■プライベートのスケジュール管理は面倒?
「夫婦間のスケジュール共有について。私のお願いはワガママですか?」によると、「夫は医療職で、勤務時間は不規則です。1年位は順調でしたが、次第に夫がアプリへの予定登録を忘れるように。私が予定にルーズなのが気になる性格であることは夫にも伝えてあるのに、直りません。私を尊重してないからだと思えてきました」とのこと。
こうした悩みは、「うちは旦那の希望でリビングのカレンダーに予定を書くようになりましたが、旦那は見ずに明日の予定を聞いてきます。イラッとします」(minamoto-genさん)という声もあるように、夫婦の「あるある」としてよく語られる。一方で、
「面倒ですね。仕事でもないのに何故そんなことをしなければならないのか… (中略)……怒るのではなくなぜアプリを使わないのか、使いたくないのかを知るべきだと思いますよ」(hitumabusi2017さん)
という意見も。元々マメな人にとっては苦にならないだろうが、タスク管理が苦手な人ほど面倒に感じるというのは理解できる。とはいえ、1年間は順調に運用していたとのことなので、夫の性格がだらしないということではなさそうだ。
「どうして、スケジュールを知りたいかよく理解してもらいたいですね」(minamoto-genさん)
もしかすると、妻に対する義務感や、「やらされている感」が、次第に強くなってきてしまったのかもしれない。妻はなぜそこまで夫のスケジュールを知りたいのか、まずは自分に問いかけてみる必要がありそうだ。
■「私にとっては大変じゃない」は危険信号!
しかし、単に「夫を自分の思い通りに管理したい」「私が正しいから」というような理由の場合、注意が必要だ。
「『私は苦じゃない』の『私理論』で『だから相手も大変じゃないはず!』とは思い込まぬように。人には得手不得手があるし、忙しい時期とそうじゃない時期では感じ方も変わりますからね。(中略)……『お互いのスケジュールを把握できている』ことは理想的ですが、それを重要視するあまり、相手に本音が言えなくなったりギスギスしたりしちゃ元も子もないからね」(hokkai_1010さん)
夫がタスク管理を苦手に感じるなら、妻が足りない部分をフォローするといった選択肢もある。
「あなたが、旦那様が持って帰ってきたシフト表を、家の皆が見れる場所に大きめのカレンダーを張って、それに書き込んではどうですか?」(ぽよぽよママさん)
本来、スケジュール共有アプリは夫婦のすれ違いを防ぐためのもの。そのせいでケンカをしていては本末転倒だ。もう少し、互いのニーズに合った方法を探りながら、妥協点を見つける必要がありそうだ。
(酒井理恵)