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たとえば、グランド・セイコーにもドルチェにも、年差+-10秒のクオーツ時計があります。

セイコー社の表現するところの「実用時計」として、どのような違いをみなさんは感じていらっしゃいますか。

A 回答 (6件)

はじめまして。



拙い知見と主観ですがよろしくお願いします。

年差クオーツ・・・文字通りで大約は1年当たりの誤差(精度)の保証が月差公差並みのレベルと思います。年差についての一般解説(SEIKOの例)
http://www.seiko-watch.co.jp/support/function/op …

端的なスタートは機械式時計の一般とクロノメーター精度の関係、即ち高精度を求め精度と技術力をクオーツでもアピールし実用化したと思います。
でも水晶発振子の特性や製造・制御方法や温度補正等の多々の技術によって、通常の月差±10秒とか15秒、20秒等よりもハイレベルにする事で、例えば1年はノータッチで誤差修正の必要性もなくなります。

とても乱暴な仮説をすると、年差クオーツの公称公差が保証されてる場合、実用で仮に最悪精度の+または-で1年10秒の同傾向とします。電池寿命が仮に5年としても?電池入れ替え・メンテナンスで次の電池切れ・メンテナンスまでの分単位の一般生活で影響を想定される誤差・修正には及ばない・・・。
より実用・便宜上で快適かつ正確な”実用的な時計”として位置づけされ現代も言われていると思います。
(1秒単位で日常生活を送る一般者は少ないと思いますしそれなら年中修正かストップウォッチですよネ)
日常生活でのタイムスケジュールは大体分刻みですので、公称の最悪の誤差で仮に+側又は-側で10秒/月とすれば、6か月で1分のずれ⇒修正となります。現実的には+公差、マイナス公差が日々の使用環境条件で生じるので、個体差含め様々な状況ですけどネ。

それで更に1日単位でも高精度を追及となるとより精度が高い電波(発信は日本標準時グループ:セシウム原子時計)や衛星での高精度標準時計からの信号をキャッチして誤差補正の技術が出てきます。腕時計本体の精度技術・性能に比べ全く別次元の超精度ですから・・・。
電波式腕時計が世界初で公用されたのが1993年のCITIZEN・7400です。(ドイツ・ユンハウスもありますが近代の多極受信タイプのファーストモデル)
http://citizen.jp/discovery/model/1990ft/rcwatch …

そして、精度upにクオーツ腕時計本体のみならば、制御回路設計やパーツ製作や技術・調整含めやっぱり手間・コストかかっているのが現状の様です。
それに比べ、時計機能としては高価な受信装置を有すれば、デイリーユースで高精度の年差クオーツよりも精度は向上します(現代の電波・衛星は1日1回は受信し精度補正してます)。一般的な精度向上なら普通に電波式が精度の追及だけとしては最適で最高でしょう。

しかし、電波受信できない場合のスペックはよくみると月差±15秒など(もちろん近年一般のモデル例で)・・・ここで素のムーブメントの実力が見られるかと思ってます(一方で電波受信による補正があるから、年差精度を求めていない?も考えられます。そして電波受信の機能価格を含めたトータルコストと対市販価格の関係かと・・・)

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SEIKOベースのお話になるのですが、1970年代量産型のクオーツで月差±5秒のVFAと言うモデルがあります。これが実際の実力で年差公差の始まりとも・・・。

日本クロノメーター検定協会(のち日本時計検査協会)でスイスのクロノメーター基準との整合性を持って規定された精度で、当時の前記VFAはその中でも『JC2水晶ウオッチ試験基準・水晶腕時計検定基準によるAAA級試験に合格』でした。この基準がダントツ桁違いで年差クオーツのベースとなる基準だったと思います。当時のVFAはクオーツでも特別扱いでした。電池ポン替えではなくメーカー修正込み。過去何度か話で聞いてるのですが、滅多に狂わない(気が付かない)くらいだそうです。恐ろしい精度と技術です。VFAの数年前まで機械式時計で日差10秒切るとか、グランドセイコー規格などで日差精度を目標にしていたのですから・・・。

クオーツは水晶発振子で1秒間あたりの時の刻み(振動数)が32,768Hz(機械式のハイビート(36000振動)でも10Hz)。これだけでも数値的な感覚だけでも精度が出るのですが、水晶発振子の素材の安定化とバラつきの低減、温度に対する特性の安定性の問題等があります。ほかに低電圧で駆動するための駆動モーターの精度や性能、パーツ毎のより高精度化などです。

VFAの後にSEIKOはすぐに『ツインクオーツ』を発売します。当時の水晶発振子の水晶原石の切断角度形状がATというタイプで、水晶発振を2個組み合わせして時を刻む基本振動と補助の温度補正のダブルで精度をupしました。当時の『グランドクオーツ』で年差±10秒(と記憶)としています。ツインクオーツの基本思想が他のモデルで後に”キングクオーツ”最高級モデルの”スーペリア”に派生しています。これら最終的には年差±5秒にもなりました。

一方の当時、海外でも年差クオーツはロンジンやオメガでも発売されています。ロンジンが±12秒とか(殆ど興味外なので他にもたくさんあると思われますが一例)

この後に水晶発振子が一つでも精度を上げる方法が確立してます。(基準振動と温度補正管理する副振動を組み合わせ)が、現代の年差クオーツの原点です(これをツインモードクオーツと言われてる)。これでコストがかかる”ツインクオーツ”が生産中止となり世代交代となりました。最初のモデルが『マジェスタ』で年差±20秒。

後の精度upや現行のグランドセイコー、ザ・シチズン等の精度へ向けた近代技術は各メーカーのHPからも垣間見れます。

現代のグランドセイコー等は公称年差±10秒。シチズンの最高級”ザ・シチズン”は年差±5秒。お恥ずかしい話、シチズンはあまり私わかっていないのですが(SEIKOもそう知ってはいない)、シチズンの拘りはまた特別です。趣味外なのでこの程度しか申せませんが。。。日本メーカーのクオーツ式のbasicな汎用時計技術ですら精度と耐久性とコスパで海外に絶対負けない強さと主観ですが常に感じています。

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結局・・・『実用時計』はやはりノータッチでの長期間での精度確保でデイリーユースの修正の必要が無い安定した時計を指すと思います。なので、現状は?年差クオーツとお話されてますけど、一般環境での一般実用だけなら、”年差クオーツ”も”電波式・衛星式”も『実用時計』の域ではと思う次第です。

長文愚答の主観もありますが、検討の参考になれれば幸いです m(__)m
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この回答へのお礼

週末を利用して、お店に足を運んで実物を手に取ってみました。
同じ土俵で比べるのが正しいのか否かは解りませんが、
薄く軽いドルチェの華奢で瀟洒な繊細さと、
グランドセイコーの滑らかなフィット感と心地よい重量感、どちらも魅了されてしまいました。

夏のボーナスシーズンを前に私は愚行を犯してしまったのかも知れません・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=mOD3pCTCn24
http://www.youtube.com/watch?v=M7IQmKs9VAI

お礼日時:2014/06/15 11:06

度々恥の上塗りですみません、



36000⇒5hzです。みっともない誤植続きで申し訳ありません。m(__)m
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この回答へのお礼

つたない質問に関心を寄せて頂いてありがとうございました。

お礼日時:2014/06/15 09:30

NO.2.3です。



NO.4さんのご丁寧なご指摘の通りで、36000振動は2.5Hzです。
誠にご丁寧なご指摘有難うございました。訂正とお詫びを含め・・・m(__)m

ちなみに、ブライツ等の高級モデルもグランドセイコー並みのクオリティありますので~(同価格帯レベルですけどネ)
電波の入りにくい場所(商業施設や病院、山岳部(ケータイが繋がらないところ等)や高圧電線等の特殊環境)では電波のキャッチが出来ない事があります。通常、電波・衛星式はある時間帯(時計内部で設定、深夜や早朝など多種多様)での自動受信補正をかけています(詳細はメーカーやモデルによります)。

とはいえ、使う環境条件さえわかっていれば、屋外等の別の設定環境条件(実際はかなりの範囲で拾えます(時間はかかる)。例えば高層ビルの内部や駅でも。全部とは言えませんが。年差と電波の選択時の検討項目になりますね。
そこから出ない生活ならば、前回答であげた一般環境(メーカー基準ですが)ではないので年差クオーツがbetterです。一方ユーザーに寄りますが一般環境では現実あまりあり得ませんし最初から購入の時時計店のプロは必ず聴くはずです・・・(それでも郊外なら衛星式のほうが受信しやすい)。
その時のために、ボタン一つで強制受信と言う機能があります。これで誤差修正すると言う事になります。この手間を無し?なら年差の意味にもなる。でもデイリーユースの日常一般受信できる(ほとんどの)生活の場合、常用精度を尊重するならば結果は電波・衛星式となると存じます。
さらに海外渡航される方なら電波式は発信局と電波・エリア範囲が決まっているので、該当しない地域は精度の追及では融通利かない。そこで衛星式が近年台頭している状況です(と言っても施設によって電波が受信できない時は現状性能からみて普通の精度のクオーツです)。周囲で海外渡航の方がいますが(中近東等)ほぼキャッチできてるとも聞いてます(あくまで一例)

ただ・・・個人的には時計単体で常用生活で快適(または不便ない)精度が出る事が一番で年差クオーツ。電波受信は二次的かな・・・は私の独り言です。どちらもとなると現状は構造もより複雑ですし高額になってしまいます。販売価格やマーケティング、諸条件のマッチングでメーカーも決めているのでしょうから。それに現実的に普通のクオーツでも一般日常では殆ど不便はない状況でしょう(市場のスペックから見ても)。あとは、クオーツもですが時計自体がタフで壊れにくい事が精度と共に実用時計として最重要のはずです。

実用時計とはいっても得手不得手や融通性もありますから、一点固執では無く使い勝手に則したニュートラルに眺められると宜しいかと存じます。その意味で、より外部に頼らず時計単体の精度が良い年差クオーツは使用環境課においても精度単体ならより有効と思います。

無駄が過ぎました。#4さんへの謝辞と貴殿への誤り失礼を兼ねて、改めてお詫び申し上げます。

m(__)m
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この回答へのお礼

業務中はソーラー電波を使っているのですが、
先の震災時に停波、その後復旧するまでに やはりそれなりにズレていたので、
元々の精度に改めて関心を寄せるようになりました。

お礼日時:2014/06/15 10:05

こんにちは。



普及品のクォーツ時計と差別化されていますよね。
年差クォーツクラスの時計は秒針も植え字(インデックス)にビシッと合わせて取り付けられてますね。
時刻合わせの必要が無いってことはマニアではない一般ユーザーの方にとっては本当に楽でしょうからね。
その方々にターゲットを絞った時計なのかもしれませんね。
あとは、標準電波が届きにくいところでお仕事されている方々は、やはり年差クォーツになるのかな?
建物の中でも結構電波届かない場所有りますからね。
通勤してれば電波拾うのでしょうが、神経質な方には安心感があるかもしれません。

質問内容に沿ってますか?
違ってたらごめんなさい。


#2の方、36000振動は10Hzじゃないです。5Hz(10振動/秒)でした。
よほど知識の有りそうな方ですので打ち間違いでしょうがね。
まあ、質問内容と関係ありませんが…。
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この回答へのお礼

時は流れると言いますが、
時を刻むと言った風情を秒針の動きに感じられるのでクオーツ時計を好んでいます。
おっしゃるとおり、針がピッタリ合うのは心地いいですね。

お礼日時:2014/06/15 09:46

NO.2です。

すみません。誤記で・・・

ユンハウスではなくユンハンスです。大変失礼しました m(__)m
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この回答へのお礼

関心を持って検索してみましたが、
同社は制限のある中で最大限の視認性を引き出そうとしているようですね。

お礼日時:2014/06/15 09:49

昔の時計はいちいち朝あわせたりということが多かったんですね


ラジオとかTVに合わせて時間を調節するというような

でもそれが年差の場合ないじゃないですか
それがないだけでも便利だと思いますよ
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この回答へのお礼

そういえば、自動巻の腕時計を合わせるのが毎朝の父の日課でした。
幼い私は柱時計のゼンマイを、つま先立って廻すのが役目でしたね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/06/12 12:25

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