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【ホワイトデー特集】ホワイトデーの仕掛け人に質問!好意がない相手にお返しは必要?

ホワイトデーの仕掛け人に質問!好意がない相手にお返しは必要?3月14日のホワイトデーといえば、男性が女性にバレンタインのお返しをする日。意中の女性や彼女、妻などへのお返しならよいが、好意がない相手にもお返しする必要があるのか? お返しをする場合、好意がないことを伝えるべきか?などと、密かに疑問を抱える男性諸君はきっと多いはず。そこでホワイトデーの生みの親である、全国飴菓子工業協同組合の中西信雄さんに話を伺った。

■好意がない相手にもホワイトデーにお返しは必要?


ホワイトデーでお返しをすることは、相手の気持ちに応えることになるのだろうか。そうであるならば、相手に対して好意を持てなければ、お返しする必要はないのだろうか。あるいは、お返しはするけれど、好意がないことをきちんと伝えるべきなのか。

「そのように難しく捉える必要はありません。相手への好意の有無にとらわれず、あくまでバレンタインのお返しをする日として気軽に考えて欲しいです。かつては『貰ったチョコレートの3倍返し』などと高価なお返しが流行った時代もありましたが、もともとはお礼の気持ちを込めて、ささやかなプレゼントをすることから始めたイベントです」(中西さん)

重く考えず、相手の気持ちに応じたお返しができればよいとのことだった。

■ホワイトデーはどのように誕生したのか


「ささやかなプレゼントをすることから始めたイベント」とのことだったが、具体的にホワイトデーはどのように誕生したのか。続けて話を伺った。

「全国飴菓子業協同組合は1978年6月、キャンディーの需要拡大を図るため『ホワイトデーはキャンディーの日』と決定しました。バレンタインデーにチョコレートを貰ったら、同じチョコレートでお返しするのではなく、『キャンディーを贈る日にしてみたらどうだろう』という発想から実施し、定着させていきました」(中西さん)

ホワイトデーは、キャンディーの販促を目的とするイベントという噂は本当だった。

「当初は、『女性から頂いたチョコレートと同等程度の価格のキャンディーをお返ししよう』という気軽なものでした。ひとつのコミュニケーションツールとしてキャンディーを利用して欲しいと働きかけていましたが、クッキーやマシュマロなどで代用されてしまうこともありました」(中西さん)

もともとは“気軽にお返しをする日”だったホワイトデー。どのように流行らせたのだろう。

「キャンディーは砂糖からできているので、白い砂糖から『ホワイトデー』と名付けたという経緯をキャンペーンやイベントなどで公表したり、ビルの垂れ幕やポスターなどで告知しました。白は、『純白』や『純愛』などピュアな気持ちを表す色でもあり、『“あなた色に染めてほしい”という意味を込め、キャンディーを贈ろう』などとキャッチコピーを掲げ、浸透させていきました」(中西さん)

その裏では巧みなロジックでのプロモーションが仕掛けられていたのだ。

■ホワイトデーでリベンジ!?


ちなみにバレンタインに意中の相手からチョコレートをもらえなかった男性は、ホワイトデーでリベンジをするのも手だという。

「バレンタインデーにチョコレートを貰えなかった男性は、ホワイトデーにキャンディーをプレゼントし、来年のバレンタインに期待するのも悪くないです」(中西さん)

「教えて!goo」にも「ホワイトデーの日に何かプレゼントし、食事に誘うのってどうですか?」という質問が投稿されていた。ホワイトデーでリベンジの時代もくるかもしれない。

さらに中西さんは最近のバレンタインデー、ホワイトデーをどう見ているのかを聞いた。

「最近ではバレンタインデーに高価なプレゼントを贈って気持ちを伝える女性も多く、ホワイトデーもお菓子だけに留まらなくなってきている場合もあるでしょう。時代的に仕方ないことかもしれませんが、高価な贈り物だからといって気持ちが伝わりやすいわけではないですよね」(中西さん)

確かに本命には高級チョコレートを!という風潮がある。高価な贈り物=自分の本気度ではないことを改めて知っておきたい。

こうして中西さんのお話を聞いていると、昨今のホワイトデーは、昔に比べてとても気を使うイベントになってしまった。もともとの趣旨に立ち返り、シンプルに相手の女性へ“自分なりの”お返しができればよいのだが……。そしてその日を告白のチャンスにするのも大いにアリなのではないか。

●専門家プロフィール:中西 信雄
全国飴菓子工業協同組合の理事長を経て、現在は顧問として従事。株式会社みやこ飴本舗会長。ホワイトデーの仕掛人、生みの親といわれ、平成13年秋に藍綬褒章、平成18年秋に旭日小綬章を受章。
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