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同性愛作品(BL・GL)について
 同性愛作品といえば、ここ数年はBL(ボーイズ・ラヴ)や腐女子が有名です。
これらについては、「性描写過多」・「ゲイは性欲で恋愛でない」といったことを軸に嫌悪や批判の言葉をよく耳にしますが、同性愛作品は本当に性描写過多の「女性用AV(アダルトヴィデオ)」ばかりなのですか?サブカルチャーだけでなく、純文学や映画にも同性愛作品はありますが…作品の大多数はAVのような作風なのでしょうか?


以上を踏まえて…
Q1.同性愛作品のストーリー(内容)にどういったジャンル(区分)があるのか?(ここでは映画・マンガといったコンテンツの形ではなく、内容について教えて下さい)

Q2.その中でどういったジャンルが多数を占めているのか?もしくはどれも同程度存在するのか?(「~だと思う」ぐらいの感覚で構いません)


回答よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

#1です。



ゲイとBLの違い。
BLはあくまで読み手が女性であることを意識しています。
少女漫画の延長線上にあるようなもので、雨後の筍のようにわんさか出てきているイケメン俳優みたいな見た目の登場人物が好きだー!嫌いだー!世間に知られたらー!と葛藤している姿を描いています。
イケメン俳優みたいな見た目の人ばかりがゲイではありませんし、ネットの情報サイトのコラムなんか探ってみるとゲイの好みは女性が支持するイケメンじゃなかったりするんですよね。
ここがまず違います。
ゲイの日常とBL作品が同列にあったら、かなり波乱万丈ですよ(笑)
ゲイの日常はゲイであること以外は普通の人と同じです。
そこにも違いがあります。
性描写に関しても実際の手順を踏まえていないものが多く、あくまで女性の描いたファンタジーみたいなものです。
なにしろ少女漫画の延長線上にあるものですから(笑)
これはよしながふみの「きのう何食べた?」を読むと分かります。
こちらはBLではなくゲイを描いていると思っています。
ゲイの方でも支持しているBL作品は羅川真理茂の「ニューヨーク・ニューヨーク」だそうです。


同性愛作品とBL作品の違い。
言葉にすると難しいんですけど、感覚としてカルチャーとサブカルチャーみたいなんでしょうね。
こればかりは読んでみないと難しいのかもしれません。
BLやGLと呼ばれている作品は少女漫画の延長線上にあり、ラノベでもあります。
メッセージ性は高くても基本は軽く読めるエンターテイメントです。
ここが大きな違いだと思います。
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この回答へのお礼

 何度も答えて頂き有難うございます。というか、何度も答えさせてすみません。

>少女漫画の延長線上
 なるほど!とても分かり易かったです。

>よしながふみの「きのう何食べた?」
 確か「大奥」の作者さんですよね。この作品については前から知ってはいました。今日、本屋行ったら「きのう何食べた?」の新刊(多分)が陳列されていたのでまとめ買いしてみました!

>羅川真理茂の「ニューヨーク・ニューヨーク」
 「赤ちゃんと僕」の方ですよね…?AIDSとかカミングアウトの現実問題に触れた内容だと友人に聞きました。…差別などの問題に対する同性愛の啓蒙みたいなモノでしょうか…?


 世間の偏見しかあまり知らなかったので、正しい(幅広い)知識を得ることができました。「知る」ことがとても大切なんだと改めて思いました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/10/27 04:34

No.3ですが、補足です。



>BL嫌いの同性愛者は「偏見・差別の助長になる」としています。

この点についてはBLの内容どうこうではなく「二次元と三次元の区別がつけられない」事に問題があり、批判している人の方がおかしいと思います。
萌え系美少女漫画を見て「こんな女いるわけない」とか、
男性向け成年誌を読んで「女性への人権侵害だ」とか、「男尊女卑のあらわれだ」とか
ロリ系雑誌を読んで「児童ポルノを推奨している!」

と叫んでいる人がいますが、全ておかしいと思います。
架空の物語を現実と比較して批判する事自体がナンセンスだと思います。
BLが同性愛に対する偏見・差別を助長しているのならば
成年誌は性犯罪や児童ポルノを助長していることになりますし
レディコミは不貞行為を助長しており、
少年誌は暴力行為を助長することになります。

漫画や小説など創作業界全てが否定されることになると思います。
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この回答へのお礼

二度目の回答有難うございます。

>漫画や小説など創作業界全てが否定されることになると思います。
 全くその通りです。というか、それは現実に為されて(かけて)いることなので危機感を持っています。
 有害図書という括りで、青少年保護育成条例の名の下に絵画やゲームなどにも規制を行っています。大阪府堺市立図書館ではBLを有害図書とするかどうかで論争が起きたそうです。


 「二次元と三次元の区別」については、「ゲームと暴力」だとか色々な問題があるので関心はあります。世間が過剰に反応している気がしますね。

 本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/11/01 03:02

まとめて書いてしまいます。



他の方も書かれているように、BL=ゲイではありません。
男性が少女漫画を見ると必ず「こんな男いるわけない」「こんな恋愛ありえない」と言います。
女性の方も成長するに従って「こんな恋愛はありえない」と思ってくるわけです。
そこでBLの登場です。女性はBLを「あるわけがないもの」として捕えています。
それを踏まえて
・少女漫画延長系
 …ヒロインを男にしただけのBL作品。一番人気があり王道系とも呼ばれています。
  少女漫画のヒロインよりももっと清純ぶってぶりっこしており、まさに「こんな男いるわけない」です。
  具体的には高校生になった男性がキスをしたら子供ができると思っているレベルです。
  お相手の方は大抵ドSなエリート(生徒会長、医者、セレブの若様など)です。

・ハーレクイン系
 …中身は上記とあまり変わりませんが、アラブの王様やセレブな若社長と恋に落ちるML

・ゲイ系(男性作家)
 …初期にはちらほらありましたが現在ではほぼないと思います。
  男性作家が描いたBLで、ちょっと乙女の夢とはズレています。
  恋愛要素やストーリーを余り入れず、性的な描写だけが過激です。
  「BLはゲイではない」と言われる理由がここにあります。

性描写のほとんどないBL作品も存在します。
男性向けにも青年誌と成年誌があるように、BLもまた区別されています。
成年誌で連作はあまりないと思います。BLもそうです。
長編シリーズのBLはあまり性描写がありません。

>「ゲイは性欲で恋愛でない」

だからゲイじゃないんですよ。
実際のゲイがどうなのかという調査をしたりもしません。
乙女が読みたいのはゲイ作品ではありませんから。
男性作家や男性向け作家にBLを描かせると大抵恋愛にいたるプロセスを描かずにいきなり性行為に突入します。
1人そういう人を知っていますが、作風は「先生、好きー!抱いてー!」といった感じでした。
「あなたの漫画はBLではない」と言われ、クビにされたそうです。
「BLは好きだけどゲイは気持ち悪い」と公言してはばからない人もいます。
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この回答へのお礼

 回答有難うございました。
 回答がめんどくさくなるような質問なのに…本当に感謝します!

>ゲイ系(男性作家)
 腐男子の存在は知っていましたが…男性作家さんもいらっしゃる(/いらっしゃった)んですね。同じ男性なのに、性描写ばかりでストーリーがあまりないのは寂しいです。正しく「男性の視点」から描けるというのに…!

 BLはヒロインの性別が男性なだけで、ストーリーとしては少女マンガと似たようなモノなのですね。消費者が女性ということも関係するのでしょうか。現実(ゲイ)と虚構(BL)がきっちり分けられているからBLが成り立っているのかもしれません。
 しかし、BLに対してよくある批判が「ゲイは性欲で恋愛でない」という偏見に基づいたモノであることも事実です。BL嫌いの同性愛者は「偏見・差別の助長になる」としています。このように、分けて考えることができない人もいるという現実があるので、難しいところです。

 お礼なのに長々と失礼しました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/10/28 23:12

大まかに区分するならBLとMLでしょうか。


BLは10代を軸に「学生」がメインの作品です。
MLは20代半ばを軸に「社会人」がメインの作品です。


普通の小説や漫画のようにジャンルは様々です。
学園モノが多くを占めているか、というと実際にはそうでもなかったり。
少女小説(いわゆる昔からあるコバルトやティーンズハート)や少女漫画と異なり、特殊な職業を取り扱うものがわりとあります。
私が所有している中だと学園モノ以外は

・医者(歯医者含む)
・弁護士
・ヤクザ(国内外)
・警察
・科捜研などの研究機関
・広告代理店
・マーチャンダイザー
・ディスプレイ会社
・芸能界(アイドル、役者含め)
・プロスポーツ
・風俗関係(ホスト倶楽部、遊郭含む)

があります。
探せばもっとあるとは思いますが。
作者がそういう仕事に関わっていたことも影響があるみたいですね。
また、話を書くために実際に取材をする人もいらっしゃいます。


>「性描写過多」

これに関してですが、否定はしません。
そういうのが多いのもあります。
それだけ「性」に関して興味のある人が多いってことです。
10代のお嬢さんの中には本当に過激なものを求めていらっしゃる方も目立ちます。
それだけ若い方は「性」の情報規制が厳しいのだと思います。
青少年として当たり前の性的な感情を発散できる場所がとても少ないです。
少年漫画で一時期エロティックなものを取り上げていたのも、青少年としての当たり前のものを認知していたからでしょう。
自分たちもお世話になっていたものを大人になった今、子どもから取り上げるのはいささか乱暴か、と。
少女漫画は少年漫画に比べて規制が緩く、そこに集中していたのも昔の話。
そちらもまた規制が厳しくなり、それよりも緩いBLに食いついた読者が激しいものを求めているものだと推測しています。
おませな女の子がついつい過激なレディコミを買ってしまっているのと同じです。
ただ、レディコミを買う勇気がないから少女漫画に近い絵柄のBLを買っているだけです。


>「ゲイは性欲で恋愛でない」

んー、ゲイとBLは別物です。
ここで一緒にするのは大変失礼かと思われます。
ゲイだって普通の人間です。
恋愛もすれば性欲だってあります。
普通の男女だって性欲優先って人もいますからね。
この決め付けはどうかなって思います。


>同性愛作品は本当に性描写過多の「女性用AV(アダルトヴィデオ)」ばかりなのですか?

これに関しては声を大きくして言わせてください。
NO!です。
フォントを最大にして書きたいくらいです。
同性愛作品とBLはまたも別物です。
ただ共通して言えることは女性用AVではないってことです。
これは読めば分かります。
BLという世界は精神的なものが軸となっています。
普通の恋愛に男同士というハードルをいかに越えていくか、というものが根本にあります。
中には同性同士という認識をすっ飛ばしたお粗末な作品もありますが、基本的には上記のものになります。
性描写は恋人同士になったら通る過程の1つに過ぎません。
男女の恋人同士がセックスをしないわけがないでしょう(しないカップルもいますが、一般論として)
それを多く入れるか入れないかはレーベルによって異なります。

悪意のある情報を鵜呑みにするよりも1度読まれてみると良いと思います。
あの表紙が苦手でしたら講談社文庫から井村仁美の「アナリストの淫らな生活-ベンチマーク-」が出ています。→ 詳細 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b …
上記のタイトルが苦手でしたら角川から岩本薫のロッセリーニの息子シリーズをおすすめします。→ 詳細 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd …
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この回答へのお礼

 回答有難うございます!
 しかも、かなり丁寧な…正直なところ、中傷とかきたらどうしよう、て思ってましたが安心しました。

 MLというのは、Men's(Man's) Loveということでしょうか…?Boyが少年だから、成人男性の場合はBLではなくML表記になるのですね。
 学園モノではなく職業モノが多いのですか!回答者さんの例を見る限り、結構知らない職業が…情けないです。作家さんはやっぱり凄いですね。

>若い方は「性」の情報規制が厳しい
 そういう見方は初めてで目から鱗でした!久々に「なるほど」と思いました。
 確かに、教育でも性教育については日本はほとんど行いませんし、同性愛やトランスジェンダーといった性的少数者についてもほとんど学習しません。

>ゲイとBLは別物
 別物なんですか!?…えーと、現実とファンタジー(というよりフィクション)は違うということでしょうか?BL(/ML)は「ゲイを描いたモノ」だと思っていたのですが…

>同性愛作品とBLはまたも別物
 あれ、コレも別物なのですか…!?
 同性愛作品の中に男性同性愛(BL/ML)と女性同性愛(GL)があると思っていたのですが…純文学(カルチャー)とサブカルチャーということでしょうか?

 作品紹介までして頂いて、回答者さんには頭が上がりません。上の作品は「メンテナンス中」とかでお礼を書いてる時は見られませんでしたが、後で必ず見ておきます。
 本当に有難うございました!

お礼日時:2010/10/26 12:34

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