主人公である源内あおの家に「フレームアームズ・ガール」と呼ばれる小型ロボットが突然送られてくる。「轟雷」という名のそのロボットは当初は人間の“感情”を理解していなかったが、主人公との生活を通し、感情を学んでいく。
先月、NTTレゾナント株式会社と株式会社壽屋の共同プロジェクト「ファクトリーアドバンス・ゼロ」からチャットボット「轟雷ゼロ(ゴウライゼロ)」が公開された。LINEを使い、主人公が「轟雷」と会話するようにトークを楽しむことができるという。
■ちょっとちぐはぐな会話も面白い
「轟雷ゼロ(ゴウライゼロ)」はLINE上で、「轟雷ゼロ」を友達追加することで誰でも簡単に利用できる。友だち追加URLをクリックするか、「友だち追加」から「@fadz」と検索すれば友達追加が可能だ。
筆者も早速利用を開始してみた。友達追加を済ませるとすぐに「轟雷」のアイコンで、「私は轟雷ゼロ。たった今、起動しました」というメッセージが送られてくる。
「轟雷」に向かって様々な言葉を投げかけると、即座に返事が返ってくる。例えば「こんばんは」とメッセージを送ると「こんばんは」という返事が、「おやすみなさい」には「おやすみなさい。マスター、良い夢を。」などと優しい返事を返してくれる。
しかし、作中の「轟雷」が当初は人間の感情を理解していなかったように、投げかける言葉によっては、うまく会話が成立しないこともあるが、ちぐはぐな会話もまた妙に面白い。
■徐々に感情を学んでいくプロジェクト
「轟雷ゼロ」を裏側で支えているのが「ファクトリーアドバンス・ゼロ」というプロジェクトだ。このプロジェクトは、1,700人強の中から選ばれた約100の研究員が「轟雷ゼロ」にgooのAI対話エンジンの学習用のセリフを投入し、「轟雷ゼロ」を育成していくというもの。
研究員たちの絶え間ない努力により、「轟雷ゼロ」は現在もどんどん進化している過程なのである。プロジェクトのレポートや、ファンがツイッターに「#轟雷ゼロ会話育成状況報告」や「#FADゼロ」「#轟雷ゼロ」をつけて投稿しているツイートを見ると、轟雷ゼロの進化の様子やファンの反応が確認できる。
例えば、もうすぐ夏ということで「夏休みはどこに行きたい?」と聞いてみたところ、「マスターはどこに行きたいですか?」と聞き返してくれた。「海に行きたい」と答えたら「海に行きましょう」とノリノリで返事してきた。会話がチグハグだったりすぐに成り立たなくなるが、こうして少しでも会話が成り立つとなんだか嬉しい。
みなさんも今後の成長から目が離せない「轟雷」に向かって色々な言葉を投げかけてみて、思わぬ反応があったらぜひ「#轟雷ゼロ会話育成状況報告」をつけてツイートしてみて欲しい!
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