽しめるようになりました

「バリーリンドン」はたしか、証明にライトを使わず、実際の蝋燭の火で撮影したらしいです(うろ覚えです
かなり、撮影にはこだわったらしいですよ
話はある男の半生を淡々と描いています
かなりの長編ですが、飽きも来ず最後まであっという間に楽しめました
是非観てみてください

キューブリック作品がDVDで1500円で売られていました
今でも売っているのかな
何度見ても飽きが来ない作品が多いので、買って損はないでしょう
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
小学生のころに見られた経験があるのですか!すごい!
わたしもハリウッド的な映画よりも、独特で変わった映画が好きで、ドンぴしゃりでした。
バリーリンドンも見たいと思います。

お礼日時:2005/05/03 14:30

わたしも、スタンリーキューブリックの作品は好きです。

すべてを見ているわけでも、どれが1番などとも言えないのですがつぎの3つをあげます。

すべてに共通しているのは音楽のマッチングの良さです。
1.「博士の異常な愛情」
 ・すごいという以外、あまりよく覚えていない。
2.「2001年宇宙の旅」
 ・SFファンだったので仕掛けの壮大さ、でこぼこした  宇宙船、宇宙空間の無音、物体移動のスムーズさに感  激しました。
 ・ハルの神秘的なミステリー(2010年でクラークが  ぶち壊してしまった。最高のSF作家と思っている   が、「老いたりクラーク」と思った)。
3.「時計じかけのオレンジ」
 ・昔の仲間の警官にリンチ受けるシーンと最後に回復し  たシーンに戦慄がはしった。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
2001年宇宙の旅も評価かなり高いですね!早くみたくなりました!

お礼日時:2005/05/03 14:27

 私が見たのは、



「2001年宇宙の旅」
「時計じかけのオレンジ」
「フルメタル・ジャケット」

の3本です。どれも傑作だと思います。
 彼の作品は、独特のカメラアングルと場面の切り替わり、そして音楽の使い方だと思います。
 「フルメタル・ジャケット」の「Mickey Mouse March」は皮肉以外の何者でもないですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
音楽の使い方、良いですよね。フルメタルジャケットのあの教官を殺した人が好きです笑

お礼日時:2005/05/03 14:21

こんばんは。



やはり彼の何とも言えない美的感覚の素晴らしさです。
色、構図、音楽、どれをとっても素晴らしい。
時々それが邪魔して映画としてどうかという作品も無くはないですが(苦笑)。
*個人的にはバリーリンドンはそれだと思ってます。

どれかを挙げるとしたら「シャイニング」か「時計仕掛けのオレンジ」です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
音楽というのもとても彼らしい組み合わせ方だなと思いますね!それで、わたしも色んなクラシックを聞くようになりました。

わたしもその二つで迷いますね。。笑

お礼日時:2005/05/02 22:29

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