欧米人と日本人の死生観の違いを知りたいのですが。

敬虔なクリスチャンが欧米人には多いと思います。
彼は死ぬと天国か地獄に行く考えていると思います。
処で日本人の大多数は死ぬとどうなるかを考えているのでしょうか。
クリスチャンの欧米人と日本人の死生観の違いはどういったものでしょうか。
お教え願います。

No.5 回答者： 春閑 回答日時： 2024/11/13 09:48

キリスト教徒は、イエスのようにいずれ復活するはずなので、遺体は焼かずに必ず土葬します。

中世の魔女狩りで、魔女を火炙りの刑にするのは復活を許さないためです。

日本人は縄文時代でも火葬跡がかなり発見されていますが、弥生時代は土葬が主で、仏教の浸透で火葬に戻っています。

日本人が火葬に拘ったのは、死者の国としての「あの世」の存在を信じていたからでしょう。「あの世」はすべてが、「この世」の逆と考えられていました。生者の逆である死者の国だからです。縄文時代の土偶は、必ずどこかが破壊されたり、×印を付けられた形で発見されます。死んだ幼児など死者のために「あの世」に送り込もうとしたのではないかという説もあります。
だから死者は出来るだけ火葬して遺体を灰にしてあげたのでしょう。

この縄文期の「あの世」の思想は、仏教の「西方浄土」の思想と結びつきました。縄文時代の死生観は神道に受け継がれたわけですが、中国朝鮮とは違って、仏教が日本で根付いた理由は、このように仏教の死生観が、縄文以来の日本の死生観に似ていたことも大きな要因だったのかもしれません。

以上のように、日本の場合は、神道風に云えばすべての人が「神」になるので死は文字通りの死ではない。仏教風に云っても「神」が「仏」に変わるだけです。しかも、念仏仏教によれば、簡単な念仏を唱えるだけでどんな極悪人でも死後は西方浄土、極楽浄土に行けるというサービス満点振りです。

その一方、キリスト教徒の場合は、先ずは遺体は破壊されれば復活できなくなって完全な死を迎えることになる。遺体が残れば復活はできるが、それから最後の審判が待ち受けており、そこで天国に行けるのか地獄に落ちるのかが決まる。このような厳しい未来が死には待ち受けていますので、出来れば死を先延ばししたい人は多いでしょう。

No.4 回答者： tanzou2 回答日時： 2024/11/13 08:15

欧米では、死は避けられぬ恐怖と

捉える傾向が強いです。

だから天国を強調したり、安楽死
についても、日本より積極的です。


日本では、死は、自然の一部に
過ぎません。

淡々として死んでいきます。

そこには、先祖、自分、子孫　という
つながりがあります。


○参考

１，ＴＢＳの記者が戦地を取材中
　流れ弾に命中。
「参ったなあ。当っちゃったよ」

　米国、海兵隊の猛者の場合。
　泣きわめく。
　オーマイゴット！！！



２，３１１のニュースを見た中国人。

　日本人は死ぬことをなんとも思って
　いないみたいで無気味だ。

No.3 回答者： lv4u 回答日時： 2024/11/12 18:06

海外の映画を見ていると、クリスチャンというか、キリスト教徒の死生観が反映されていたりしますね。

・キリスト教徒のほとんど全員、転生輪廻を信じていない。
死後、天国や地獄に行くけれど、最後の審判までは、生まれかわることはない。
・天国か地獄か？どちらか微妙な方がいるのも事実でしょうね。そういう方は煉獄というか、中間層で死後、最後の審判までずっと眠り続ける。
・自殺すれば、即、地獄行き。

日本人は、家庭や学校で宗教教育を受けることは稀でしょう。でも、神社やお寺に行くでしょうし、マンガやアニメ（鬼灯の冷徹、妖怪ウオッチの初期版などは、わりと正しい霊界観を持って製作されていると思う）などで、なんとなく、ぼんやりと転生輪廻を信じている気はします。

そういえば、古いけど、花ゆめの「僕の地球を守って！」は転生SFファンタジーだし、なかよしのセーラームーンの前世は、月の王国のプリンセスだし、ミンキーモモのモモちゃんは、おもちゃ会社の（スポンサーの？）車にはねられて死亡し、人間の赤ちゃんに生まれ変わっている・・・。

No.2 回答者： sisann 回答日時： 2024/11/12 18:00

高学歴は死後の世界なんてないと思っている。

頭の弱いのは天国と地獄に行くと思っている。
日本人で極楽と地獄があると信じているのはオームなどカルトの信者。

No.1 回答者： ゆささま 回答日時： 2024/11/12 17:50

人によるので一概に同じじゃない。

欧米人にも様々な宗教観があり、カソリッククリスチャンが全てでは無いし、もっと言えば、無宗教の人もいる。日本人は無宗教とは言え、八百万の神に囲まれて、正月は神道、大晦日は仏教で暮れ、生まれも神道で祝い、亡くなると仏教で送り出し、南無阿弥陀仏を、10回唱えて極楽浄土への道を歩ませようとする。
カソリッククリスチャンは、浄土宗のようなもんで、酒もタバコもドラッグも女遊びも基本なんでもありで、最期の時にイエスの元に戻る事ができるが、プロテスタントクリスチャンは敬虔に生きて初めてイエスの元に帰れる。

だから日本人の欧米人の死生観と言っても宗教によるんです。仏教徒の欧米人もいれば、ユダヤ教の日本人もいるんです。