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<特集・和田亮一/第3回>自殺未遂も!? マインドチェンジで、どん底からの生還

<特集・和田亮一/第3回>自殺未遂も!? マインドチェンジで、どん底からの生還前回の記事では、劇団PEACE時代の話を中心に、和田さんの経営者としての側面を垣間見ることができた。そして今回は、いよいよ和田さんの仕事論についてお聞きしたいと思う。

■ビジネスを知らなかった故に感じたもどかしさ


――下積み時代に苦労したエピソードはありますか?

苦労話っていうか、当時はビジネスのことを知らなかったということが、悔やまれますね。
普通に大学卒業して社会人になっていたら、月々の目標に向かって、マイルストーンを組んで進むのが普通でしょう。でも当時は、僕を含め全員がそのことを分かっていなかったんです。

――それで、いろいろと苦労されたと?

それを苦労とは別に思わなかったんですが、今思うと、これを知っていたら全然結果は違っていたんだろうなと思いますね。だから、今僕が劇団をもう一回やったら、3000人絶対に埋める自信はあります。でもそのときは、ビジネスを知らなかったばっかりに、誰にもノウハウを教えたりすることもできなかったんです。みんな外の世界を知らな過ぎたので、目標数もいかなかったし、全員ビジョンがないまま終わってしまったというわけです。

――つまり、ビジネスを知らなかったので、ノウハウがない。それを考えると非常にもどかしいと。

もどかしいですね。僕が一番悔しかったのが、「成功できなかった」、「目標達成できなかった」という部分です。劇団員に、誰一人よい思いをさせてあげられなかったというか。劇団解散後、今も芝居を続けている人は1人位しかいないので……。

――なるほど、志半ばに終わったというのが、悔しかったんですね。

■自殺未遂からのマインドチェンジ


――劇団解散後は、どんな状況だったんですか?

僕は一度自殺未遂したことがあって……。劇団解散後、結構な借金ができてしまったんです。最後の舞台に、すごいお金をかけたんですよ。後悔したくなかったんで。

――えっ、自殺ですか?

劇団も解散しましたし、まあそうなると親にも言えないし、仲間も離れていったり。お金もないから、誰も触れられないんですよね。みんな、離れていってしまった。結局、僕は1人になってしまって……。

――それは、かなりキツイ状況でしたね。

当時、西麻布でバーを経営していたんです。劇団が解散する前のタイミングで、経営は割とうまくいっていて。そういう意味では、好調なタイミングで劇団解散となったんです。劇団解散してやることもなかったんでバーに行くんですけど、借金の支払い催促が怖くて、バーが開けられない日々が続きました。そして、仲間もいなくなってしまって、自殺しようかなと思ってしまったんです。毎日、自殺の仕方を検索して見たり、実際にちょっとやってみたりもしました。

――実際に、自殺しようとしたんですね。

でも、そうなったときに、結局死ねなかったんです。で、まあ死ねないってことは、「とりあえずやるしかない!」ってことだと思ったんです。「僕はゼロだ」と思って、「死ななきゃいいんだ」って思えた瞬間から、仕事というもの、お金を稼ぐことを学んでみようというマインドに切り替わりました。

――どん底を見て、あとは這い上がるしかないと思えたってことでしょうか?

そうですね。持論としては箕輪厚介さんじゃないですけど、「死ぬこと以外かすり傷」そういうもんだなって思って。「死ぬよりツライことないじゃん!」って。とりあえず、ガムシャラにやろうという感じでしたね。

――ここから、いよいよ和田さんの快進撃がはじまるわけですね!


一度どん底を見て、這い上がってきた経験が、現在の和田さんが貪欲に活動できる源になっているのだろう。さらに、和田さんの仕事論について切り込みたいところだが、次回はなんと、「教えて!goo」の読者のお悩みに答えていただけるそうなので、こうご期待!



和田 亮一(わだ りょういち)プロフィール
和田亮一脚本家・演出家として舞台・イベントを中心に数多くのエンターテインメイントを創作する。養成所での講師、ウェディングや企業の表彰式など、枠にとらわれず数多のイベントの構成、演出、プロデュースを手掛ける。2014年それまでのアングラなイメージであったラップという文化を「学校で学べるもの」と一新し、“新たなコミュニケーションの形”・“教育の形”として多数のメディアに取り上げられる。世の中に現象を生み出し、常に新たな文化を作り出すことを信念にしている。2018年社会現象となった映画『カメラを止めるな!』の原作を手がけた。現在はIT企業の役員、スタートアップの創業支援など行っている。2019年4月に、リアルを超えた世界で、夢を実現させるVRプロダクションマボロシを設立。最近では、カナダ人落語家 桂三輝(サンシャイン)のNYブロードウェイ公演応援プロジェクトをスタートさせるなど、精力的な活動を続けている。
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