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臨床心理士が分析。子どもが嘘をつく4つの理由と、親がすべきこと

臨床心理士が分析。子どもが嘘をつく4つの理由と、親がすべきこと「宿題やった?」と聞かれ、思わず「やった!」と答えるなど、子どもが親につく小さな嘘。これだけなら微笑ましいが、あまりに回数が多いと、「うちの子は、もしかして虚言癖?」と不安になる人もいるだろう。そこで、嘘をつく子どもの心理とその対応について、専門家に聞いた。

■子どもがつく嘘は大きく4種類


「教えて!goo」には、「中3息子ですが、話す事ほとんどが嘘です」という質問が投稿されている。質問者の息子は、自分の身に起きたエピソードを「大きく盛って話す」とのこと。

「これだけで虚言癖と断じるのは厳しいですね。事実を曲げて話すことで誰かを窮地に追い込むとか、甚大な被害を与えるのでなければ、別によいのではないでしょうか。いちいち疑っていたらキリがないですし、疲れてしまいますよ」

と話すのは、臨床心理士の資格を持ち、幼児から成人までの発達障害を支援する「こどもとおとなの訪問発達サポート Apila」代表・竹厚誠さん。ただし、子どもがつく嘘でも、気をつけるべきものはあると続ける。

「ざっくり言うと、(1)叱られないために反射的につく嘘、(2)周囲の注意を引くための嘘、(3)つき通せた成功体験でクセになっている嘘、(4)周囲を振り回すことが目的の嘘の4つです。まず(1)は、嘘がバレて信用を失う危険よりも、その場で『叱られる』ことを回避したい欲求が勝る場合に起こります。この場合、日常で叱り過ぎていないかを親御さんが振り返ってみるとよいでしょう。叱られるような悪い子だと思われたくない、自分の立場を守りたい、という心理が隠されているかもしれません」(竹厚さん)

(2)は、いわゆる「かまってちゃん」のケースだ。

「時間がかかるかもしれませんが、その子がなぜ『そんな嘘をつかないと周囲の注意を引けない(愛情を与えられない)』と思い込んでいるのかを探って、その必要はないことを示してあげましょう。(3)クセになっている嘘は、親が『本当だな?嘘だったら怒るからな?』などと脅しておきながら、嘘かどうかちゃんと確認しないことの繰り返しで、強化されてしまったものです」(竹厚さん)

あまりに嘘がくり返されるようなら、親もその都度真偽のほどを確認する姿勢が大切だという。

■嘘をつく子どもへの接し方


さて、ここまで述べたものに関しては、少なからず誰しも一度は経験があるのではないだろうか。しかしながら、(4)周囲を振り回すことが目的の嘘は、非常に厄介だという。

「これは、“かまってちゃん”が歪んだ形です。嘘によって周囲の人が傷ついたり、振り回されたりしていることを、その子が愛情と受け取る場合があります。それだけ自分のために必死になってくれる、という事実が必要なのでしょう。この場合は、長い時間をかけて子どもと向き合っていく必要がありそうです」(竹厚さん)

では、どのように向き合ったらよいのだろうか?先に挙げた3つにも共通する、親がすべき対応を教えてもらった。

「嘘はいけない行為であると教えること、嘘を正直に告白できた場合は叱らないこと、嘘をつかなかった場合は褒めること、この繰り返しにつきると思います。また、『嘘をつかれると傷つく』と伝えることも大切です。しかし、まれにそのような“感情”に訴える方法では理解しにくい子どもがいます。その場合は、嘘をつくことで信用を失くすデメリットをしっかり説明してあげましょう。“感情”よりも、“損得”をベースにして話す方が理解しやすいお子さんには、そのやり方を試してみてください」(竹厚さん)

嘘をつくことのデメリットは、例えば「友達が離れていくよ」といったことだ。ただし、「嘘をつくと信用をなくすよ」ではなく、「嘘をつかないと信用されるよ」という伝え方が理想。“罰”の伝え方は即効性があるのでついそちらに頼りがちになるが、長期的にみると“賞”の方向で伝えることが大切だという。

■「嘘つき」のレッテルは貼らないで


最後に、嘘をつく子に絶対やってはいけないことを聞いてみた。

「まず、その子に『嘘つき』とレッテル貼りをすることはやめましょう。周囲が『次は嘘をつかない』と信じてあげる姿勢を見せないと、その子は正直になれません。また、身体的な暴力による罰も避けましょう。その被暴力体験は、恐らく嘘をついた罪悪感を消し去り、被害的な体験としてのみ、その子の中にいつまでも残ります」(竹厚さん)

日常的な嘘は、子どもからのSOSであることも。親も日頃の行いを省みる必要があるのかもしれない。

●専門家プロフィール:竹厚誠
「こどもとおとなの訪問発達サポート Apila」代表。乳児から成人まで、発達検査や知能検査、カウンセリングなど、自宅訪問による幅広いサービスを提供。一人ひとりに寄り添い、その人の長所を見つけて伸ばす支援を行う。臨床心理士として、国立医療機関にも所属。

(酒井理恵)

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