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カプコンの人気アクションゲーム『戦国BASARA』が舞台化され、今年で10周年。そのシリーズ第16作目となる「斬劇『戦国BASARA』天政奉還」の公演がいよいよスタートする。同作にはこれまでで最多の17武将が出演しているが、今回はそのうち新キャストとなる徳川家康役の永田聖一朗さん、足利義輝役の久保田秀敏さんにインタビューを敢行。作品への想いや、公演にかける意気込みを伺った。──まずは、出演が決まったときの気持ちを教えてください。
久保田：『戦国BASARA』シリーズについては以前から知っていて気になっていたのですが、まさか自分がその作品に携われるとは思ってもいませんでした。しかも10周年というタイミングで。その節目となる公演にふさわしいような（足利義輝という）堂々たる「帝」を演じることができたらいいなと思っています。
永田：僕も10周年という節目に徳川家康として出演することができて本当に光栄ですし、嬉しく思います。やるからには力を尽くして頑張りたいですし、新しい風を吹かせられるような「家康」をお客様にお届けしたいです！
──おふたりとも衣裳がバッチリ決まっていて、まさに家康と義輝そのものですよね。
久保田：色合いもディテールも原作にすごく忠実ですよね。ひとつひとつ手作りですし、生地にもこだわりがありますし。ただ、義輝は身に着けるものが多いこともあって、今の季節にはちょっと暑いです。いいダイエットにはなりそうですが（笑）。
永田：僕はその点、お腹が出ている衣裳なので……。逆に冷やさないようにしないと（笑）。
久保田：今回、日程限定でキャストがジャージ衣裳で演じる「特別衣裳公演」も上演されるのですが、そのジャージも染色からデザインまで全部オリジナルなんですよ。
永田：しかも、そのデザインがかわいいんですよね。僕はまだジャージ衣裳の方は着ていないのですが、武将に合わせて少しずつデザインも異なっているようなので、今から着るのが楽しみです。
──義輝は武器も印象的ですよね。しゃもじみたいな独特の見た目で……。
久保田：しゃもじ！ 確かに（笑）。正式には笏というんですけど、刀になったり、槍になったり、弓になったりするんですよ。しかも今回はほかの武将の戦闘スタイルを真似たりもするので、覚える殺陣のパターンも多くて。そこが大変ではありますが、見どころのひとつにもなっているので、ぜひ楽しみにしていてください！
永田：僕が演じる家康は拳で闘うスタイルなので、武器は使わないんですよ。その信念はかっこいいと思いますが、ほかの武将がうらやましい部分はありますね。やっぱり刀などの武器を使った殺陣もやってみたいですから。
久保田：今回、家康が武器を使える可能性があるとしたら特別衣裳公演のときかな。
永田：特別衣裳公演は、前作（「斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世」）の笑いに特化した演目「笑劇」のように、いろいろな仕掛けがあって良い意味でぶっ飛んでますからね。
久保田：演出のヨリコ（ジュン）さんは現場で生まれるものを積極的に取り入れてくださる方で、意外なアイデアが採用されたりするんです。
永田：なかには「本当にいいの？」と思うようなものも採用されたり（笑）。だから予想もつかない展開があるかもしれないですよ。
──そんな話を聞くと本編と特別衣裳公演、両方とも観たくなります（笑）。最後に読者の方へのメッセージをお願いします。
久保田：僕が演じる義輝は、人の上に立つ人間ゆえの孤独を抱える人物。その葛藤や寂しさ、熱い想いなどを観ていただけたら嬉しいですね。ぜひ劇場でお会いしましょう！
永田：家康も自分の中で葛藤を抱えている人物。その内面や「双腕」としての石田三成との関係性などを丁寧に出して、自分なりの家康像を作っていけたらと思っています。楽しみにしていてください！
ちなみにインタビュー中で言及のあった特別衣裳公演は、7月18日と19日（東京公演）、7月27日（大阪公演）に上演される予定。このほか海祭や夏祭などのイベントも用意されているので、ファンの方はぜひチェックしてみて！ なお、「教えて！gooウォッチ」では、今作をもって卒業する伊達政宗役の眞嶋秀斗さんと真田幸村役の松村龍之介さんにもインタビューを実施しているので、そちらの記事も併せてチェックしてほしい。
歴史に名を残す武将たちが活躍する「斬劇『戦国BASARA』天政奉還」。「舞台化されたら見てみたい歴史上の事件はある？」ということで「教えて！goo」で意見を紹介中だ！
「斬劇『戦国BASARA』天政奉還」公式ホームページ
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