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五月病になったときにすべきことを医師に聞いてみた

五月病になったときにすべきことを医師に聞いてみた今年のGWは、10連休という異例の長さだった。たっぷり休みを取ってリフレッシュできた人もいれば、休み明けに五月病になってしまった、という人もいるだろう。しかし一言で五月病といっても、症状や原因はそれぞれだ。自分が五月病になった場合や、周囲の人が五月病になった場合、どうすればよいのか。「教えて!goo」にも「5月病アピールがウザイ」と、対処方法に関する質問が寄せられている。そこで今回は、企業や官庁で産業医を務める佐々木規夫先生に、五月病について話を聞いた。

■現実と理想のギャップで陥りやすい


そもそも、五月病とはどんな状態を指すのか。名前は聞いたことがあるが、実態を知らないという人も多いのではないか。

「五月病とは、GW後に会社に行けない、気分が落ち込む、やる気が出ない、だるいなどといった状態になることの総称です。医学的には『適応障害』となることが多いでしょう。4月は、入社や異動などでストレスが高まる時期です。環境についていけない、人間関係をうまく築けない、入社したら目標が無くなったなど、理想と現実とのギャップが大きいほど、現実の生活に適応が難しくなり、五月病のリスクが高まるといえるでしょう」(佐々木先生)

5月といえば新年度で環境が変わり、目まぐるしく変わる日々を乗り切ったばかりという人もいるだろう。更に長期の休みが入ることで、理想と現実のギャップが重くのしかかることがあるのだ。

■五月病は怠け病ではない


自分は五月病だという人に、周りはどう接するべきなのか。佐々木先生に詳しく話を聞いた。

「五月病というと、怠け病のようなイメージがつきがちですが、実際は几帳面で真面目といった人がなるケースが多いようです。五月病だという人に対して『気合が足りない』などと叱責しても、状況は改善しないでしょう。それよりは、原因を考え対応するほうが生産的です。周りの人は、本人が何に対して、どのように困っているかを聞くのがよいでしょう」(佐々木先生)

具体的にはどうすればよいのだろう。

「業務量の調整をする、仕事にサポートをつける、責任を分散するなどの対策が考えられます。一方で、すぐに療養を取らせることは勧めません。当然、療養が必要となることはありますが、原因は現実の課題。仕事をしながら乗り越えられるように支援するのが大事でしょう」(佐々木先生)

他人がなった場合の対処法は分かったが、五月病は他人事ではないかもしれない。自分がなってしまった場合は、どうすればよいのだろう。

「症状が続くならまず医療機関を受診しましょう。五月病だという人は、自分の能力不足や周囲との不和を訴える人が多いです。仕事と能力のミスマッチや周囲との関係、業務の量や質などの要因が背景にあります。理想と現実とのギャップを感じる理由を探ることが必要です。また、同僚などに話をして、早めに悩みを共有することも重要です」(佐々木先生)

一時的な病気なのであれば、うまく対処して乗り切りたいところだ。

■もっとも大事なのは予防


五月病は、なったあとの処置も必要だが、まずならないように予防することが重要だという。

「まず生活リズムを一定にして、質の良い睡眠をとること。ありがちな原因は、連休中の生活リズムの乱れです。夜更かしが多いと睡眠サイクルを乱し、生活適応力を低下させます。次に、周囲とコミュニケーションをとることです。職場の同僚や家族、友人などとの対話を大切にしましょう。信頼できる相手に悩みを話すことは、解決しなくともストレスの軽減になります。また、ストレスに向き合う力を高めることが大事です。趣味に時間を使うなど、自分に合ったストレス発散法をいくつか持ちましょう」(佐々木先生)

五月病は当事者だけでなく、周囲の対策も必要だ。五月病の人を増やさないために、周囲ができることはあるのだろうか。

「職場での対策も重要です。まずは孤立させないこと。悩みがあるようなら受け入れてあげましょう。周囲の人は、積極的に声をかけるなど、気軽に相談しやすい職場作りに努めてください。次に、きちんと休める環境を作ることです。休みが取れないと、疲労が蓄積して不調をきたすことがあります。また、ハラスメントを防ぐことも大切です。ハラスメントは、 個人の体調不調を引き起こすだけでなく、職場の不公平感を高め士気を低下させます」(佐々木先生)

五月病は気の持ちようでどうにかなるものではないようだ。周囲の理解と適切なストレス解消が必要となる。「自分が五月病かも?」と感じたら、まずは誰かを頼ってみることをおすすめする。

●専門家プロフィール:佐々木規夫
産業医科大学医学部医学科卒業。東京警察病院を経て、HOYA株式会社の専属産業医及び健康推進グループ統括マネジャーとして健康管理に従事。現在は精神科医として勤務する傍ら、上場企業や主要官庁の産業医を兼務している。

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