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ロック・パンク・エモ・グランジなどは、何が違うのでしょうか?
ロックと言われている曲を聴いても、エモといわれている曲を聴いても、違いが分からないのですが・・・
教えて下さい。

A 回答 (1件)

音楽のジャンルの名称は大まかな音楽の方向性を便宜的に名前をつけてそう呼んでいるだけで、はっきりと分類できるものではありません。


ただ、何が違うという明確な概念はないですが、“だいたいこんな感じ”というあやふやな違いはあります。

なので正直あまり音楽をカテゴライズするような話はしたくないのですが、一般的な認識という意味で少々説明します。これらのジャンルは音楽表現の他にファッションやライフスタイルまでもなんとなく特徴的な要素が見出されます。

パンクは70年代に、社会や制度への反発の精神から生まれた音楽で、アナーキーで自己破壊的なステージパフォーマンスが特徴的ですが、根底にある精神は真の精神的開放とストレートな人間的安堵を求める欲求から生まれてきた表現といえ、激しいイメージはあれど同時にナイーブで刹那的な精神性も感じれます。音楽的にはとくに小難しいことはせず、ストレートでシンプルなロックが多いです。

エモは、エモコアとか呼ばれハードコアを発端とする割と新しめのジャンルで、重くて激しいけどメロディアスな表現をする一部のバンドをそう呼んでいるようです。ファッションや人間的雰囲気としてはメタル系のそれではなく、ダーティでどちらかというとグランジなどに近いかな?

グランジは、それまでのハードロックやパンクなどのサウンドを土台にしながらも、なにか形式的になってきた既存のそれらのジャンルの枠にとらわれない新しい表現として現れてきたバンドをそう呼ぶようになった感じがします。なのではっきり「こういうのがグランジ」とはなかなか説明しにくいですが、ニルヴァーナやパールジャムなどに代表されるようなああいう音楽をグランジと呼ぶことが多いですね。歌詞やライフスタイルも何か退廃的な雰囲気があります。

と、これらすべてロックです。が、
ロックはそもそもロックンロールで、ロックンロールが生まれた50年代、それまでの堅苦しい枠にとらわれる社会や生活や文化への反発と解放の精神から生まれた自由でストレートな音楽です。それがいろいろな形の方向へ派生していき、それこそありとあらゆる音楽が生まれました。ですので一つ一つのジャンルの音楽を明確に分けて認識するのは如何なものかと個人的には思っています。ジャズでもロック的なアプローチと精神性から生まれた“ジャンル”がありますし、ロックでもクラシックみたいなのもあればジャズと融合したものもあるし、それらを全部カテゴライズするとキリがなく、またカテゴライズする必要はあまり感じません。


長々とすいませんでした。
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