初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

湖西線で
敦賀から大阪へ向かうサンダーバードのことですが
途中で右手に見えていた敦賀湾が
トンネル後(?)
左に敦賀湾が見える
あの理屈がよく分かりません
線路がぐるっと回っているのは分かりますが
なにか狐につつかれているような路線です。
詳しく教えてください

A 回答 (4件)

ご質問にあるとおり敦賀から大阪に向かう途中と言うことでお答えします。



金沢方面から敦賀に至る間では大阪に向かって右側に日本海があります。
敦賀まで西に向かって来た北陸本線は敦賀駅から南へと進路をとります。
敦賀駅の南方約2.8km(直線・平面距離)には衣掛山があります。
北陸本線は進行方向で言うと衣掛山の左側、方角的には衣掛山の東側にさしかかります。
ここで、大阪方面に向かう上り線のみが衣掛山のまわりを一周して高さを稼ぐという「ループ線」という配線をとっています。
線路は進路を右側(西側)に大きく変えながら、下り線の上をまたいで衣掛山南側の第1衣掛トンネルへと入っていきます。
右に曲がりながらトンネルを走り続けると、衣掛山の反対側(西側)で一旦トンネルが終了します。
第1衣掛トンネルを出たところのすぐ西側下あたりに小浜線の西敦賀駅があります。
ほぼ北向きでトンネルから顔を出した列車は、敦賀に向かう小浜線とは平面的には並行、空間的には小浜線のかなり上を右にカーブしながら進んでいき、ほぼ東向きになったところで第2衣掛トンネルに突入します。

***
この第1衣掛トンネルをでてから、以下に述べる第2衣掛トンネルに突入する間の地上区間で車窓に敦賀湾が見えるわけですが、このとき小浜線の西敦賀から敦賀に向かう方向に対して並行的に進んで行きますので、敦賀湾は進行方向左手となるわけです。
***

東向きに第2衣掛トンネルに突入した列車は右にカーブしながらトンネルを進んでいき、ほぼ衣掛山を一周したところで、トンネルを抜けます。
このあと、最初にループに突入した線路を越えていくわけですが、超える線路は第1衣掛トンネルの中ですので見ることはできません。大阪に向かうサンダーバードは先ほど通ったトンネルの上を、景色を見ながら通り過ぎていくわけです。
ただし、この時点で、一番最初に超えた下り線を超えていませんから、まだ上下線の関係が左右逆転、いわゆる右側通行のようになっています。
新疋田駅の手前で上下線ともトンネルに入り、下り線トンネルの下を上り線のトンネルがくぐることで、上下線の位置関係も正常に戻り、トンネルを出た後で新疋田駅となるわけです。

SF的には、敦賀を出たサンダーバード号は、新疋田駅に至る途中で一度ワープして小浜線の西敦賀から敦賀方面に向かって上空をちょっとだけ走って、またワープで北陸本線に戻って新疋田駅に至るといった感じでしょうか。上空を走っている間で左右が逆転するわけです。

参考として、アトラス社の神社・仏閣マップというサイトから、西方寺のページを紹介しておきます。
http://shrine-temple.jp/70212595
このページにあるマップは、グーグルのマップを使用しているため、地図の他に航空写真もご覧になれます。
倍率や表示位置も変更できますので、航空写真や地図+写真を駆使してお調べいただくこともできます。
なお、写真だけではわかりにくい所もありますので、「地図+写真」をクリックして写真上に線路の地図記号を同時に表示させるとよろしいかと思います。
なお、普通にグーグルの地図で航空写真などを使い慣れている場合は、特段参考にされる必要もないでしょう。そちらを直にお使いください。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ありがとうございます。
どうでもいいことだったのですが
詳しく説明していただき
以前からあった
もやもやが解消されました。

それにしてもめちゃめちゃ詳しいですね
本当に参考になりました。

ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/21 10:43

そこは湖西線ではなく、北陸本線です。


http://yuga-hok.hp.infoseek.co.jp/roop-hikida.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

失礼しました。
なにぶん相当な素人な者でして

すごく参考になりました。

写真を見ていると
また、行ってみたくなりました。

ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/21 10:56

http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&nl=35.6419714&e …

上の地図を見れば一目瞭然ですが、線路が右回りにぐるっと一周しています。

なぜそんな線路の引き方をしたかですが、敦賀から大阪に向けては急な坂を登らねばなりません。
鉄道は鉄のレールの上を鉄の車輪が回るので、急な坂は滑って登れません。最近の電車はかなり急な坂でも登れるようになりましたが、昔のSLはパワーが少なかったので、坂の勾配をかなりゆるくしないと登れませんでした。

ご質問の場所は、まっすぐ線路を引くと勾配が急すぎて列車が登れないので、わざと円を描くように線路を引いて勾配をゆるくしているのです。
鉄道の世界では「ループ線」といいます。

逆の、大阪方面から敦賀に向かう線路は坂を下るだけなので勾配をゆるくする必要はなく、まっすぐ線路が引かれています。

以上、専門家の人からは不備を突っ込まれそうですが基本的なところをお答えしました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど!私はそうとうな素人なので
理解できました。
地図上だけでは、まっすぐにすればよいのにと思っていましたが
急勾配があったのですね

乗車しているだけでは分からない
なぞが、解明できました。

ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/21 10:52

地図を見るのが良いかも。



谷を渡りループしています。

http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=35/3 …

参考URL:http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=35/3 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

単純に地図を見ればよかったんですね

参考になりました。

お礼日時:2008/12/21 10:47

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!