ミレーのこの絵は、なんで「落ち穂拾い」ほど有名じゃないんでしょうか？

ミレーのこの絵は、なんで「落ち穂拾い」ほど有名じゃないんでしょうか？

No.5 ベストアンサー 回答者： gldfish 回答日時： 2025/06/07 10:32

基本ですが、人が最も興味持つ対象は人間です。

古い彫像や壁画や、宗教画、歴史画なんかからもわかるように、特に古くからの西洋美術は人がモチーフとして定番で最も人気で、風景画は軽く見られていました。それでもターナーのような風景画や印象主義の台頭のように静物画が主役級のモチーフとなったのはやっと近代以降です。
あと、そもそもミレーは風俗画や肖像画が代名詞なのでどうしても風景画は二番手扱いされるのだと思います。写楽に風景画を求める人はいませんよね、風景や風俗画なら広重や北斎、そういうことです。

それから、勘違いしてはならないのは、ミレーの農民画が社会的メッセージだの政治的な意図だの解釈され論争となることは当時からありました。没後150年なおそういう憶測を事実かのように主張してる人がいるというのは皮肉なものです。

この回答へのお礼

詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました！

お礼日時：2025/06/12 09:16

No.6 回答者： kan3 回答日時： 2025/06/07 10:37

その絵を好きな人が少ないから。

No.4 回答者： FADEDLOVE 回答日時： 2025/06/07 09:27

有名かどうかは

個人の好みではなく
高名な美術評論家の
評価で決まります

モナリザだって
１９００年初頭に盗難事件があるまでは
今ほど評価されている絵ではありませんでした

有名ではないが
素晴らしい絵は
世界中にたくさんあります

No.3 回答者： joypeet 回答日時： 2025/06/07 08:06

学校の教科書に載っていないからです

No.2 回答者： ほい3 回答日時： 2025/06/07 07:07

人物がいないと、生活感が無いのでしょう。

No.1 回答者： ddeana 回答日時： 2025/06/07 06:46

ミレーは農家に生まれ、農民画家といわれるほど農民の人々の内面を深く描くことにこだわりをもっていた画家です。

だから彼は農民の生活を描くことを何度も繰り返し、非常に強い社会的メッセージをそこに込めました。
彼の三大名画と言われる作品3つ（晩鐘、落穂拾い、羊飼いの少女）すべてが農村を舞台としているのもそのためです。

一方ご質問の絵画「バルビゾンの春」は美しい風景画ですが、社会的メッセージはありませんし、ルーヴルやオルセーに展示された「落穂拾い」に比べると一般的なメディアでの露出は少なく、知名度の広がりがなかったので有名になりにくかったのです。