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もし「狂っている」ということを、「理性があるのにおかしなことをすること」と定義するなら、「自分がAだと知っているのにBだということにする」役者は「狂っている」(悪い意味は全くこめていません)と言えるかもしれません。

そして、素人の印象としては、「役に入り込む」、あるいは「役が憑依する」名優は、「自分がAだと言うことを忘れてしまって、完全にBだと思い込んでいる」いるのであり、そうでない俳優よりも「さらに狂っている」と言えるかもしれません。

また、「狂っている」という言葉を使わずに「信じる」という言葉を使うなら、名優とは自分を演じている役だと信じきっていたり、レプリカの銃を向けられているのに本物の鉄砲を向けられていると思って恐れたりする、可能な特異な能力の持ち主だと思います。演じるには、「信じる」ことが大事で、「信じ」てさえいれば、素でいても演技していることになるのかな、という気がしています(映画じゃなくて、舞台なら発声法が大事でしょうし、場合によっては技巧的な演技が必要だと思いますが)。

「演じる」ということを「狂気」あるいは「信じる」という言葉を使ってを論じている書物などをご存知でしたら、どうかご教示いただけないでしょうか。

また、「役者魂」、「役者根性」、という言葉がありますが、どういう意味で使うのが一般的ですか?スタントマンなしで危険な演技(もちろん訓練して)をしたり、あるいは濡れ場を演じることでしょうか。あるいは徹底的に役作りをして、役に入り込むことでしょうか?この二通りの意味で使われている気がするのですが、どうでしょうか。

役作りに関する努力は、古代が舞台の映画で主演する俳優が風呂に入らない、携帯を持たない、など色々耳にすることがあります。少し前には、ジョニー・デップが酒場で酔っぱらって転倒したというニュースがあり、アルコール中毒役を演じるための役作りの可能性もある、と解説されていました。

役作りの逆(「役抜き」とはいいませんよね、なんて言うんでしょう)で、「役が抜けなくなる」ということもあると思うんですが、役作りと併せて、面白い逸話などがあったら、あるいはそうした逸話が集められた書籍があれば教えていただけないでしょうか。

映画で恋人や夫婦役で共演した役者が結婚して、すぐに離婚してしまう、ということが多いように感じるのですか、このあたりは、「役に入る」、「役を抜く」ということと関係があるでしょうか。

あるいは、狂気の役を演じた俳優が本当に精神を病む(最近なら、沢尻エリカに関してこんなニュースが流れましたが)ということは、実際におきたのでしょうか?

「山崎努」の『俳優のノート―凄烈な役作りの記録』という本と、『ドッグヴィル』の撮影風景をおさめたドキュメンタリーを購入したので、まずはここからヒントを探そうと思っています。

僕は役者志望ではないのですが、役者の仕事、精神のありように非常に感心があります。
他に考えるヒントになりそうなものが教えていただければ大変ありがたいです。

A 回答 (1件)

 アクターズ スタジオのインタビュー集は、なかなか面白いですよ。


 成功している俳優、演出家、映画関係者を集めたインタビュー集で、なかなか突っ込んだ意見交換もありました。
 俳優さんの演技スタイルも千差万別のようで、役にはいりこむデ・ニーロのようなタイプもいたり――あくまで役と距離を保ち、どう効果的に観せるかを探求する――アンソニー・ホプキンスのようなタイプもいたりと、興味深いです。
 役者だけをあつかったインタビューではありませんが、扱う視点が多い分、思考の幅が広がり、ヒントには良いかと。
 DVDと書籍で出ているようですので、よろしければ。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
早速チェックしますね!!

お礼日時:2012/11/26 18:37

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