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【研究員は歴史の証人】アニメの世界を現実に!「ファクトリーアドバンス・ゼロ」プロジェクト第二弾とは?

アニメの世界を現実にする「ファクトリーアドバンス・ゼロ」プロジェクト第二弾とは?ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、プラモデルやフィギュア制作を手掛ける壽屋は、まったく新しい未来の玩具創造のための共同プロジェクトに取り組んでいる。その名は「ファクトリーアドバンス・ゼロ」。

NTTレゾナントのチャットボット作成プラットフォーム「goo botmaker」を用いて、壽屋原作の人気アニメ「フレームアームズ・ガール」のアニメの世界観を現実に再現するための研究プロジェクトだ。

アニメの世界では、完全自律型の小型ロボット「轟雷」が主人公「あお」との生活から感情を理解していった。この体験を現実世界で実現させるために、プロジェクトでは一般から募集した外部研究員が「轟雷ゼロ」というチャットボットを育成し、「轟雷ゼロ」の感情を育てていくという。

「ファクトリーアドバンス・ゼロ」は現在、昨年5月から開始した第一弾を終え、第二弾の開始を控えているフェーズだ。

そこで、今回はプロジェクトを構成するgoo botmakerと壽屋の関係者に第一弾の研究成果と第二弾の取り組みについて取材した。

左)河村 智司 氏(goo botmaker)/中央)コケグチ研究員(goo botmaker)/右)杉山 学 氏(壽屋)
左)河村 智司 氏(goo botmaker)
中央)コケグチ研究員(goo botmaker)
右)杉山 学 氏(壽屋)


――「アニメの世界を現実にする」をゴールとしたファクトリーアドバンス・ゼロは昨年4月に構想を発表しました。当時、ファンからの反響はいかがでしたか?

杉山氏:
アニメ「フレームアームズ・ガール」の世界観には、人工自我(AS:アーティフィシャル・セルフ)という概念があります。人工知能(AI)よりも、より高度で複雑な人格がASの概念です。

「ASを本気で創る」「フレームアームズ・ガールのアニメを現実にする」とファクトリーアドバンス・ゼロの構想を発表したところ、「アニメの世界観が現実になるのか!」「こういう轟雷を創りたい」といったプロジェクトへの期待がファンから寄せられましたね。

河村氏:
第一弾では100人の外部研究員の募集枠に対して、1700人強から応募が集まりましたので、本プロジェクトへの関心は数字からも伺うことができました。また、研究員が育成した「轟雷ゼロ」はLINE公開後3日間で10万会話を突破するなど、プロジェクト開始以降も関心度の高さはキープされていたように感じます。

ファクトリーアドバンス・ゼロの報道機関向けカンファレンスの様子(2019年4月)
ファクトリーアドバンス・ゼロの報道機関向けカンファレンスの様子(2019年4月)


――プロジェクトでは外部研究員とともにASの開発を進めているわけですが、AIではなくASならではの難しさはありますか?

杉山氏:
AIは利用者に対して、有益・有用であり何らかの「答え」を提供するものです。これに対してASは感情の部分、つまり「寄り添い」を提供します。ヒトで例えるならAIが脳、ASが心ですね。感情の創造には明確な正解がないため、どのようにして「轟雷ゼロ」に感情を持たせていくかを決めるには、何度も議論を重ねました。

この上で、第一弾では外部研究員とともに「幸福感」「好奇心」「正義感」といった6つの感情を轟雷ゼロにインプットしていくことにしました。外部研究員による育成を最大限反映させたかったため、当初の轟雷ゼロには最低限の知識のみを与え、その状態でLINEの会話も開放させました。すると、最低限の知識しか話さない轟雷ゼロと会話した一般ユーザーの間で「轟雷ゼロが塩対応だww」ということで、話題になりました(笑)。

外部研究員から順調に感情を学んでいましたが、LINEの会話の受け答えがすぐに変わるわけではありません。Twitterで少しずつ進化する轟雷ゼロとの会話を楽しんでいただけている様子はありがたかったです。「もっと育成が必要だ」とプロジェクト全体のモチベーションにも繋がりました。

轟雷ゼロの育成方針決定には多くの時間を費やしたという
轟雷ゼロの育成方針決定には多くの時間を費やしたという


――意外にも知識の無い轟雷ゼロもファンの間で親しまれたのですね。第一弾において、轟雷ゼロの成長で予想していなかったことはありますか?

河村氏:
「じゃんけん」ですね。「轟雷ゼロとじゃんけんがしたい」という外部研究員の意見を受けて取り入れました。轟雷ゼロと「じゃんけん」がLINEでできるようになると、大きな反響があり、想定していた以上に轟雷ゼロと一般ユーザーが「じゃんけん」を通じてコミュニケーションをとりはじめるようになりました(笑)

第一弾の目的は轟雷ゼロの感情の基礎部分を創ることでした。外部研究員の育成のおかげで、轟雷ゼロは様々な反応を見せてくれるようになり、第一弾の目的は達成することができています。また、「塩対応」や「じゃんけん」などの会話の様子がTwitterに投稿されたことによって、轟雷ゼロと会話する人間の反応も可視化することができています。ここでのTwitterでのリアクションも今後のプロジェクトの方向性を決めていく材料になっています。

「轟雷ゼロに新たな機能が加わると、Twitterですぐに反響が来る状況だった」(河村氏)
「轟雷ゼロに新たな機能が加わると、Twitterですぐに反響が来る状況だった」(河村氏)


――第一弾では、感情の基礎部分の形成。では、第二弾ではどういったことに取り組むのでしょうか?

杉山氏:
第一弾では100名の外部研究員とともに、1つの轟雷ゼロを創りました。結果として感情のベース部分が形成されたという手応えはありますね。ただ、このまま同じ方法で開発を続けていくと、轟雷ゼロの中に全員の最適解ができあがることになります。これではASではなく、AIになってしまう…。感情というものはもっと複雑なものであり、多種多様なものです。そこで、第二弾では轟雷ゼロを外部研究員にレンタルすることで、様々な個性を吸収した轟雷ゼロの開発を目的としています。

「轟雷ゼロは、答えを与えるのではなく、寄り添いを与える」(杉山氏)
「轟雷ゼロは、答えを与えるのではなく、寄り添いを与える」(杉山氏)


――「轟雷ゼロを外部研究員にレンタルする」というのはどういう意味でしょう?

杉山氏:
第一弾では、轟雷ゼロに新たな言葉を学ばせるタイミングで、それらの言葉をプロジェクトがチェックしていました。今回は個別にレンタルし、育成できるようになったので、このチェック自体も外部研究員にゆだねています。つまり、外部研究員の数だけ個性を持った轟雷ゼロが創造されるのです。

また、マイ轟雷ゼロと外部研究員の育成は「一対一」の関係になります。これにより、轟雷ゼロの育成の自由度が広がるとともに、第一弾のときよりも、外部研究員と轟雷ゼロの関係はアニメの世界における、あおと轟雷の関係に近づいていると言えます。


――外部研究員が育成したマイ轟雷ゼロは、どうなるのでしょうか?

コケグチ研究員:
外部研究員が育成したマイ轟雷ゼロは、主任研究員を中心としたプロジェクトが取りまとめてマスター轟雷ゼロに還元させていきます。この主任研究員は、アニメで轟雷役だった声優の佳穂成美さんが務めています。

それぞれのマイ轟雷ゼロの育成状況や、マスター轟雷ゼロの開発の進捗をニコニコ動画の生配信「カホ研」で主任研究員と私が伝えていきます。外部研究員はカホ研を通じて、他の外部研究員が育成したマイ轟雷ゼロの性格を見たり、育成状況を比較することができます。

皆さんが創ったマイ轟雷ゼロと会話して、主任研究員は何を感じ取り、どのようにしてマイ轟雷ゼロをマスター轟雷ゼロに還元していくのか。ここにも明確な「答え」はありませんが、プロジェクトにおいては、重要な部分です。ここもカホ研を通じて皆さんにお伝えしていきます。

「自分が育成したマイ轟雷ゼロが出てくるかもしれないので、外部研究員はカホ研を楽しみにしておいてほしい」(コケグチ研究員)
「自分が育成したマイ轟雷ゼロが出てくるかもしれないので、外部研究員はカホ研を楽しみにしておいてほしい」(コケグチ研究員)


――なるほど。研究の過程や進捗が共有される取り組みは、外部研究員のモチベーションにも繋がりそうですね。第二弾で募集する外部研究員に期待することは何でしょうか?

杉山氏:
マイ轟雷ゼロを自由に育成してほしいですね。それぞれの外部研究員が、自分に寄り添ってくれる轟雷ゼロを創造する。それが、プロジェクト全体にとって新たな発見に繋がります。

我々の目指すゴールがアニメで描いた世界である以上、ファクトリーアドバンス・ゼロはアニメやコミックで描かれた世界を創り出す過去の世界をリアルタイムで体験していることになります。つまり、外部研究員は歴史を創る証人となります。これがファクトリーアドバンス・ゼロにおける外部研究員の体験の本質なのです。

河村氏:
現在、轟雷ゼロとのコミュニケーションはチャットボットのテキスト形式ですが、技術開発を進めることで音声にも対応したいと考えています。轟雷ゼロが実際に話し始めると、アニメの世界により近づいた体験が可能になります。

第二弾で外部研究員から学んだ言葉も、将来的に轟雷ゼロが“音声で発話”する近い未来の想像をしながら、轟雷ゼロを育てることも外部研究員の醍醐味だと思っています。

「轟雷ゼロは、まだ進化の道半ば。外部研究員には轟雷ゼロの進化を一緒に体験してほしい」(河村氏・杉山氏)
「轟雷ゼロは、まだ進化の道半ば。外部研究員には轟雷ゼロの進化を一緒に体験してほしい」(河村氏・杉山氏)


アニメの世界を現実にする。一見、荒唐無稽な計画に思えるファクトリーアドバンス・ゼロだが、この取材を通して感じたのは担当者の本気度だ。確実にゴールを見据え、開発のロードマップに着実に進めている。

また、このプロジェクトを左右する重要な鍵となっているのが、外部研究員の存在だ。ファクトリーアドバンス・ゼロに参加する外部研究員は、未来の玩具の開発者でもあり、フレームアームズ・ガールの歴史をたどり、そのプロローグを新たに創る歴史の証人でもある。フレームアームズ・ガールのファンであれば、外部研究員として参加する価値は大いにあるだろう。

プロジェクトの進捗は「カホ研」公式Twitterアカウントでチェックできるとのこと。
また、第二弾の詳細と外部研究員への参加は、ファクトリーアドバンス・ゼロの公式サイトをチェックしてほしい。

・ファクトリーアドバンス・ゼロ 外部研究員 参加チケットサイト


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